狂言 ござる乃座 33rd
2005年3月26日 能・狂言狂言ござる乃座33rd
ー故・六世野村万蔵二十七回忌追善公演ー
国立能楽堂
14時〜
中正面9列
■狂言 八尾
閻魔:野村 萬斎
罪人:野村 万作
地謡:月崎晴夫、深田博治、石田幸雄、高野和憲、時田光洋
■舞囃子 野守
野村 昌司
大鼓:大倉正之助
小鼓:鵜澤洋太郎
太鼓:金春国和
笛 :藤田次郎
地謡:武田宗典、坂井音雅、藤波重孝、観世喜正、藤波重彦
■狂言 金津地蔵
子 :野村 裕基
親 :野村 萬斎
金津の者:石田 幸雄
立衆:深田博治、竹山悠樹、高野和憲、月崎晴夫、野村万之介
初の万作家です。
■狂言 八尾
地獄に来る人間が減って飢饉を迎えたため、閻魔大王が罪人を探しに六道の辻にやってくる。
そこへ落命した河内国八尾の男がやってきたため、早速閻魔が責め立てると
男は閻魔と男色の関係にある地蔵からの手紙を差し出す。
それはこの男を極楽に送ってほしいとの依頼状だった・・・
万作さんと萬斎さんの親子競演です。
ううーん。
閻魔大王がカッコ良かった。
なんかお話的にはちょっと閻魔大王がかわいそう?
ゴメンナサイ。うつらうつらしてしまいました。
■舞囃子 野守
これ、結構かっこよかったっす。
ええと・・・地獄のそこから宇宙の果てまで映し出す不思議な鏡を持った鬼神が舞う・・・
へえぇ。
それはよくわからなかったけど。(先に読んどけよ)
扇を何かに見立ててかざしているな〜とは思った。
■狂言 金津地蔵
越前国の金津の男が地蔵像を求めて都へやってきます。
そこに都の男が現れ、仏師と名乗って地蔵を売りつけようとする。
実は貧困にあえぐ男は妻と相談して、わが子を地蔵に仕立てようという魂胆だった。
何も知らない金津の男は大喜びで地蔵を背負って里に帰り、村人たちを集めて拝する。
すると、地蔵は饅頭を食べたいと言い出す・・・
萬斎さんと息子の裕基くんの競演でした。
裕基くんはいったいいくつ?5歳くらい?
ものすごくしっかりと演じていて、わたくしなぜか涙が・・・
お父さんが「おまえを売ろうと思う」というと「めいわくなことよ」みたいに言って。
「だけど、あとですぐ迎えに行くから」というと「よろしく頼みますよ〜」みたいに言うの。
そんで「孝行しとかないとね」てなことを。
親思いの良い子です・・・
そいえば1回後見の万作さんにプロンプされてました。
つっかかってたのか?!今!というぐらいのタイミング。息吸ってただけなのでは…。
金津についた後は、饅頭が食べたい、古酒が飲みたいなどと言い始める。
立衆が囃子ものをしながら立像になってほしいと言えば、地蔵の裕基くんも囃子ながら
立ち上がり、踊りだす。カワイイ〜!
