ISBN:4062753561 文庫 吉田戦車 講談社 2006/03/15 ¥520

★★★☆☆

吉田戦車さんがマウンテンバイクのナイスバイク号に乗ってあちこちを走り回って疲れ果てるエッセイです。
ラーメン食べて。
途中で疲れて帰っていくオジサン・・・

有名な漫画家さんですけど、私はこの絵俳句がお気に入りなのだ!
http://www.1101.com/sensha/index.html

これまた読む本が無くなって途中下車して、本屋を小一時間ウロウロした挙句吉田戦車を買う、と。
だって、最後の一冊だったんだもん。
売れているのか・・・?
しかしあっという間に読み終わっちゃって、残念。
でもま、この厚さだからクスリと笑って読めるんですよね。
ISBN:4087478165 文庫 石田 衣良 集英社 2005/05/20 ¥480

★★★☆☆

大切なことは何か?ってな感じの恋愛モノの短編集です。
最初のほうはまたえっち中心な話題だったので、「うーん」と思っていましたが、後半のお話は好きです。

イロイロな男女の出会いと別れが入ってます。
ちょっと若いなーと思うものもあるけど、なんだかとってもとってもいい子たちばっかり登場してきて、心地よい読み応え。
ISBN:4309017029 単行本 原田 伊織 河出書房新社 2005/03/12 ¥1,470

★★★☆☆

え・・・、これ最後・・・って。

昭和30年代を舞台にした、15歳の少年と28歳の女教師の恋のお話です。
って書くと「あらま」って感じですが。
とても純粋で美しいです。
また、滋賀県の佐和山の四季折々の景色とそこに住む人々との関わりが描かれています。
それが全然邪魔ではなくて、なくてはならない感じ。素敵!

最初は、この15歳の考え方の深さについて行けず(笑
こんな中学生いるかよーっ!!って感じでしたが、途中から全然気にならなくなってました。
もう、夢中。

でも、自分が中学生にそういう興味を持つことあるかな?と思って会社近くの高校生をジロジロチェックしてみたけど。
特にその高校がイマイチなのか。パッとしないよねぇ。。。

うーん。
ISBN:4061335057 単行本 斉藤 洋 講談社 1987/05 ¥1,365

小さい頃、本当に本当に大好きだった本です。
最近ふと目にする機会があって、体が震えるほど懐かしくて
ついつい買ってしまいました・・・。
いいんだー。いつか子供が出来たら読ませるんだー。

当時、私は本当にこの本はルドルフという黒猫が書いたと信じていました。
十数年後の今読んでみて、やっぱりこの本はルドルフが広告の裏に書いものなんだと思う。

私って変わってないのかなー。
でもいくつになってもそういう気持ちで読める本なんです。きっと。

児童文学といえあなどれません。
人情ならぬ猫情に溢れて、人道ならぬノラ猫道を突っ走る猫達!
感動します。

今もこの街の片隅にルドルフとイッパイアッテナがいるような気がします。
楽しくなること間違いなしな一冊。

娼年

2006年3月13日 読書
ISBN:4087476944 文庫 石田 衣良 集英社 2004/05 ¥420

★★★☆☆

やん。エロエロ〜
電車内で読むのは、覗き見される可能性があるので(←よく覗く)オススメできません。恥ずかしいッス。

お金で買われるお仕事をする男の子のお話。
彼は、なにもかもつまんないと思いながら生きていて、
誘われてその世界に足を踏み入れます。
これが彼にピッタリの世界で。
イロイロな女性の欲望に出会い、変わっていく。

エロだけど、深い!
自分なりにこの男の子を想像するのが楽しい♪
ISBN:4003102738 文庫 泉 鏡花 岩波書店 1984/01 ¥420


★★★★☆

「海神別荘」に引き続き、泉鏡花さんの本です。
神保町の古本屋で購入。
人でないモノと人間のお話。
シナリオ形式になってます。

2冊目っていうのもあるかもしれないけど、スンナリと話に入れました。

私、これ、かなり好きかも。
情景がとても目に浮かびます。

こういうパターンが多いのかなぁ。
選ばれし人間に「人ではない彼ら」はとても優しい手を差し伸べます。
しかもその選ばれし人間ってのは絶対にすっごく美しい人、なんですよね〜。

