ISBN:4835600703 単行本 橘 蓮二 ぴあ 2003/06 ¥1,575

えーと(笑
ボウリング大会で大盛り上がりの私を見て、会社の人がプレゼントしてくれました。

なんだか本屋で見かけたら、買わずにはいられなかったらしい。
う、嬉しい!

いーい表情を押さえてます。
宗論でしょー?鶏聟でしょー?萩大名に武悪に宗八?
なんて想像しながら読むのもまた良し。

はー。こんなの見てニヤニヤしてたらいかんて。

椿山

2006年6月23日 読書
ISBN:4167141639 文庫 乙川 優三郎 文藝春秋 2001/11 ¥470

★★★☆☆

なんだか・・・切な過ぎる。
読むのをやめたくなるくらい。

4編入ってるんですが、全て、ギリギリのところで生きている人たちのお話で、しかも、救いがないの。
それが現実なんだけど。
あまりにも切ない・・・

電車の中で超ブルー。

「椿山」は、貧しい産まれの才次郎が頭と策略でのし上がっていこうとするわけで。
で、結局、家族も、女も、友達も全て失って・・・
うううう。イヤだよぉぉ。

もう、バカバカバカ!!!

推理小説

2006年6月19日 読書
ISBN:4309407765 文庫 秦 建日子 河出書房新社 2005/12/21 ¥620

★★★★☆

「アンフェア」というドラマの原作。

友達から「『アンフェア』はとにかく面白いから見て!!」と言われてて。
どーも、ドラマを見る習慣がなく、そのうちねーなんて言って結局見なかったんですが。

見とけばよかった!!!!

すげー、見たい。このドラマ。

DVD借りる!!出てるよね?!

殺人現場に「アンフェアなのは、誰か T.H」と書かれた栞が残される。
同じT.Hのという名前で警察と各出版社に現実と全く同じ殺人事件を書いた小説が送りつけられ、「次の殺人を防ぎたければ、この小説の続きを3000万円で落札せよ」というメッセージが。
警視庁検挙率No.1で無駄に美人の雪平と新人刑事安藤は調査に乗り出すが・・・。


おおおお。
最後、そう来ますか?って感じですね。

もう。夢中。
雪平は完全に篠原涼子さんのイメージで。

小説ってのはフェアであるのが条件で。
例えば、犯人は最後に嘘をつかないこと。とか。
そういうルールがあるんだそうだ。
それを乱すと、出版社にクレームがジャンジャンつくのね。

だけど、現実の殺人でフェアであること、なんてありえない。
小説ではアンフェアと言われるかもしれない。
だけど、現実は違う。

それが、リアル。

・・・って感じ?

真昼の花

2006年6月15日 読書
ISBN:4101058229 文庫 角田 光代 新潮社 2004/08 ¥420

★☆☆☆☆

う、うーん。
あの、この☆はあくまで私の好みなので。。。

2つのお話が納められています。
どっちも自分探し、って感じですね。

真昼の花
何年も前に出て行ったきり海外をブラブラしていて帰ってこない兄。
なんとなく会えるかなーと、東南アジア方面に同じくバックパッカー旅行に出る妹。
途中でお金が尽き、物乞いのようになるも、まだ帰りたくない・・・・。
そこで、アキオという同じく日本からの旅行者に出会い・・・

うーん(笑
重い。

この人の文章は嫌いではないんですけど。

いかんせん、自分探しなんて、そんな面倒なことを考える人の気が知れない私には、苦痛です。

えー?そんな兄のことは放っておいて自分は自分の楽しみを生きた方がいいんじゃないのー?
どうせ兄とはいえ違う人間のことなんて理解するのは無理なわけだし。

あぁ。わからん。

もう一編、地上八階の海は、年老いた母と娘である自分と兄と兄の嫁との心の問題、かな。
これも、ある種自分探し。

でも、年老いた母の問題が、なんだかとても心に痛くて。
これは私の問題。

どっちにしても、重い本でござんした。
ISBN:4003102711 文庫 泉 鏡花 岩波書店 1992/08 ¥420

★★★★☆

8月に観にいく舞台の原作です。
またまた予習。

今まで読んだ泉鏡花さんの作品はシナリオ形式でしたが、この本に納められているのは独白形式です。

これが読みにくんだなー。
そんなに人数は登場しないはずなのに、誰の発言かわからなくて。

でも、諦めて読み始めればいつの間にか泉鏡花ワールド。

はいはい。ようこそー。

「高野聖」の方が舞台になりそうだなー、と思ったら既にNext1でやっちゃってたのね。
見たかった・・・!

