龍宮

2005年9月30日 読書
ISBN:4167631040 文庫 川上 弘美 文藝春秋 2005/09/02 ¥460

★★★☆☆

川上弘美さんと言えば「センセイの鞄」が有名ですね。
私も前に読みましたが。
ほんわかしたって感じ?

この「龍宮」は、人ならざるもの達のお話です。
なんだか不思議で、わけわからなくて、でもなんかわかるような・・わからないような。

独特の雰囲気は好きです。

内容(「MARC」データベースより)
小さな曾祖母、人間界になじめなかった蛸、海へ帰りたがる海馬。遠いカミの世から訪れたものとの愛情を描く。

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ところで、ちょっと前に読んでいた本が、なかなか進まなくて。
面白くないわけじゃないんだけど・・・。
それでしばらく本から離れてました。
でも、なんとなく他の本が読みたくなって、この本を購入。
また本読み生活に戻してくれました。

なんでだろー。決して面白くないわけじゃないのに。
しかも、その本間違えて下巻から買ってしまったので、絶対いつかは読まないと。
ISBN:4122043859 文庫 今野 円輔 中央公論新社 2004/06 ¥980

うっかり買ってしまいました。
なんだか最近妖怪付いているので。
高いのにぃ・・・。

日本に言い伝えられている妖怪の話が沢山載っています。
同じような妖怪が地方によってこう呼ばれていて、こういう話が残っている、と言う感じで書いてあるので、比べられて面白い。

しかし、日本には昔、沢山の妖怪がいたんですね。
人間が怖くなかったってことかな。
今は人間が一番怖いですもんね。

いやーしかし、妖怪、楽しいなぁー!
下巻も買っちまおうか。
迷うな・・・。

ガダラの豚

2005年9月2日 読書
ISBN:4087484823 文庫 中島 らも 集英社 1996/05 ¥530

★★★☆☆

1巻読んで終わりだと思っていたガダラの豚。
古本屋で3巻だけゲットしたのを皮切りに2巻を探してさ迷い歩き、なんとか揃えて読みました。

いやぁ、面白かった。
呪術ってホントに暗示みたいなものなのかな。
でも、ほんとに亡くなったりするみたいだし。
え。これはほんとのことなのか?

ていうか、呪術なのか?トリックなのか?にこだわっていたはずなのに、最後のほうは完全に不思議世界のお話になってました。

これはこれでいいのか。

パーク・ライフ

2005年8月17日 読書
ISBN:4167665034 文庫 吉田 修一 文芸春秋 2004/10 ¥410

★★☆☆☆

読む本がなくなったので、新橋で衝動買いした一冊。
ちょっと気になってたんだよね。

この本って結構酷評されてますねぇ。
でも、私は結構好きです。
この、あたりまえで、スコーンと通り抜けていく感じが。

期待して読んだわけじゃなかったのがよかったかしら?

迷路館の殺人

2005年8月16日 読書
ISBN:4061852264 文庫 綾辻 行人 講談社 1992/09 ¥620

★★★☆☆

いやー、なんだかんだ2冊目に手を出してしまいました。
やはりこの、裏切られる感がたまらんです。
正統派ミステリ。

ちょっと古臭い感じが(ゴメンナサイ!)するけど、
やはり面白いっす。
ISBN:4798107263 単行本 笠原 規男 翔泳社 2004/07/17 ¥2,520

今手放せない本。

今日も仕事。

檸檬

2005年8月3日 読書
ISBN:4087520137 文庫 梶井 基次郎 集英社 1991/05 ¥380

読む本がなくなって飛び込んだ本屋で、迷いに迷った末買いました。
文学なんて読まないから、もっすごい時間掛かかるし。
学校の教科書に載ってるような?
なんだか懐かしい感じがしました。

あと、時代の違いもスゴク感じる。

こー、人の気持ちの移り変わりをこんな風に言葉にできるモノなんだなぁ。
共感できるようなできないような。

ところで会社の本好きの先輩に話したところ
「あー、この人って文学少女とかが好きな感じだけど、
顔見ると「ゴリラーマン」でがっかりなんだよねぇ!」
とか失礼なこと言ってました(笑

それ聞いて、著者写真をみて。
・・・!

ファンの人ゴメンナサイ!
顔は関係ないもんねー。
でも、そういわれると、なんで顔写真て載ってるんだろう。
必要なものかな。
どーでもいいのかー。

虚貌〈上〉

2005年7月28日 読書
ISBN:4344403452 文庫 雫井 脩介 幻冬舎 2003/04 ¥600

★★★☆☆

正直、上巻の途中で読むのやめようかと思いました。
殺人の描写なんかが非常にグロい!!
リアルと言えばリアルなんでしょうけど、そこまで書かなくても・・。

しかーし!
そこを抜ければ、あっと言う間!
面白い、スゴイ。
グイグイ行きます。

またしてもハラハラドキドキ。
謎も満載。

最後はホロリ。

梟の城

2005年7月20日 読書
ISBN:4101152012 文庫 司馬 遼太郎 新潮社 1965/03 ¥860

★★★★☆

うーん!面白い!!
ほんとにこんな人たちがいたのか・・・!