それがまたいっそう想像を駆り立てるんだけど。
こう、この世の者ではない者と美しく凛々しい人間との関係、みたいな。

でも、じゃあ、あたしは無理ね、と思うとそこはちょっと虚しくなるけど。

そいえば、これ、能楽劇ってので前にやってるんですね。
見たかったな・・・

亡国のイージス

2006年3月8日 読書
ISBN:406273494X 文庫 福井 晴敏 講談社 2002/07 ¥730

亡国のイージス

★★★★☆

自分からは手を出さないタイプの本です(笑
また師匠(勝手に師匠呼ばわり)に貸してもらいました。

やっぱり食わず嫌いはイカンよね。損してるってば。

いやー、男の世界です。
ハラハラドキドキ。
読みたいけれど読みたくない。先が知りたいけれど知りたくない。みたいな?
命を賭けた戦いなので、余計のその感じは強いんですよね。

最初の方はこのDVDを借りて観ようか。なんて思っていたけど、
やっぱりいいです。
これを映像で観るのはちょっとシンドイと思う。

いやー、しかし、力のある作品です。
久々に読み応えありました!!
ISBN:4877284427 文庫 三谷 幸喜 幻冬舎 1997/04 ¥600

えーと。今読んでいる本が長くなりそうなので(笑
ネタのない私は昔読んだ本などレビューしようかな、と。

三谷幸喜さんのエッセイです。
これ、大好きなんです。
本は「なるべく買わない・家に溜めない」主義ですが、
この本は捨てない分類に入ります。
ま、いつかアッサリサヨナラすることもあるかもしれないけれども。

さて、小心者だけど目立ちたがり屋の三谷さんの日常です。
傘を手に持って振ってる人にワザと突かれに行って、その行いを正させるとか。
・・・私もやります。

んで、私は「三国志」のお話が超お気に入り。

嫌なヤツと面白いヤツの境目のあたりにいる気がしますが、
私はこの本を読んで三谷さんが好きになりました。

あぁ、久々に読みたいなー!!・・って、どこやったっけ。

春の雪

2006年2月17日 読書
ISBN:410105021X 文庫 三島 由紀夫 新潮社 1977/07 ¥660

春の雪

★★★☆☆

「私、途中でギブアップした」というお言葉付きで友人から借りました。
そゆこと言われると後ろ向きになっちゃうんですけど。

確かにねぇ、最初は「く・苦しい」って感じだけど。
中盤からはスゴイよ!!

明治末期の貴族に生まれた二人の若者の「叶わぬ恋」のお話。
「叶わぬ恋」といいましてもね、あの、あくまで個人的な意見なので、
お好きな方はこのあたりでフェードアウトして頂いて。。。

なんつーの、ただの自業自得?
どうも、八方塞のところまで追い詰められないと正直になれないようで。
自分が引き起こしたことやんか・・・。
しかも、最初から素直になっていれば叶っていたのではないのか?
その勝手さがまたいいのかもしれないけど。

ところで、
文章がとても美しいです。
かつてこれほどの風景を読んだことがあっただろうか・・・?
じっくりじっくり読めば読むほど目の前に美しい景色が広がります。

しかし、しかしですね、あの、あくまで個人的な意見なので、
お好きな方はこのあたりでフェードアウトして頂いて。。。

ちょっと邪魔じゃね?
もう、後半「どうなっちゃうわけ!」とガンガン読み進みたいのに、こう、風景とか心理描写とかされてもワタシの心ここにあらず状態なわけで。

ハイハイ、分かってますよ。
そんなヤツは読むなってんでしょ?
あぁ、ごめんなさいねぇ。でもね、でもね、これ輪廻転生のお話らしいじゃん。
友人本多の目線であと3冊あるらしいじゃん。

よ・読みたいんですけど!
ギブアップしたトコ悪いけど、次買って!んで貸して!!
ISBN:4582246087 単行本 野村 万蔵 平凡社 1995/07 ¥3,059

 私は今、狂言が面白くて仕方がない。
しかし、出てくる言葉はわからないものが沢山あり、特に言語遊戯的な曲は聞き取るので手一杯なことが多々ある。
本当に伝わって欲しい豊かな笑いが観客に通じてない気がする、という著者の、いや、狂言界全体の悩みが正に今の私なのだと感じる。