「眉かくしの霊」は、本当に幽霊のお話です。
しかも、前半は全然違うお話のようで、最後畳み掛けるように舞台が変わります。

なんだかちょっと趣が違う感じ。
一体どんな舞台になるのかなー。
なんか怖そうだなー。
妖怪系は好きだけど、幽霊系は超苦手なんだよねー。

でもでも、この「眉隠し」終わり方がとてもイイの。
この最後の境とお艶の言葉をどう言ってくれるのか。
とても楽しみ。

そいえば前回の「海神別荘」で知った花組芝居のチケットを取ってみました。
ネオ歌舞伎なるものを見てみたかったし、ついでに大好きな漫画の舞台化なので。むふふ。

---

明日から読む本がないので近所の本屋でウロウロ。

どうも品揃えがねぇ・・・はぁ。
駅前で1軒しかないからって手を抜きすぎなんじゃない?

とか思っていたら若い女の子が漫画コーナーに一直線。
すぐレジへ。
「まさか?」と思って行ってみればのだめの新刊が。

わーいわーい。
ありがとよ。ねーちゃん。

で、明日の本を買うの忘れた。
や、やばい。本が無きゃ電車なんか乗ってられないよー。

あ。のだめを明日まで我慢すればいいのか・・・。

うーん。

鹿鳴館

2006年6月8日 読書
ISBN:410105035X 文庫 三島 由紀夫 新潮社 1984/12 ¥580

★★★☆☆

ど、ドロドロなんですね。。。
昼ドラのようですね?

なんてーの、みんな男と女のことしか考えてないっていうか。
三島作品ってこういう感じなのね・・・

短編集で、4作品が収録されているんですけど。
そーだなー、「鹿鳴館」が一番政治色が強いね。
それでも。なんとか。ってレベルだけど。

後はもう、愛憎劇って感じ?

しかも、女が強い!!

意外と面白いよね・・・

女の幸せって何だろう?

---

自由が丘のお店で豆乳しゃぶしゃぶを食べましたー。
3人で2万4千円。
あーびっくりした。

しかも、2年ぶりに日本に帰ってきた子の歓迎会?だったので、2人で割り勘。
オー。びっくりした。

でも、んまかった。
ISBN:4167640015 文庫 宇江佐 真理 文藝春秋 2000/04 ¥500

★★★★☆

宇江佐真理さん第2弾です。
うえ さまりさんと読んでた。何故そんな無理な読み方・・・

これ、好き・・・!

髪結いの伊三次が、副業?で同心・不破の下っ引きを務めて江戸の事件を解決していくシリーズものらしいです。

短編なんですけど。

情に溢れていて、いい男だよ!!伊三次!!
あたしゃ、惚れちまうよ!

しかし、伊三次にはお文という、芸者のこれまたいい女がいるわけだー。

お似合いだよ!伊三次!!
あたしゃ、諦めるよ・・・。

まー、そんなこんなで、とても切ないお話が多いんですけど。
でも、出てくる人たちが温かくて粋で力強くて。
惹きこまれること間違いなし。

オススメされたけど、私もオススメしたい!
ISBN:4163535101 単行本 佐藤 愛子 文藝春秋 1997/11 ¥1,150

★★★★☆

やべー。
久々に、電車で笑ってしまうほどのエッセイを読みました。

書いている当時、齢72歳!
今、きっと80歳。(多分。本文と出版年度から推察するに)

なんて元気な人。

私のお気に入りは「サキサン」とのやり取りの回。

佐藤さんの家には日に何度も無言電話がかかるそうな。
ウザイので、迷惑電話サービスってのに登録して、「今の迷惑電話!」と思ったら切ってすぐにある番号を押すとその番号からの電話は受け付けなくなる。

しかし、せっかちな佐藤さんは、友達がゆっくりしゃべりだすのに気付かず、勝手に切って迷惑電話に登録。
その相手が「サキサン」だったんですねー。

迷惑電話登録は30回線を超えると最初のが消えるので、それを待つんですが。
「サキサン」は、自分の電話がかからないと分かっていながら日に何度も佐藤家に電話を掛け、時間によって繋がったり拒否されたりすることを発見。