あんなちっちゃいのに、囃子ながら踊っちゃうの。
そこに萬斎おとーさんが迎えに来て、さっさとおぶわれて帰って行きます。
これは良かった。
みんなとても柔らかい顔で会場をあとにしてましたね。
お話柄でしょうか。お腹を抱えて笑う、というレベルではなかったです。
「都会的な」と評されるのが分かる気がします。
萬斎さんはある種特別オーラを持ってますね・・・。
別の星の人みたい。
ー故・六世野村万蔵二十七回忌追善公演ー
国立能楽堂
14時〜
中正面9列
■狂言 八尾
閻魔:野村 萬斎
罪人:野村 万作
地謡:月崎晴夫、深田博治、石田幸雄、高野和憲、時田光洋
■舞囃子 野守
野村 昌司
大鼓:大倉正之助
小鼓:鵜澤洋太郎
太鼓:金春国和
笛 :藤田次郎
地謡:武田宗典、坂井音雅、藤波重孝、観世喜正、藤波重彦
■狂言 金津地蔵
子 :野村 裕基
親 :野村 萬斎
金津の者:石田 幸雄
立衆:深田博治、竹山悠樹、高野和憲、月崎晴夫、野村万之介
初の万作家です。
■狂言 八尾
地獄に来る人間が減って飢饉を迎えたため、閻魔大王が罪人を探しに六道の辻にやってくる。
そこへ落命した河内国八尾の男がやってきたため、早速閻魔が責め立てると
男は閻魔と男色の関係にある地蔵からの手紙を差し出す。
それはこの男を極楽に送ってほしいとの依頼状だった・・・
万作さんと萬斎さんの親子競演です。
ううーん。
閻魔大王がカッコ良かった。
なんかお話的にはちょっと閻魔大王がかわいそう?
ゴメンナサイ。うつらうつらしてしまいました。
■舞囃子 野守
これ、結構かっこよかったっす。
ええと・・・地獄のそこから宇宙の果てまで映し出す不思議な鏡を持った鬼神が舞う・・・
へえぇ。
それはよくわからなかったけど。(先に読んどけよ)
扇を何かに見立ててかざしているな〜とは思った。
■狂言 金津地蔵
越前国の金津の男が地蔵像を求めて都へやってきます。
そこに都の男が現れ、仏師と名乗って地蔵を売りつけようとする。
実は貧困にあえぐ男は妻と相談して、わが子を地蔵に仕立てようという魂胆だった。
何も知らない金津の男は大喜びで地蔵を背負って里に帰り、村人たちを集めて拝する。
すると、地蔵は饅頭を食べたいと言い出す・・・
萬斎さんと息子の裕基くんの競演でした。
裕基くんはいったいいくつ?5歳くらい?
ものすごくしっかりと演じていて、わたくしなぜか涙が・・・
お父さんが「おまえを売ろうと思う」というと「めいわくなことよ」みたいに言って。
「だけど、あとですぐ迎えに行くから」というと「よろしく頼みますよ〜」みたいに言うの。
そんで「孝行しとかないとね」てなことを。
親思いの良い子です・・・
そいえば1回後見の万作さんにプロンプされてました。
つっかかってたのか?!今!というぐらいのタイミング。息吸ってただけなのでは…。
金津についた後は、饅頭が食べたい、古酒が飲みたいなどと言い始める。
立衆が囃子ものをしながら立像になってほしいと言えば、地蔵の裕基くんも囃子ながら
立ち上がり、踊りだす。カワイイ〜!
あんなちっちゃいのに、囃子ながら踊っちゃうの。
そこに萬斎おとーさんが迎えに来て、さっさとおぶわれて帰って行きます。
これは良かった。
みんなとても柔らかい顔で会場をあとにしてましたね。
お話柄でしょうか。お腹を抱えて笑う、というレベルではなかったです。
「都会的な」と評されるのが分かる気がします。
萬斎さんはある種特別オーラを持ってますね・・・。
別の星の人みたい。
13th東京オピニオンズフェスティバル
傳 −未来へー
「花・珍しさ・面白さ」
アートスフィア
1階D列28番
19:00〜
【第一部】
◎素囃子「道成寺組曲」
笛:田中 義和
小鼓:成田 達志
大鼓:亀井 広忠
太鼓:大川 典良
◎レクチャー&ワークショップ 「囃子・謡・狂言」
【第二部】
◎狂言『芯奪(しんばい)』
主人:茂山 逸平
太郎冠者:茂山 宗彦
男:茂山 童司
◎舞囃子『鞍馬天狗』
シテ:狩野 了一
地謡:金子 敬一郎
地謡:佐々木 多門
地謡:大島 輝久
笛:田中 義和
小鼓:成田 達志
大鼓:亀井 広忠
太鼓:大川 典良
ずっと楽しみにしてました。
一緒に行った友人が雨女のため、あいかわらずの雨。ほんと。頼むよ。
さてさて、張り切って取ったチケットだったので、一番前なのです。
真中とは言いませんが、ステージの張り出し?の真横ぐらいで、かなり良い席。
狂言や舞のときに舞台を斜めに歩く時、真正面の位置になるので、かなり目のやり場に困りました。
えぇ。私を目指して歩いて来る訳ではないのはとってもよく分かってるんですが・・・。
◎素囃子「道成寺組曲」
素囃子をこんなに近くで見たのは初めてです。
すんごい迫力!