 この本は、いくつかの分類に分けられている狂言の演目を挙げつつ、先人の解釈、自分の解釈、演じる狂言師の必要経験などが筆者の目線で語られていく。
例えば、私が次回鑑賞する「枕物狂」は「老人物」に分類され、
著者曰く「今の還暦ぐらいの年齢のつもりで演じては物足りないだろう」。
地謡は力みすぎず、柔らかく謡うのが良かろう、と評される。

 同じ演目でも、流派によって家によって演じる人によって全然違うものだなと思うことがあるが、この本を読んで何故なのかが理解できる。が、残念ながら初心者向けでは全く無い!
出てくる型や装束の名前、古語が読めない人(私)はお呼びでない。
狂言を、家や流派にとらわれずに沢山見ている人で、能も歌舞伎もお囃子も嗜む人が読むとこの本はタマラナイのではないかな。
ISBN:416722805X 文庫 酒井 順子 文藝春秋 1999/08 ¥510

★☆☆☆☆

んー・・・

ワタクシ、正直言って、結構根性悪いです。

ここに出てくる悪口なんて、日常茶飯事。

カマトト、自慢しい、おっちょこちょい、、、等等その行動の奥に隠された意味を辛辣に書くわけで。

そう。それで分かった。
私が合コンが苦手な理由。

女性の方なら分かると思いますが、「こうしたらこう思われる」みたいな計算ってみんな本能でしてて。
気に入った人がいればそんな本能大全開で頑張っちゃうわけよ。

だけど、普段そういうのを見て「ちっ。いい年こいてカマトトぶりやがって」と思っている私は、自分がその姿を人に晒すのを許せないわけなんですね。

だから合コンが苦手。
男性と一対一なら、そういう勝手に出てくる本能の動きを
そのまましたって問題ないわけで。
むしろ、「みんなといる時とは違うんだね」なんて言われてポイントアップ!
フォッフォッフォッ。

おっと脱線脱線。

さて、後半は、自分のことを書いてくるんですが。
急に「あたしってこうだから」っていう書き方になって、
つまんない。

たとえば「ものぐさ」。
自分がいかにものぐさかを語るんだけど。
そんなの別にものぐさじゃーなくて、私から見ると単なる日常。
ていうか、私の友人もみんなこんな感じ!常識?類友?

一番、この人遠いなーと思ったのが、東京出身者はエライ!ってことを書いた章。
地方出身の人に羨ましがられて妬まれて、でも、
アタシ東京出身ですから!みたいな単なる自慢?

別にうらやましくないし・・・
地方出身者はみんな故郷を愛してるし。。

そんな自分を著者は自分で突っ込むのかと思いきや、ここはカンチガイ女のまま高らかに終わりました。

改めて読むほどの悪口もなく。
そのうえ後半は、著者の「あたしってこうだから〜」につき合わされて、私はイマイチです。

の割にはそこからいろんなコトに気付いたのも事実なんですが。

でも、何か足りない。魅力が無い。

-----

ところで小心者の私はここらでフォロー。

あの、悪口を言うということは、反対に言われているという覚悟もしておりますので。。。

-----

ところで、でこさんが紹介していた「名前で動物占い」をやってみました。
わたし、タコでした。
タコの人の特徴・・・
機嫌が悪いと墨を吐いてくるタコ。
このタイプの人は、短気で気持ちにムラのある人です。

当たり!!

ちなみに結婚後の名前だと「フグ」です。

どっちにしても海の生き物らしいです。
ISBN:4087471985 文庫 乙一 集英社 2000/05 ¥440

★★★☆☆

乙一さん作品はワタクシ、2作目だと思われます。
ホラーは苦手なので、もう読むことはないかな、と思っていましたが。
借りちゃったらしょうがないしー。(借りておいてなんちゅー言い草)

表面上は、普通のカワイイ子供なのに、大した罪悪もないままコトを進めていくところが、現実にありそうな気がして非常に恐いっす。
あの子もあの子も裏でこんなことしてたりして!!ギャ―!
最後はもっと上手の大人が出てくるんですね・・・。
そして救いのない終わりが。

それと、殺された「私」が客観的に語っているのも独特。
「私の変に曲がった腕を・・・」とか「私に砂をかけていく」とか。
感情がない語りと言うか。
別に恨みつらみは言わないし、ただ淡々と自分の状況を語る死体。
それが怖いっちゅーの!!!(涙

もう一編お話が入っています。
そっちは、なんとなく先が読めるタイプの、良くあるタイプの、良くあるオチの。

乙一さんの作品は、こう、淡々としてます。
ドックンドックンドックン・・・ギャ―!ってのはないです。
だけど、怖いんです。だから、怖いのかな?