重蔵と小萩の、お互いを尊敬しつつ愛してしまう関係もスゴク素敵だし、重蔵と五平の全然違うタイプの忍びの戦いも息を呑む!

しかし葛籠重蔵はカッコイイわ!!
本の帯に映画の宣伝が載っていて(古本だったもので)、中井貴一のイメージで読んでしまった。
でも、結構ピッタリなのでは?
(DCカードのCMのイメージではない!絶対に!)

なんか、映画が観たくなったな。
ビデオ借りてこよう!

ガダラの豚〈1〉

2005年7月11日 読書
ISBN:4087484807 文庫 中島 らも 集英社 1996/05 ¥510

★★★☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。

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あれ?これって、これで終わりじゃないのね・・・。
なんとなく完結っぽく終わったので?と?はシリーズなのかと思ってたけど。
今、あれこれ調べてたら、3冊続きなのね。
のーん!

面白いけど…、なんとなく私の中で完結してしまったわ。
続きは気が向いたら。

この本は前回の「チェーザレ・ボルジア」を紹介していたところと同じところで紹介されていたのでした。
中島らもさんと言えばエッセイだけかと思ってたけど、小説も面白いんですね。

アル中の教授と奇術師ミラクルの掛け合いも面白いし、他の登場人物達も個性的でとても良い感じ。

そういえば一番最初に出てきた僧侶?の話が中途半端だわ。
うーん。やはり続きを読まねば・・。
でも、次の本読み始めちゃったしなー。
ISBN:4101181020 文庫 塩野 七生 新潮社 1982/09 ¥540

★★★☆☆

内容(「BOOK」データベースより)
ボルジアの名は歴史に現われるや否や、たちまち世に指弾され、断罪された。
毒殺・近親相姦・権謀術数・強欲・不正利得などで史上に悪名高いボルジア一族が、ルネッサンス期ヨーロッパの凄絶な政治闘争のなかで果たした役割を活写する。

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こういう歴史系の本は非常に苦手なのですが、どこかでオススメされていたので読んでみました。
チェーザレ・ボルジアを私はまったく知らなかったのですが、
ローマ法王を父に持ち、イタリア統一を目指し、マキアヴェッリにより「理想的君主」と評された人物のようです。

正直、最初はキツかった。。。
地理関係も全然わからないし(地図にくびったけ)、歴史の知識もないし。
でもまー、進むか、と進み始めたらこれはすっごく面白い!
チェーザレの息もつかせぬ人生模様。政治戦略?くぅー!!
これは、歴史に合わせたフィクション?なんですかね?

確かにかなり冷酷。
だけど、忠誠を誓った家臣やチェーザレを取り戻すために抵抗を続けた国もあって、
やはり人望はあったのかなぁ。
個人的には、ドン・ミケロットが好きですね。

図書室の海

2005年6月28日 読書
ISBN:4101234167 文庫 恩田 陸 新潮社 2005/06 ¥500

あら。画像がないわ。

★★☆☆☆

「夜のピクニック」「六番目の小夜子」の前編や番外編が収録された短編集です。
「夜の〜」は文庫になるのを首を長くして待ってるのでまだ読んでませんが。

全体的につかみ所のない不思議な感じの短編ばかりです。
特に他の作品と絡みがあるものは、そっち読んでないと意味わかんなくない??って感じ。
「夜の〜」に関しては、予告編て感じで更に楽しみになりましたケド。
ISBN:4890361847 単行本 室井 佑月 文春ネスコ 2003/10 ¥1,470

★★☆☆☆

ちょっと疲れているので、楽ちんな本を。

この人のエッセイ好きです。おバカで。
だって、ラブファイアーですよ??
どうなのこれ。
さらにカバーもせずに電車で読んでる私って。

ずっと読んでたら飽きるけど、なーも考えない日にピッタリ。

十角館の殺人

2005年6月24日 読書
ISBN:406181320X 新書 綾辻 行人 講談社 1987/09 ¥840

★★★★☆

有名だけど、なんとなく近寄らなかったこの本を、古本屋で衝動買いしちゃいました。

こーれーはー、面白い!!
ミステリの王道という感じで、ハラハラドキドキ、大どんでん返し。

はー。良かった。
かなり夢中で読みました。

とかげ

2005年6月14日 読書
ISBN:4101359121 文庫 吉本 ばなな 新潮社 1996/05 ¥380

★★★☆☆

確か、吉本ばななさんを最初に読んだのは中学生時代。
「キッチン」「TSUGUMI」「哀しい予感」と読んで、私には、分からなかった。
それっきり読んでないということは、きっとそういうこと。

