六月大歌舞伎　昼の部

二、閻魔と政頼

鷹匠政頼：吉右衛門
赤鬼：歌六
青鬼：歌昇
閻魔大王：富十郎


歌舞伎座

14：30〜

幕見にて。700円なーり。
私以外全員遅刻〜。おーい。

昨年11月に第12回東京茂山狂言会で見た、狂言「政頼」の歌舞伎版です。
チラシによると『狂言の「政頼」をもとにした松貫四（吉右衛門の筆名）構成・脚本、川崎哲男脚本による新作舞踊劇』なんだそうです。

能舞台風に揚幕があって、鏡板があって、ちゃんと切戸口もありますよ。
まずは長唄連中というんですかね、彼らが右隅で演奏をはじめます。

揚幕が上がって閻魔大王が登場！

ちゃんと名乗ります。
地獄一丁目に住む閻魔大王なんだそうだ。

最近人間達が口が上手くなって地獄に来なくなったので、厳しく問い詰めて地獄に連れて行こうと閻魔大王は思い立ち、赤鬼青鬼を呼び出して六道の辻に行かせます。

もちろん赤鬼青鬼は「面倒なことを命令されちったなー」とぼやきながら歩いて「何かと言ううち早六道の辻だ」と言ったかどうか忘れたけどそんな感じで到着。

そこに花道から政頼が現れます。
鷹持ってるよ〜。やっぱり。

赤鬼青鬼に捕らえられて閻魔大王の前に連れて行かれ「獲物をとるのは鷹だから、俺は殺生なんてしてないもん」と屁理屈言ってみたりします。

そのうち鷹匠の話になって鷹狩を実践することに。

狂言では鷹の剥製みたいなのをそのまま投げて「ゴットン」と落ちてましたが（笑
歌舞伎では揚幕が開いてそこに鷹を投げ入れます。
すると鷹の足に獲物がついた状態で投げ返されてきます（笑
上手い！

そういえば途中で鏡板が幕のように上に上がっていきました。
そしたら後ろにまた長唄連中さん？達が。
鏡板が動いたので結構ビックリしました。

オチは狂言とちょっと違った気がしたけど。

やっぱり「やるまいぞやるまいぞ」といってましたね。
追い込みはしませんでした。
幕が下りて終わり。

面白かったー。
やっぱり歌舞伎は派手だなー。
狂言元ネタ系は外さないようにしたいところです。んむ。

さて、私は次の予定のためにさっさと出て代官山へ向かいます。
腹ごしらえに中目黒駅の立ち食いソバ屋。
ソバ頼んで食べる瞬間に朝食もソバだったことを思い出す。
あう。

團菊祭　五月大歌舞伎

歌舞伎座

19：00〜


三、神明恵和合取組
　　め組の喧嘩


三津五郎さんの踊りが見たかったんですけど。間に合わなかった・・・ショック。

「め組の喧嘩」が始まっていたので、後ろの席に座ったらすかさずおネーサンに「これから団体が来ますので・・」と言われ、アイすいません。ってんでおばちゃんの足を蹴りながら自席へ。

今から団体ー？と思ったけど、来ましたよ。団体さん。ウィーン少年合唱団。あららら。カワイイー。
最後、歌舞伎座出たところにテレビカメラが待ち構えていて、インタビューしてました。
おおおおお。

ま、それはいいとして。
要は喧嘩のどんちゃん騒ぎなお話です。
火消しと力士は昔から馬が合わないそうなんです。
で、遊郭で相撲取りと鳶の間で喧嘩が起こり、その後め組が待ち伏せして襲い、次は芝居小屋で喧嘩が起こり、最後は大人数での大喧嘩と相成るのですー。

派手！
こういうの大好き！

メガネもオペラグラスも忘れまして・・・、あとイヤホンガイドも借りなかったので・・・。
見えねーし、わかんねーし（笑

でも、友達が歌舞伎のガイド本を持ってきていたので、それ読みつつ、イヤホンガイド取り上げつつ、オペラグラス独り占めしつつ、弁当食べつつ、大忙しの鑑賞です。

め組が30人ぐらいと、力士が20人ぐらいいましたかね。
それが舞台上で「うおー！」「がおー！」とやるわけで。
そりゃー、大迫力でございますよ！思わず「キャー！」とか言っちゃうもんね。私も。