物事を追求したがる彼女は、夜中にまでかかるかどうかのチェックの電話を掛けてくるようになるんです。

うるさい!!と怒る佐藤さんと「だって、気になる・・・」とかけてくる「サキサン」。
迷惑電話より迷惑(笑

ワンギリにしてまで掛けてくる「サキサン」と、彼女がかけてくるかを確認する為に
夜中まで起きて待っている佐藤さん。
結局、似たもの同士。

ところで、佐藤愛子さん。
私、花井愛子さんと間違えて読んでました。
「山田ババアに花束を」の人よねー。なつかしー!!なんて。
さっき調べたら全然違ったわ。

失礼しました!!
ISBN:4062730375 文庫 宇江佐 真理 講談社 2000/12 ¥620

★★★★☆

オススメ!と貸してもらいましたー。

イイッス。
最愛の妹を殺され、大店の若旦那の地位を捨てて岡っ引になった銀次。
殺人現場に駆けつけるも、死体を前にいつも大泣きしてしまうんです。
それで彼の通り名は「泣きの銀次」。

こう、やっぱり粋ですよねー。
そして、温かいです。
今も下町はこんな粋な人たちがいるんでしょうか?

銀次って人は、情に厚くて賢くて、でもおぼっちゃま。
彼の恋する女中のお芳は、しっかりもので、ぽんぽんモノを言うタイプ。
この2人の恋の行方も気になるところです。

ラッシュライフ

2006年5月10日 読書
ISBN:4101250227 文庫 伊坂 幸太郎 新潮社 2005/04 ¥660

★★★☆☆

はー。スゴイわ。やっぱり。
超面白い!とかグイグイいける!とかじゃーないんですけど。
クセになる。

相変わらず真ん中はちょっとスピードが落ちるんですけど、
最後は「まま、まさかまさか!」って感じで、また転がされちゃうのよねー。

郵便局強盗に失敗したリストラ男、新興宗教の教祖を殺して解体した男、不倫相手の妻を殺そうとした女、自分の家に泥棒に入られた泥棒・・。

彼らの人生がちょっとずつちょっとずつ重なっていくんです。
で、最後にまたパズルのピースをはめ込むようにどんどん出来上がっていくのだ!

ゾクゾクもんですわ!

あぁ。こことここが繋がって・・・ここも繋がって!!
あぁぁぁぁぁ!!!イヤンって感じ(どんな感じ?)

ボンヤリ読んでたら分からなくなるよ!!

ちゃんとついて行こー!!

久々に一人の作家さんの追っかけをしちゃってるなー。
まだ他にも文庫出てるのかなぁ。
ウチの近くの小さな本屋にはもう1冊もないのよね・・・。

ま、また他の作家さんの本を友人に借りたので、しばらくはそれで生きていける。
そそ、実家からパクって来た本も沢山あるのでした。
ストックがあると安心できるんですよねー。

ワシ、次の本が決まってないと落ち着かなくて今読んでいる本を読み進められないんですわ。。。
読まなければ、未読の本が手元にあるわけですからね。

図書館が隣にあった前の家が恋しい・・・
ISBN:4101250219 文庫 伊坂 幸太郎 新潮社 2003/11 ¥660

★★★☆☆

これは・・・。不思議。

伊藤は、ひょんなことから存在を知られていない不思議な島に連れて来られる。
その島には話をする案山子、太りすぎて一歩も動けない女、
殺人が許されている男、反対のことしか答えない元画家など常識外のことが勢ぞろい。

そんな中、案山子殺人事件が起こる。
犯人は誰なのか、何のためにやったのか・・・?

最初はねぇ、「あら?失敗か?」と思うほど突拍子もなくて、話に溶け込めないんですわ・・。
だって話す案山子だよ?

それは伊藤も同じなんですが、伊藤と一緒に住民の話を聞いたりしているうちに、なんとなく溶け込んじゃうわけですよ。

最後はほんっとーに、パズルのピースをはめ込んでいくように全てが繋がって行くわけです。
気持ちいーい。
で、ハタと気付くのです。また伊坂さんの手のひらで転がされていた!!!
ということに。

うーん。楽しい。
というわけで、また伊坂幸太郎さんの本を購入しちゃいました。
完全にハマっているワシ。

葡萄と郷愁

2006年4月27日 読書
ISBN:4334733859 文庫 宮本 輝 光文社 2002/10 ¥480

★★★★☆

東京に住む純子とハンガリーのブタペストに住むアーギのお話です。

幼馴染の彼と別れて、3回しか会ったことの無いイギリス留学中の外交官の卵との結婚を決意する純子。
彼には恋愛感情は持っていないし、「外交官夫人」という肩書きが欲しかっただけの気もする。
本当にこれでいいのか悩む純子。
23時の国際電話が来るまでに結論を出さなければ・・・。