ドキドキしてしまいました。
なんだか「がんばれ」なんて思ってしまって(失礼)冷静に見れない距離でした・・・。
◎レクチャー&ワークショップ
『狂言』
茂山逸平さんが講師でございます。
アシスタントは茂山宗彦さん。
ものすごくお話上手ですね。逸平ちゃん。あっというまに会場は引き込まれました。
そして演じるもっぴさんも相変わらず面白い。
ガーっと演じた後に、ササっとマジメになるのがイチイチ面白くて会場爆笑。
能と狂言の笑いと泣きをもっぴさんと大島さんが同時に演じてくれたのも良かった。
私は能は見た事がないので。体全体で笑う狂言と、手の動きだけで喜びを表す能。
へ〜っ!
最後に狂言の笑い「はー!はー!はっはっはっはっはっ」を全員でやって終わりです。
『囃子』
講師は亀井さんです。
笛の田中さん、小鼓の成田さん、太鼓の大川さんも出てきて説明をしてくれます。
笛はとても吹きにくく作ってあるんだそうです。確かに吹きにくそうに吹いてるような。
音楽で習う「ドレミファソラシド」なんて出せないようで、それっぽい音程の外れたような
音階を吹いてくれました。
小鼓の皮は子馬の柔らかいお腹の皮なんだそうです。
で、横の紐?を握ったり離したりして音を変えるんですね。
大鼓の皮は大人の馬のオシリとかの堅い皮を使うんだそうです。
そして始まる前に火で炙って堅くするんですって。
太鼓の皮は真中に鹿の皮で全体は牛の皮なんだそうです。
太鼓を置いている台は、割と近代に作られたもので、それまでは太鼓を持つ係りの人が
いたんだそうです。それが「太鼓持ち」と呼ばれる人だったとな。
うーん。どんな風に持っていたんだろう。なんか想像できない感じ。
手書きの楽譜?が配られていて、そのとおりに演奏してくれるのですが、ぜんっぜんわかんないっす!
読めないっす!これ!
その後会場を大鼓と小鼓に分けて「三地(ミツヂ)」というのをやりました。
みんなで「ズッ ハ!パン!(拍手)ハ!パン!(拍手)」なんてやっちゃいました。
『謡』
講師は大島さんです。
「鞍馬天狗」の謡を全員で謡います。
楽譜をみても、記号の意味がサッパリ分かりません。横にゴマが付いてる感じです。
なので1小節ずつ、大島さんの後について謡います。
ううーん。難しい。ていうか、ドンドン忘れちゃう。
最後に皆で通しで謡って終わりです。
大島さんが「こんなに謡ってもらえるとは!良かったです。サクラを用意しようかと
思ってたぐらいなんで」なんて言ってたぐらい、みんな楽しく歌ってました。
◎狂言『芯奪(しんばい)』
主人は太郎冠者を連れて、立花の会の桜を探しに出かけます。
すると、途中で見事な桜を持った男に出会い、主人がその桜をものすごく羨ましがるので、
太郎冠者はその桜を奪い取ってしまうのです。
争ううちに男は太郎冠者が持っていた主人の太刀を奪いとり、大喜びで去っていきます。
太刀を取られたと知った主人は立腹し、男の帰りを待受け捕らえます。
しかし、のんきな太郎冠者は縄を綯いはじめたり、縄のささくれを取ったりしていて
ちっとも役に立ちません。
結局男に逃げられ、主人と太郎冠者は男を追いかけていくのでした。
あ〜面白かった!