力士は思い角材や酒の樽をガンガン振り回し、め組は屋根に上って屋根瓦を投げたり数で勝負！

そういえば、海老蔵さんの力士は、しゃべりかたしっくりきてました。
こういうしゃべりだと、いいっすね。

それより、團十郎さんがのっしりしていて好きッス。

四月大歌舞伎 夜の部

歌舞伎座

16：30〜

1階14列

会社サボって、ゴロゴロ。
昼ぐらいに出てお買い物などしようと思っていたのに、超ギリギリ着。
天気悪かったからさ〜。なかなか布団から出れなかったのねん！

さて！遅れてくる友達にチケットを渡してから、歌舞伎座へ。

一、源平布引滝
　　実盛物語（さねもりものがたり）
斎藤実盛：仁左衛門
葵御前：魁春
瀬尾十郎：彌十郎
太郎吉：千之助

私、ほんっと仁左衛門さん好きです。
元々は母がファンなんですが、やはり娘ですよ。私は。
絵になる！映える！痺れる！砕ける！カッコイイ！！
こう。。。なんていうか、粋？寄せ付けない何かがあるような気が。

葵御前をかくまっている家に赤子を検分するために実盛達がやってきます。
窮した家のものは拾ってきた女の片腕を差し出します。その腕は源氏の白旗を握っていて、実は実盛が討ち殺したその家の娘のもので、幼い太郎吉は怒り狂います。
実盛は、将来戦場で太郎吉に討たれることを誓い、その場を後にします。

その30年後に実盛が様変わりしていたら太郎吉が分からないだろう、ということで、髪を染めておく、と約束するんです。
実際に実盛が戦場で討たれたとき、髪を染めていたのはそういういきさつがあったから・・・というお話なんだそう。

太郎吉が、太郎吉がかわいいよ〜。
お芝居するの楽しくてしょうがない、って感じです。

千之助くんは仁左衛門さんのお孫さんだそうで。
若い気がするけどおじーちゃんなのね・・・。

二、二代目中村錦之助襲名披露 口上（こうじょう）
信二郎改め錦之助
雀右衛門
幹部俳優出演

口上って初めて見ました。長いのね・・・。
ずらーっと幹部俳優さんたちが並んでお祝いを述べていくんです。
後半は親戚筋？みんな中村。

三、双蝶々曲輪日記
　　角力場（すもうば）
放駒長吉／山崎屋与五郎：信二郎改め錦之助
藤屋吾妻：福助
平岡郷左衛門：彌十郎
濡髪長五郎：富十郎
三原有右衛門：獅童

9段あるうちの2段目だそうで。
ちょっと！そこで終わり！？という終わり方。
うぅ、先が気になる・・。

富十郎さんの濡髪関。どっしりとしていて、お相撲さん！って感じだ。
衣装も素敵。
今回襲名した錦之助さんは一人二役。
なよなよした若旦那と、血気盛んな相撲取。

大関濡髪と小兵放駒の一戦は放駒が勝つのですが、実はわざと濡髪は負けたのです。
自分の贔屓の若旦那与五郎の恋人が放駒贔屓の郷左衛門に身請けされそうになり、諦めてもらおうと考えた作戦。
しかし、放駒は・・・。

これ、この先、結構大事件になるみたいですね？イヤホンガイドによると。
見たい・・・！

四、新皿屋舗月雨暈
　　魚屋宗五郎（さかなやそうごろう）
魚屋宗五郎：勘三郎
女房おはま：時蔵
小奴三吉：勘太郎
召使おなぎ：七之助

勘三郎さんがサイコーです！笑ったー。

魚屋宗五郎の妹が屋敷奉公先で不義による咎めで手討ちされたのですが、それは濡れ衣であったことが判明。
怒った宗五郎は禁酒していた酒を飲み、妹が奉公されていた屋敷に怒鳴り込み、大暴れして、捕まって、逃がされて、大喜び、みたいな。（てきとー）

お酒を飲むたびに表情が変わっていって、遠くから見てても分かる！
目が据わってるよ。
舌が回ってないよー。
酒を飲み始めたら手のつけられない宗五郎は、ベロンベロンのまま屋敷に行って、これまた大暴れして縛られるんだけど。
この変化が面白い。

門番二人組に妙にハマりました。
宗五郎を止めようとして跳ね飛ばされて、玄関先で大騒ぎの間はオロオロして、捕まったあたりは何故か横の方でウンコ座りしてて、玄関先で寝た宗五郎の態度にものすごいオロオロして、酔いが冷めたあとは何故か同情的で。
なんか好感持てる二人組。