ですが、あるサイトで公開しているエッセイを読んだところ、面白そう?!てなわけで、久々に読んでみました。

今なら分かる。
いいじゃん。吉本ばななさん。
あの時は私は子供過ぎましたね。

癒しがテーマなのかな?
短編小説です。
もう、「とかげ」をいとおしく想う様がたまらんです。
こんな風にちょっとしたこと全てをいとおしく想ってくれる存在ってすごい。
そしてその想いが、とかげにとっての癒しなんだろうなぁ。

エッセイを読んだ時も思ったけど。
「そのひと」を描く時の目線がとても優しいです。

F―落第生

2005年6月13日 読書
ISBN:4041853044 文庫 鷺沢 萠 角川書店 1998/02 ¥462

でこさんからオススメしてもらった本です。
良かったー♪ありがとうございます!

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優・良・可・不可の不可のF。だから落第生。

短編です。
いろいろな女性が出てきます。
そして、どの女の子も悩みを抱えてます。

「岸辺の駅」はなんとなく今の私の状態に近くて。
そういう選択もある…んだよな〜と思いつつ。私にはそれは選べない…。
今でいう「負け犬」(イヤな言葉。でも分かりやすいので。)を自ら選ぶわけだけど、その選択のほうが断然勇気がいるし憧れる。

そんなことまで考えなくていいよ、とか、もうちょい頑張ったら戻れるんじゃ?って思う。
みんな不器用。
だけど、恨んだり後悔したりしてなくて、とても前向きな女性達の本です。
ISBN:4167672022 文庫 角田 光代 文芸春秋 2004/05 ¥580

★★★★☆

角田光代さんはずっと読んでみたかった作家さんです。

この本は短編で、沢山の女の子の「今」が書いてあります。
別れた彼の家にポスターを盗みに行く彼女。
大好きな女友達の彼氏まで好きになっちゃう彼女。
終わりそうな彼とのデートに姪っ子を連れて行く彼女。
完璧なキスを求める彼。(あ、彼もいました)

どれもちょっとかっこ悪くて、なんだか間違っていて。
でもとても身近なお話。
私は「誕生日休暇」というお話がお気に入り。

もっとキツイ文を書く人かと勝手に想像していましたが、
とても柔らかい印象です。
本の題名の雰囲気そのままの本でした。

呼人

2005年6月7日 読書
ISBN:4062734796 文庫 野沢 尚 講談社 2002/07 ¥700

★★★☆☆





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内容(「BOOK」データベースより)
1985年、呼人は12歳だった。友人たちとともに未来は光り輝いていた。
ところが呼人だけ身体も心も12歳のまま、決して成長しなかった。
「大人になるって、どういうことなんだろう?」呼人は自分自身を見つけるため、赤ん坊のときに別れた母親探しの旅に出た。

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うーん。面白い、と思う。
12歳のまま歳を取らなくて、みんなに置いていかれて。
そんな状況にもグレないで、まっすぐ生きてる呼人がとてもいいなーと思う。
だけど、彼が誕生したいきさつみたいなものは、ちょっとぶっ飛びすぎ?

ガツガツ先を急ぐ小説ではないけど、のんびりと落ち着いて読めます。

野沢尚さんの小説は初めて読んだけど…、また機会があったら読もうかなぁ。
ISBN:4043541015 文庫 貫井 徳郎 角川書店 2000/05 ¥600

★★★☆☆

おお!と思って読んでいたら、3駅乗り過ごしました。
うーん。久々。

最後の最後まで理由が謎で、ぜーんぜん想像つかないまま読んでました。
ほほー、そういうことか〜。

お話。
青木の中学生の息子は「自殺なんて弱いヤツがすることだ」と話していた直後に飛び降り自殺をする。
青木は息子の自殺の真相を探るべく聞き込みを開始するが、息子の同級生が一人、また一人と自殺をしていく…

その理由がまた!大人には理解出来ないものなんですよ。
あー。でも、そういうものなのかも。
今思えば何てことないことも、世界の終わりのような気がしたことあったような気もするし…?

夜離(よが)れ

2005年5月31日 読書
ISBN:4344401492 文庫 乃南 アサ 幻冬舎 2001/08 ¥520

★★☆☆☆

本屋さんで平積みにされている中で、最後の一冊だったので「売れてる?=面白い?」と思って買いました。
ちょっと狂気を含んだ恋愛小説って感じですね。短編です。
ありそでなさそでありそなお話ばかりです。

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