太郎冠者がイイ!すっとぼけてて。
一生懸命でマイペースで、愛すべき太郎冠者です。
兄弟での息の合った狂言でした。
ところで、童司くんがとてもいい味を出してました。
この人こんなイイ感じでしたっけ?(失礼?)
太郎冠者をなんだこいつ?ってな感じで見てる表情とかかなり笑えました。
そういえば、狂言の衣装はつけてなかったですね。
もっぴさんが青、いっぺさんが深緑、童司くんが白の着物でした。
◎舞囃子『鞍馬天狗』
ええと、初めてなんです。舞囃子。
あ〜、さっきみんなで謡ったやつだ〜。とか思いながら見ていました。
舞はとてもキレイですね。
席柄、正面からググっと歩いて来られると、すごい迫力でビビります。
しかし、チラシにあったようなあらすじをこの舞から読み取ることは全く出来ません。
今、こうしてあらすじを読んでも、それがあの舞のどこらへん?みたいな。
まだまだ勉強不足ですね。
さて、最後に抽選会がありました。
大鼓の皮に出演者のサインがしてあって、それを5名様に!
席番号での抽選です。
私は諦めてたけど、友達が妙にくじ運強いのでそっちに願いました・・・がダメでした。
残念。
いや〜、しかし、大満足です!これ。
楽しかった。
幸せな気持ちで帰路につきました。
傳 −未来へー
「花・珍しさ・面白さ」
アートスフィア
1階D列28番
19:00〜
【第一部】
◎素囃子「道成寺組曲」
笛:田中 義和
小鼓:成田 達志
大鼓:亀井 広忠
太鼓:大川 典良
◎レクチャー&ワークショップ 「囃子・謡・狂言」
【第二部】
◎狂言『芯奪(しんばい)』
主人:茂山 逸平
太郎冠者:茂山 宗彦
男:茂山 童司
◎舞囃子『鞍馬天狗』
シテ:狩野 了一
地謡:金子 敬一郎
地謡:佐々木 多門
地謡:大島 輝久
笛:田中 義和
小鼓:成田 達志
大鼓:亀井 広忠
太鼓:大川 典良
ずっと楽しみにしてました。
一緒に行った友人が雨女のため、あいかわらずの雨。ほんと。頼むよ。
さてさて、張り切って取ったチケットだったので、一番前なのです。
真中とは言いませんが、ステージの張り出し?の真横ぐらいで、かなり良い席。
狂言や舞のときに舞台を斜めに歩く時、真正面の位置になるので、かなり目のやり場に困りました。
えぇ。私を目指して歩いて来る訳ではないのはとってもよく分かってるんですが・・・。
◎素囃子「道成寺組曲」
素囃子をこんなに近くで見たのは初めてです。
すんごい迫力!
ドキドキしてしまいました。
なんだか「がんばれ」なんて思ってしまって(失礼)冷静に見れない距離でした・・・。
◎レクチャー&ワークショップ
『狂言』
茂山逸平さんが講師でございます。
アシスタントは茂山宗彦さん。
ものすごくお話上手ですね。逸平ちゃん。あっというまに会場は引き込まれました。
そして演じるもっぴさんも相変わらず面白い。
ガーっと演じた後に、ササっとマジメになるのがイチイチ面白くて会場爆笑。
能と狂言の笑いと泣きをもっぴさんと大島さんが同時に演じてくれたのも良かった。
私は能は見た事がないので。体全体で笑う狂言と、手の動きだけで喜びを表す能。
へ〜っ!