はー、楽しかったー。
歌舞伎ってなんでか胸が高鳴る！
でも、ケツ痛い！

通し狂言
仮名手本忠臣蔵

歌舞伎座

16:30〜

六段目与市兵衛内勘平腹切の場
七段目祇園一力茶屋の場
十一段目高家表門討ち入りの場
　　　　　　　　　　　　同　奥庭泉水の場
　　　　　　　　　　　　同　炭部屋本懐の場

定時ダッシュ。。。したけど、着いたのは18時過ぎ。
六段目の最後だけ見れました。
友人は七段目から。

七段目
そうか！昼の部とは同じ役でも違う役者さんがやるんですね。
玉三郎さんは、さすが！でした。美しい・・・。

そして、仁左衛門さん。
とてもよかった！
私、この人2枚目の役しか見たことなかったんですけど、こういうのとてもいいじゃないですか！

大星由良之助は祇園で遊び暮らしているように見えますが、実は周りの目をごまかすためにそうしているのです。
力弥が持ってきた密書を由良之助が読んでいると、2階からお軽と床下から斧九太夫が同時に盗み読みします。
知られたからには生かしちゃ置けない、と殺そうとする由良之助を察したお軽の兄がお軽を殺そうとします・・・。

十一段目
いよいよ、討ち入りです。
幕が落ちたらズラリと並ぶ浪士達。
こういうのゾクゾクします！

かなり激しい討ち合いです。

池に落ちていくのとかビックリした。
どういう作りなのかなぁ。

もっともっとガンガン戦うのかと思ったらそうでもなくて拍子抜けな感じもしたけど、いやー、スゴイ！

今回はなんとなくカーテンコールが欲しい感じだったわー。
歌舞伎ってそんなのないんですよね？

二月大歌舞伎　昼の部

通し狂言
仮名手本忠臣蔵

歌舞伎座
11：00〜

1階

大序鶴ヶ岡社頭兜改めの場
三段目足利館門前進物の場
四段目扇ヶ谷塩治判官切腹の場
浄瑠璃道行旅路の花聟

うっかり朝まで飲んでしまいました。
朝7時帰宅。
朝9時半出発。

超二日酔い・・。後悔・・。

キャー。超いい席です！
私、花道がちゃんと全部見える席、初めてかも。

まず、口上人形が登場します。
出演者の名前をひたすら挙げていきます。
な、長いな・・。

大序
鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮。
足利の執権高師直は桃井若狭之介が賄賂などを渡してこないことが気に食わなくて、ネチネチいじめます。
短気な若狭之介はキレて、刀を手にしますが、塩治判官が間に入って事なきを得ます。

この、若狭之介は本当に短気ですねー。
すぐぷるぷる怒ってしまうのね。なのに小心者なんだって。
すごいキャラ立ってる！

この人がキーなのかな？と思ってましたが、全然違うんですね。

三段目
師直への怒りが収まらない若狭之介を見て、桃井家家老の加古川本蔵は師直にコッソリ賄賂を贈ります。
師直の態度は一変し、次のいじめの矛先が塩治判官に向いてしまいます。
あまりの屈辱に耐えかねた塩治判官は師直を切りつけてしまいます。

うひー！
この師直ってやつはなんて嫌なヤツなんだ！！いらいら。
でも、権力者っていうのはそうなっちゃうのねー。

四段目
塩治判官のもとに、切腹と御家断絶、所領没収という上意を持った使者がやってきます。
判官が一番信じている大星由良之助を待つものの、切腹の時間が来て、腹に刀を突き立てます。
そこに、大星由良之助が到着し、目と目で心の中を確認しあいます。

ううう。泣けた・・・。
どう考えても理不尽な上意だけど、判官が静かに受け入れている姿がとても切ないです。
早く来て！由良之助！！って観客も待っちゃうよね・・・。

幸四郎さんがとてもかっこよかった。
すごい、歌舞伎役者なんだねぇ。
もう、この大星由良之助が判官を思う気持ちや、この先の覚悟を決めていく姿が・・・（涙）

また、花道がみっちり埋まるぐらいの登場人物がワイのワイのやらかすのが、迫力あってビックリ。
あんなに沢山役者さんがいるんですね。

道行
踊り、ですよね。
恋人とデートをしていて、御家の一大事に駆けつけなかった早野勘平は、全てを捨てて恋人のお軽の故郷へと向かっています・・・。
とってもラブラブな二人の踊り・・・を見ているうちに睡魔が。
寝不足が効いて、かなり寝てしまいました。あらら。