一方、アル中の父親を抱え、先の見えない国を生きるアーギ。
旅行に来ていた上品なアメリカ人女性と知り合い、養女にこないかと誘われる。
最新の本も手に入らないこの国で生きていくか。全てを捨てて、アメリカで自由を手に入れるか。
17時の国際電話が来るまでに結論を出さなければ・・・。

結論を出すまでの6時間、二人のお話が交互に進みます。
また、いいところで切れるんですよ。
ページ数が決まっているのかは分からないけど、真中辺りは「え?もう終わり?」と思うくらい短く感じます。

こ、こんな焦らし方があったとは・・・と身悶えしながら読みましょー。
たまりまへん。
ISBN:4396332688 文庫 伊坂 幸太郎 祥伝社 2006/02 ¥660

★★★☆☆

これはなかなか・・・!

題名から浮かぶイメージとはちょっと違う空気ですねー。この小説。

陽気なのは響野。
彼はとにかく嘘ばかりよくしゃべる。
強盗時の役割は、お金を取ってる間、みんなが怯えないように話をして気をそら
す。

成瀬はリーダーで、冷静沈着で先を読む。そして嘘を見破る能力がある。

雪子は逃走車の運転担当。体の中で時間を測る能力があって、逃走時は信号に引っかからずに逃げるのだー!

久遠はヒラ。で、スリ。人間より動物の味方。

そんな4人が銀行強盗をするわけですね。しかも常連?
しかし、逃走中に現金輸送車強盗とバッタリ出くわし、お金を持っていかれてしまう。
ちきしょー!と相手を調べていたら死体を発見。さてさて真相は?

映画化されたんですねー。
成瀬が佐藤浩市さん??・・・大沢たかおさん?どっちだろう。。。
渋い感じでやって欲しいなぁ!佐藤浩市希望。

と、今調べたら大沢たかおが成瀬でした。

私はちょっと、真中あたりで中だるみしちゃったんですけど。
途中で出て来る小ネタが、最後に全部ちゃんと使われるんですよ。スゴイ!

無駄が全くないです。
読み終わったあとに、手のひらで転がされていた自分を感じます。
うーん!スゴイ!

むふふ。で、また伊坂幸太郎さんの本を買っちゃいました。
伊坂ワールドにハマッてる気が・・・。
ISBN:4106101378 新書 竹内 一郎 新潮社 2005/10 ¥714

★☆☆☆☆

こういう本を読むことはないと思っていたけど、古本屋で超お得だったので試しに・・・。
ちなみに電車内で読むのに、人に覗き込まれたらと思うと超Hな内容の本よりも遥かに恥ずかしいッス。

さて、内容ですが。
人が他人から受け取る情報は、話す内容はたったの7%。
それ以外は表情や声のテンポなどで残りの93%を受け取るんだそうだ。

まー、見た目と言っても、そういう表情や目力とか話し方とかも入るわけで。
そうなると、そりゃー、見た目大事だよね?

うーん。
この著者の方は、舞台の演出や漫画の原作のお仕事もしているようで。
真ん中あたりは漫画講座のようだし。
うーんうーん。
なんか良く分からん。
ISBN:4062752549 文庫 山本 一力 講談社 2005/11 ¥660

★★★☆☆

派手な表紙に釣られて買っちゃいました。

もう、一言、です。

定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師雅乃、文師の辰次郎、飾行灯師・宗佑の4人が江戸の厄介ごとを痛快に片付けていくお話です。

ほんっとカッコイイ。

江戸を生きる人たちの、人情とプライド。
ある意味、いい時代の日本ですね。

ところで、山本一力さん初めて読みましたが、場の変化がわかりにくいですねー。
移動中の記述がないと言うか。

がっちり読んでいない私が悪いのか・・・

もう1冊読んでみようかなー。
これ、シリーズなのかなぁ。
ISBN:416771101X 文庫 奥田 英朗 文藝春秋 2006/03/10 ¥500

★★★★☆

水泳が止められない!携帯が手放せない!ナニがたちっぱなし!ストーカーが沢山いる!火元が気になって出かけられない!