最後に狂言の笑い「はー!はー!はっはっはっはっはっ」を全員でやって終わりです。
『囃子』
講師は亀井さんです。
笛の田中さん、小鼓の成田さん、太鼓の大川さんも出てきて説明をしてくれます。
笛はとても吹きにくく作ってあるんだそうです。確かに吹きにくそうに吹いてるような。
音楽で習う「ドレミファソラシド」なんて出せないようで、それっぽい音程の外れたような
音階を吹いてくれました。
小鼓の皮は子馬の柔らかいお腹の皮なんだそうです。
で、横の紐?を握ったり離したりして音を変えるんですね。
大鼓の皮は大人の馬のオシリとかの堅い皮を使うんだそうです。
そして始まる前に火で炙って堅くするんですって。
太鼓の皮は真中に鹿の皮で全体は牛の皮なんだそうです。
太鼓を置いている台は、割と近代に作られたもので、それまでは太鼓を持つ係りの人が
いたんだそうです。それが「太鼓持ち」と呼ばれる人だったとな。
うーん。どんな風に持っていたんだろう。なんか想像できない感じ。
手書きの楽譜?が配られていて、そのとおりに演奏してくれるのですが、ぜんっぜんわかんないっす!
読めないっす!これ!
その後会場を大鼓と小鼓に分けて「三地(ミツヂ)」というのをやりました。
みんなで「ズッ ハ!パン!(拍手)ハ!パン!(拍手)」なんてやっちゃいました。
『謡』
講師は大島さんです。
「鞍馬天狗」の謡を全員で謡います。
楽譜をみても、記号の意味がサッパリ分かりません。横にゴマが付いてる感じです。
なので1小節ずつ、大島さんの後について謡います。
ううーん。難しい。ていうか、ドンドン忘れちゃう。
最後に皆で通しで謡って終わりです。
大島さんが「こんなに謡ってもらえるとは!良かったです。サクラを用意しようかと
思ってたぐらいなんで」なんて言ってたぐらい、みんな楽しく歌ってました。
◎狂言『芯奪(しんばい)』
主人は太郎冠者を連れて、立花の会の桜を探しに出かけます。
すると、途中で見事な桜を持った男に出会い、主人がその桜をものすごく羨ましがるので、
太郎冠者はその桜を奪い取ってしまうのです。
争ううちに男は太郎冠者が持っていた主人の太刀を奪いとり、大喜びで去っていきます。
太刀を取られたと知った主人は立腹し、男の帰りを待受け捕らえます。
しかし、のんきな太郎冠者は縄を綯いはじめたり、縄のささくれを取ったりしていて
ちっとも役に立ちません。
結局男に逃げられ、主人と太郎冠者は男を追いかけていくのでした。
あ〜面白かった!
太郎冠者がイイ!すっとぼけてて。
一生懸命でマイペースで、愛すべき太郎冠者です。
兄弟での息の合った狂言でした。
ところで、童司くんがとてもいい味を出してました。
この人こんなイイ感じでしたっけ?(失礼?)
太郎冠者をなんだこいつ?ってな感じで見てる表情とかかなり笑えました。
そういえば、狂言の衣装はつけてなかったですね。
もっぴさんが青、いっぺさんが深緑、童司くんが白の着物でした。
◎舞囃子『鞍馬天狗』
ええと、初めてなんです。舞囃子。
あ〜、さっきみんなで謡ったやつだ〜。とか思いながら見ていました。
舞はとてもキレイですね。
席柄、正面からググっと歩いて来られると、すごい迫力でビビります。
しかし、チラシにあったようなあらすじをこの舞から読み取ることは全く出来ません。
今、こうしてあらすじを読んでも、それがあの舞のどこらへん?みたいな。
まだまだ勉強不足ですね。
さて、最後に抽選会がありました。
大鼓の皮に出演者のサインがしてあって、それを5名様に!