で、この先の、ほら、大事なところは夜の部ですよ？
やっぱ、行くしかない・・。
討ち入り見たいよ！

本日は節分なので、終演後に豆まきがありましたよ！
残念ながら大入袋は受け取れなかったけど。
嬉しいイベントですねーっ。

その後、テレビで絶賛されていつも行列が出来ていたオムライスを食べに。
もうブームは去っているようですね。空いてる！
でも、美味しかった♪

花形歌舞伎　夜の部

新橋演舞場
16：30〜

2階

一、時今也桔梗旗揚（ときはいまききょうのはたあげ）
本能寺馬盥の場
愛宕山連歌の場

武智光秀：松録
小田春永：海老蔵

二、船弁慶（ふなべんけい）
静御前：菊之助
平知盛：菊之助
源義経：梅枝

三、義経千本桜（よしつねせんぼんざくら）
市川海老蔵宙乗り狐六方相勤め申し候
佐藤忠信：海老蔵
源九郎狐：海老蔵
源義経：段治郎
静御前：笑三郎

ひょんなことから観に行けることになりました。

長野からお祭り好きの母がまたまた上京。
銀座で落ち合ってぶーらぶら。

新橋演舞場はお初です。

一、時今也桔梗旗揚
明智光秀が信長にネチネチといぢめられるお話です。

これまたねー、海老蔵の話し方が意地悪臭いんだわさ。いやらしい！
それに耐える明智光秀の姿がね・・・（涙
とにかく切ないお話だよねぇ。救いがないというか。
私、歴史に明るくないから分からないけど、明智光秀ってのは信長に対してこんなにいじめられなきゃなんないような何をしでかしたの？

最後、切れる姿が印象的でした。
我慢して我慢して我慢して・・・！
ンガーッとね。で、様子を見てた人が「ギャっ」とね。（笑

次の愛宕山でドカンとやらかして、この直後、有名な本能寺の変が起こるわけなのでしょうねぇ。
いや、でもあんなにされたら頭にきますよ。普通。
私なら一発目でキレて信長に投げつけてるね。そして殺されてるね。

二、船弁慶
能の船弁慶を題材にしたものだそうです。
静御前は能の装束と能面のような化粧で登場。
動きもそれなりに制限されています。

都を追われた義経は九州に落ち、静御前と別れ、家臣と船出します。
そこに平知盛の霊が現れ一行に襲い掛かります。

菊之助が二役です。静と動を踊りわけるんですって。

あの、静御前の踊りは・・・あまり記憶にありません。眠気が・・。

平知盛の霊は力強くて激しい踊りです。
弁慶に数珠をジャラジャラやられるとへにゃへにゃへにゃ〜となっちゃうのが、なんだか可愛らしい・・・。

ところで、この義経は梅枝という人が演じていましたが、これが私の義経像にピッタンコ。
公家っぽいおっとり感と、声も高くて・・・まだお若い人なのかしら。

三、義経千本桜
静御前を守護しつつ1年ぶりに義経の下にたどり着いた佐藤忠信。
しかし、もうひとり自分を名乗る武士が現れ、本物はとりあえず捕らえられ、もう一人を静御前が問い詰めると、実は狐であることを明かし、静御前が持っている初音の鼓の皮がこの狐の両親のモノだと訴える。
それを聞いた義経は・・。

いやー、これは面白い！！
あちこちに仕掛けがあるし、最初の海老蔵狐登場時は完全に騙されました。
くそー！！

海老蔵狐はなんだかとても可愛かったッス。
狐が人間語をしゃべったらあんな感じかな、というしゃべり方らしいです。
確かに語尾上がりの早口。・・・なるへそ・・・。

さて、いよいよ宙吊り！！
天にも上るキモチだから、浮かぶのかなぁ？
とても嬉しそうで、ラブリー（笑

終わったのは21時10分。
いやー、楽しかった。幸せ。

新春大歌舞伎

歌舞伎座

12：20〜14：30（ぐらい？）

一幕見席（千円）

奥州安達原
環宮明御殿の場

安部貞任：吉右衛門
袖萩：福助
八幡太郎義家：染五郎
浜夕：吉之丞
安部宗任：歌昇
平？杖直方：段四郎

花競四季寿
万才

万才：福助
万才：扇雀

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本日は、夜の狂言が18時開演だったため、悩みに悩んで
会社をサボりました。
てわけで、昼間暇になったので、千葉に遊びに来ている母を呼び出し
歌舞伎座へやってまいりました。。