そんな心の病を持った人たちが訪れる「伊良部総合病院 神経科」。
座っているのは、色白でデブでフケだらけの、マザコンで注射マニアの医者、伊良部。

名医?それともただの馬鹿?
怪しみながらも通う患者達。さてさて、病気は治るのか・・・?
---

イヤー、読み終わるのがもったいなかった!

本当に、名医なのか、ただの馬鹿なのか?仕組んだのか、偶然なのか?
読めないこの男・・・。
その常識のない本能の行動がある意味気持ちいい。
患者たちも色んなことに縛られていて、でもそんな伊良部を見て何か感じ取るわけですよ。

ところで、ここに出て来る病状は、まー、極端だけど。
でも、ありえないとは、言い切れない、よね。

私の勤める会社も、職業柄「わーっ!!」ってなっちゃう人が時々出ますが、
まぁ、実際わーっていうわけじゃなくて、その、心の、ね。
見ていると、自分は絶対ならない、とはどうしても思えないし。
だからこの本も、笑えるけど他人事じゃないというか。

そしたらすぐ会社辞めて南の島に高飛びするけどね!
っていう考え方自体がが出来なくなるのかも・・・ゾクゾク。

---
今日も3駅歩きました!
頑張るどー!
ISBN:4385410437 単行本(ソフトカバー) 小林 責 三省堂 2000/10 ¥1,733

本屋で見つけてパラパラ読んだら買わずにはいられず。

狂言の成り立ちから、現在までの歴史、
流派と家の成り立ちまでもとても詳しく書いてあります。

家ごとの家系図も載っていて、実はよく分からなかった関係が明らかに!!

そして、ありがたいのが狂言の曲を和泉流、大蔵流独自曲まで全263曲が収録されていること。
私自身混乱しているのも多いのでとてもうれしいです。

当時の時代背景も見えてくるし、苦しかった時代もあったんですね。。。

改めて、あれもこれも見てみたくなってきたりして。
ISBN:4480687319 新書 天童 荒太 筑摩書房 2006/02/07 ¥798

包帯クラブ

★★☆☆☆

過去に傷ついた場所には今も血が流れている・・・
その場所に包帯を巻くことでなんだかちょっと癒された気がする?
そんなわけで、ワラ達は「包帯クラブ」を結成して、HPで傷を募集。
彼らの傷ついた場所に包帯を巻きに出かけるのだが・・・

なんだか優しい優しいお話です。
そうすることで癒されたかもしれない、子供の頃。

まー、私はさほど大きな傷は受けず(気付かず?)に大人になりましたが。

うーん。なんだか、イマイ・・チ?
ええと、大人になってもその仲間とは切れなかったよ〜ってこと?
ISBN:4163239804 単行本(ソフトカバー) 伊坂 幸太郎 文藝春秋 2005/06/28 ¥1,500

★★★★☆

あちこちでオススメされていたので、めっちゃ探して購入。

これは!面白いですねー。

死神のお仕事のお話です。

あなたは最近知り合った人はいませんか?
その人は暇さえあれば音楽を聴きにCDショップに行ってませんか?
人間ってのは、ってのが口癖じゃないですか?

もし、そんな人がいたら、あなたは7日後に・・・。

死神が関わったいくつかの人の物語が入っているんですけど。
1つ1つのお話が、形式が違うんですよねー。
それがまた面白い。

この人の本、他のも読みたいなー。

動物園の鳥

2006年3月27日 読書
ISBN:4488012965 単行本 坂木 司 東京創元社 2004/03/23 ¥1,470
動物園の鳥

★★★★☆

ひきこもり気味探偵シリーズ第3弾。
第2弾は飛ばしたけど。
いや、持ってないみたいで、貸してもらえなかったから。(人のせい)

動物園内に遊びに来る野良猫たちが何者かによって虐待されていて、それに心を痛めているボランティアの女の子。
その彼女に下心のエロジジイ(笑)ボランティアが鳥井と坂木に相談を持ちかける。

情にもろい坂木が釣られたせいで重い腰をあげることになった鳥井。
しかし、この後、彼らの古傷をえぐる出会いが待っているわけで。

鳥井と坂木の奇妙な依存関係も新たな局面を迎えるわけですが。
最後まで読んで、ちょっと安心しました。
うん。これならいいよね。

優しくて、切なくて、とても好きな本です。
この人の作品はこんな感じなんでしょうか。
他のも読んでみたいなー。

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