席番号での抽選です。
私は諦めてたけど、友達が妙にくじ運強いのでそっちに願いました・・・がダメでした。
残念。
いや〜、しかし、大満足です!これ。
楽しかった。
幸せな気持ちで帰路につきました。
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横浜アートLIVE 大狂言会「私の一曲」第1回
2005年3月2日 能・狂言横浜アートLIVE
大狂言会「私の一曲」第1回
横浜能楽堂
昼の部 14:00〜
脇正面4列12番
「鐘の音」
太郎冠者 山本則俊
主 山本則重
仲裁人 山本則秀
「八句連歌」
何某 野村萬
貸主 野村万蔵
「鬼ヶ宿」
太郎 茂山千五郎
女 茂山茂
ずっと目をつけてました。この公演。
一度に3つの家の狂言が見れてしまう!その上野村萬さん茂山千作さんの人間国宝もいらっしゃる!
というわけで、会社サボって来てしまいました。
「鐘の音」
これが、あの有名な。ってヤツですね。
金の値と鐘の音を聞き間違う・・と。で、最後に太郎冠者が「それならそうと最初に言うてくだされ!」と切れるパターン。
この、山本家初めて見ましたが、格調高いと評されるだけのことはあります。
格調高いです。とても。
声にも顔にもあまり表情がなく、割と一本調子です。
「笑わせちゃろ!」という気持ちはとりあえず見当たらない。
もちろん笑いの箇所はありますが、無理には笑わなくていいすよ。みたいな。
うーん。ちょっと重かった。
「八句連歌」
萬じーちゃん!会いに来たよ!
もう、ほんと表情豊かでかわいらしい!
「野村万蔵に挨拶に来た」「野村萬がきやがった」と何某と貸主が自分達の名前にしてるのも、
また入りやすい感じでいいですね。
何某がお金を借りっぱなしだからちょいと挨拶でもしに行こうか、と貸主を訪ねて、
そこで何某と貸主で連歌が始まるんですね。
で、貸主が「楽しかったから」と借金をチャラにしてくれるというもの。
やはり、歌は難しい。あんまりよく分からなかったな〜。
まぁ、なんとなく、って感じ。
しかし、面白かった。
「鬼ヶ宿」
これは、茂山家のみに伝わる狂言だそうです。
太郎冠者と親しい関係の女。太郎冠者が時々やってくるけど、女はウザくてしかたがない。
もう二度とこないように、女が鬼に化けて驚かすというもの。
これも、女が「うるさい千五郎がきやがった」みたいに呼ぶんですね。
なんかそれが大ウケ。
茂さんの女も初めて見ましたが、やはりとてもよく似合ってます。
女役?(なんていうんだろ?)はやっぱり出来る人と出来ない人がいるのかしら?
いや〜。楽しかった。
名乗りも家によって違ったりして面白い。
大狂言会「私の一曲」第1回
横浜能楽堂
昼の部 14:00〜
脇正面4列12番
「鐘の音」
太郎冠者 山本則俊
主 山本則重
仲裁人 山本則秀
「八句連歌」
何某 野村萬
貸主 野村万蔵
「鬼ヶ宿」
太郎 茂山千五郎
女 茂山茂
ずっと目をつけてました。この公演。
一度に3つの家の狂言が見れてしまう!その上野村萬さん茂山千作さんの人間国宝もいらっしゃる!
というわけで、会社サボって来てしまいました。
「鐘の音」
これが、あの有名な。ってヤツですね。
金の値と鐘の音を聞き間違う・・と。で、最後に太郎冠者が「それならそうと最初に言うてくだされ!」と切れるパターン。
この、山本家初めて見ましたが、格調高いと評されるだけのことはあります。
格調高いです。とても。
声にも顔にもあまり表情がなく、割と一本調子です。
「笑わせちゃろ!」という気持ちはとりあえず見当たらない。
もちろん笑いの箇所はありますが、無理には笑わなくていいすよ。みたいな。
うーん。ちょっと重かった。
「八句連歌」
萬じーちゃん!会いに来たよ!