一幕見席って初めてなのです。
12時半のを狙って、11時半ごろ歌舞伎座へ。
結構並んでました。
早いほうではあったけど。
1時間前が目安かなぁ？

ちなみに私たちが帰るときは次の回の人たち超並んでましたよ。

あと外人さんが多かったー。

◆奥州安達原

あらすじ
父親が切腹させられることを知った娘が子供を連れて駆けつけます。
娘は駆落ちをして出て行った娘を許さず、会うことを許しません。
あとはなんとか分かったけどややこしくて書けません〜。

いやー、泣けた！
コレは泣けました。
子供が出てきた時点で嫌な予感はしてましたが。
参ったなー。

◆万才

新年を迎えた街角に、二人の万才がやってきて新春を寿ぎます。

って万才ってなんだろ？
わからないけど、男の人と女の人が出てきて踊ります。
いいねー。なんかオメデタイ感じ。

歌舞伎は派手でいい！
楽しい〜。

狂言の棒縛りとか、歌舞伎でやる時に見に行きたいなー。

その後新橋の立ち食い寿司屋で食べて、銀座で母のコート探し。
散々着て、なんとかいいやつが見つかりましたー。

時間を見ると17時！！
急いで国立能楽堂へ移動です。

二月大歌舞伎

番町皿屋敷
義経腰越状
隅田川
神楽歌雲井曲毬　どんつく

歌舞伎座　11時〜
3階13列18番

会社サボってます。
初歌舞伎座。
当日券で入ってみました。
10時半ごろ歌舞伎座に着いて窓口でチケット購入。
まぁ、安い席でいいしーと言うわけで2，525円なり〜。

正直、かなり辛かった。
まず席！！
そりゃー3階の一番後ろだし、期待はしてないけど・・・
とにかく狭い！電車の座席のよう。キュウキュウ。
そして花道が一切見えない！
ここは、お金払ったなりの扱いをされるんですね。

そして演目。
やっぱ選ばないとだめよねぇ。シロウトにはちょっと・・・。
地味すぎてつまらない。
隣の夫婦もずっと寝てるし。
その旦那サンが休憩時間に目を覚まして「俺、何しに来たんだろう・・」と
つぶやいていたのがとても印象的。
同感ですよ！

最後のほうは戻り損ねたフリして結構いい席で見てました。
空いてたからね〜
でも、両隣が「音羽屋！」とか叫ぶ人で、ちょっとドキドキ。
ここってそういう人たちの席だった？！

御ひいき勧進帳
国立劇場　12時〜
3階8列7番

一幕目　山城国石清水八幡宮の場　
　　　　−女暫ー
二幕目　越前国気比明神境内の場
　　　　浄瑠璃「色手綱恋の関札」
三幕目　加賀国安宅の関の場
　　　　−芋洗い勧進帳ー

　生まれて初めての歌舞伎です。
面白いんですね！歌舞伎って。すごい！派手！

「女暫」
　両手に座布団ついてますよ！っていうぐらいの袖口？
ものすごい頭！派手な衣装！
女なので、六方は踏まずに「うふうふ」と恥らいながら
そそくさと花道に消えていきました。
なんか前にテレビで見たのは「うんとこどっこいよっこらしょ」？？みたいな感じで
よいしょよいしょ歩いてたんですが、女だとこうなんですね〜。

「色手綱恋の関札」
　あんまり覚えがないです。。。
お馬さん大変だなぁ・・ぐらい？

「芋洗い勧進帳」
　弁慶小さい！イメージと違う！（失礼）
でも、面白い〜。
弁慶が金剛杖を振り回すと、雑魚敵達が作り物の首をポーン！と
放り投げて、自分の首を布で隠して消えていくんです。
舞台に首がゴロゴロ。
それをおーきな水桶に放り込んで、弁慶がかき回す！
それで首の芋洗いってこと！
凄いわ・・・

意外と空いてました。
なので2階の一番前に移動して見てました。
「〜屋！」って声が掛かるのもまた新鮮。
あれは誰でも叫んでいいのかしら？
ってわからないけどね。誰が誰なのか。屋号がなんなのか。