やはり、ホラーは苦手です。

青空の卵

2006年1月27日 読書
ISBN:4488012892 単行本 坂木 司 東京創元社 2002/05 ¥1,785

★★★★★
(今年は少々甘めとなっております)

読書マスターに借りた本第2弾。
夢中で読みました。

ひきこもり気味探偵!

殺人事件は起きません。
身近なところに起きるちょっとした謎が事件なのです。

人がいい坂木はいつもあれこれ人の事情に巻き込まれては頭を悩ませる。
引きこもり気味で、世界中で坂木だけを信じている鳥井はそんな坂木を助けたい一心で謎を解く。

人情味あふれていて、とてもアタタカイ小説です。
こんな人たちがいたらいいなーと思っちゃいます。

もちろん、引きこもりの鳥井が抱えている問題はとても深くて暗いものだし。
それを助けたいと思う坂木も、本当は鳥井が自分以外に心を開いてしまうのが怖い。

このままでいられるわけがない、って思うからこそこの関係が素敵に見えるのかもしれません。

ところで、鳥井は、言葉遣いなんかも乱暴で、初対面の年上の人も呼び捨てにしてしまいます。
彼に言わせると「お母さん」とか「○○くんのお母さん」とかそんな呼び方こそ人権を無視している!!となるわけで。

そういえば、私もいつからか母のことは名前で呼んでるなぁ。
「ピロコちゃん」と。
それって、私が独り立ちして、昔とは違う関係が築けてからだったと思うけど。
そっか。名前で呼ぶってその人を認めているっていうことなんだねー。

ってだからって誰でも呼べるかっつったらそれは無理な話。

永遠の出口

2006年1月24日 読書
ISBN:4087742784 単行本 森 絵都 集英社 2003/03 ¥1,470

★★★★★

最近読んだ森絵都さんが良かった、と言っていたら、
同期の読書マスター(?)から「それなら、これオススメ」と貸してもらいました。
ハードカバー!久々!重い!
なーんてわがまま言いません!

ごくごく普通の女の子の小学生から高校生までの、
その時々の小さなエピソードごとにお話は進みます。

紀子は「永遠」という言葉にとても弱くて、「もう永遠に見れないね」なんて言われるととても大事なことを取りこぼしてしまったような気がして、泣いちゃうような子。

成長するにつれ、永遠なんてどこにもなくて、みんなも沢山のものを取りこぼしながら生きている、と気付く。

友達。
えこひいきする先生(これって女王の教室?)。
家族。
恋。
楽しいバイト仲間。

何一つ永遠なんてなくて。
地球でさえも終わりがある。

永遠なんて、ないのか。
それってなんだか虚しい・・・。

紀子はいつしか、そんな「永遠」の出口をみつけていく。

-----

これは、イイ!
ほんわか暖かくて。優しい。
小学校のお誕生会とか、都会のデパートへの小旅行?とか。
思春期の気恥ずかしい家族旅行とか。
「そうそう。そんな時期があったなー」って感じ。

その時々の感情とか親に対する気持ちとか、とてもうまく書かれていて。
だれでも「嗚呼!」って思うところがあるんじゃないかな。

特に恋の章は身につまされる話で(笑)、ちょっと急いで駆け抜けちゃった。
永遠に隠して置きたかったのに、思い出しちゃったよ・・。
あぁっ。恥ずかしい。
ISBN:4334733425 文庫 宮本 輝 光文社 2002/07 ¥560

★★★☆☆

あらすじ(てきとー)
祖父は孫の佐和子に自分の日記を遺して亡くなった。
日記を読んだ佐和子は、1920年代のパリに生きた祖父の謎を解くため、パリへ飛ぶ。
日記をたどって明らかになっていく祖父の秘密。
手に入れた祖父のもうひとつの日記。
オレンジの壺とは?祖父の娘とは?

-----

なんだか、「つまんない女」として登場した佐和子だけど、
ものすごい行動力で追いかけていく。
吹っ切れた女ってカンジかなぁ。
なかなか魅力的。

ただし、戦争の時代で、なんかスパイとか出てきて、
挙句、あれですよ。
パリの話なので、出てくる人外人でしょう?
名前覚えられないんだってば!!!

それに、偽名使ってる人までいるし。

人も組織も入り乱れて、わけワカリマセン。

途中に
「○○(誰かの名前)は○○(誰かの名前)と結婚したんだ」
っツー話が出てきて。

多分、話が分かっていれば「えっ!!」って思う場面だけど、
うーん。聞いた名前だけど、誰だったかなぁ?
もう、いいや。ってな状態。

いや、お話としては面白いです。
のめりこむこと間違いなし!
ISBN:4101247161 文庫 藤沢 周平 新潮社 1987/02 ¥620

★★★☆☆

「渋いねー!」と言われたけど、借りた本は何でも読むんです。
てわけで用心棒シリーズ?

なんとなく、梟の城とかぶる感じ?
でもあっちは用心棒じゃなかったかー・・・

まー、まーまーかー?
なんだかイロイロあって、レビューな気分じゃないなー

ルパンの消息

2006年1月8日 読書
ISBN:4334076106 新書 横山 秀夫 光文社 2005/05/20 ¥920

★★★★☆

うーん!面白い!
長野の図書館で借りたモノを母が持ってきていたので
帰る前に読まなけりゃ!ってわけであわてて読みました。

あらすじ(てきとー)
15年前に起きた女教師自殺事件について、
時効24時間前にあれは他殺だったという情報が警察にもたらされる。
犯人として名指しされた3人の男が警察に呼ばれる。

サラリーマン、地上げ屋、ホームレスと違う道を歩む3人の男が
共に過ごした学生時代の事件について語り始める・・・。

-----

これは面白い〜!!
最初は、ん?って感じだけど、途中から止められない!
怒涛の展開。

犯人が二転三転していきます。
いろんな人が容疑者になり消えていきます。

なんだか、動機とか原因とか、とても切ないし、
そんな学校本当にあったら嫌だなーって感じ。

99%の誘拐

2006年1月6日 読書
ISBN:4062747871 文庫 岡嶋 二人 講談社 2004/06 ¥730

読む本が無くなって飛び込んだ本屋で、
この文庫がすごい!の2005年版1位
となっていたので即買い。

井上さんと徳山さんの二人で書いてる小説なんですね。
「おかしなふたり」が元で「おかじまふたり」という名前になったそうな。
よく本屋で見かける名前だけど、読むのは・・・多分はじめて。

★★★☆☆

面白い!!
スピード感あるし、安心して読めます。

あらすじ(てきとー)
生駒慎吾は誘拐され、その身代金によって父親の会社は大会社に吸収され、父親の夢は道半ばで挫折する。
20年後、生駒の父の会社を吸収した大会社社長の孫が誘拐される。
全てコンピュータによって制御された新しい誘拐。

-----

「99%の」ってのがいいですね。

ただし、この文庫がスゴイ!の1位と思って読むと物足りないかなー。
だって、2005年のナンバーワンなわけでしょ。

いや、面白いんですけどね。

4TEEN

2005年12月27日 読書
ISBN:4101250510 文庫 石田 衣良 新潮社 2005/11/26 ¥500

★★★★☆

最近青春モノが多いですね。

ナオト、ジュン、ダイ、テツローの中学生4人組のお話。
この4名の短いお話が何篇か入ってます。

Hなことに一番興味があって。
やっぱり友達が一番大事で。
大変な問題も起きるんだけど、
意外に大人びた考えで乗り切っていくんですねー。

こんな子たちいたらいいな。
私の中2はこんなだったか?!
でも、それなりにイロイロ考えていたような気もする・・ような?

「仲間」の原点のようなお話です。

つきのふね

2005年12月26日 読書
ISBN:404379102X 文庫 森 絵都 角川書店 2005/11/25 ¥460

★★★☆☆

この世には、ちいさくても貴いものがきっとある

オススメ本に置いてあったのでなんとなく。
青春をつっぱしる女子高生のお話。

あらすじ(てきとー)
さくらと梨利は大親友だったけど、
ある事件をきっかけにすれ違い始める。
さくらが心の支えにしていた智さんも心が壊れていく。
大事なモノを守るためさくらが疾走する。

-----

カワイイお話です。
もちろん内容は現代風でヘビーなんですけど。
友達が大事で、それが全てで。
あー。なんかそんな頃があった気がするなー。

でも、コレに比べると私の学生時代はのんびりしたものだったなー、と思ったりして。

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