もう、ほんと表情豊かでかわいらしい!
「野村万蔵に挨拶に来た」「野村萬がきやがった」と何某と貸主が自分達の名前にしてるのも、
また入りやすい感じでいいですね。
何某がお金を借りっぱなしだからちょいと挨拶でもしに行こうか、と貸主を訪ねて、
そこで何某と貸主で連歌が始まるんですね。
で、貸主が「楽しかったから」と借金をチャラにしてくれるというもの。
やはり、歌は難しい。あんまりよく分からなかったな〜。
まぁ、なんとなく、って感じ。
しかし、面白かった。
「鬼ヶ宿」
これは、茂山家のみに伝わる狂言だそうです。
太郎冠者と親しい関係の女。太郎冠者が時々やってくるけど、女はウザくてしかたがない。
もう二度とこないように、女が鬼に化けて驚かすというもの。
これも、女が「うるさい千五郎がきやがった」みたいに呼ぶんですね。
なんかそれが大ウケ。
茂さんの女も初めて見ましたが、やはりとてもよく似合ってます。
女役?(なんていうんだろ?)はやっぱり出来る人と出来ない人がいるのかしら?
いや〜。楽しかった。
名乗りも家によって違ったりして面白い。
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横浜アートLIVE 大狂言会「私の一曲」第2回
2005年3月2日 能・狂言横浜アートLIVE
大狂言会「私の一曲」第2回
横浜能楽堂
夜の部 19:00〜
正面9列18番
「蝸牛」
山伏 野村万蔵
主 野村扇丞
太郎冠者 小笠原匡
「寝音曲」
太郎冠者 茂山千作
主 茂山千五郎
「楽阿弥」
楽阿弥 山本則直
旅僧 山本東次郎
所の者 山本則孝
「蝸牛」
山伏の歩き方が、見慣れない感じでした。
すり足じゃないんですねぇ。こういうものだっけ?
んも〜、これ、ほんと面白いですね。
主人にかたつむりを取って来いといわれた太郎冠者。
かたつむりとは藪にいて、頭が黒くて、腰に貝をつけていて、時々角を出し、大きいものは人ほどもあると教えられます。
太郎冠者は藪に探しに行き、山伏が寝ているのをみつけてかたつむりと勘違いをしてしまう。というお話。
野村万蔵さんがとてもよいですね〜。
「で〜んで〜んむっしむし」と山伏が言うと、騙されていると主人に教えられて怒ってるはずの太郎冠者がまた
歌いだしてしまうのがなんとも面白い!
主人も何度もそんな太郎冠者を引き戻そうとするのに、何度も太郎冠者を山伏に取られて「なんてことだ!」と
ちょっと遠く離れてから言うんですよね。
仲間に入れない、という心理描写なのかしら。
なのに段々興味を惹かれて「面白そうじゃ〜」といいながら3人で浮かれながら退場。
あーおもしろ。
「寝音曲」
主人が太郎冠者に謡を謡わせようとするけど、何度も呼ばれちゃたまらない太郎冠者は
「酒を飲まないと謡えない」とか「女の膝枕じゃないと謡えない」とか難癖つけて逃げようとするんですね。
結局お酒を飲んで、主人の膝枕で歌っているうちに、ウソがばれてしまうというもの。
この、千作さんという人はすごい人ですね。
別に何も面白いことを言ってないのにちょっとしたことで笑ってしまいます。
謡なんて謡えるのかしら!しかも寝ながら、なんてちょっと心配してしまいましたが(失礼)、
すばらしいお声でした。
「楽阿弥」
尺八を吹きすぎて死んだ楽阿弥を弔う為、僧が尺八を吹くと楽阿弥が現れて死に様を現して消えていくという話し。
これは能に近いものなのでしょうか。
ずっと踊っていたような。
ゴメンナサイ。寝てしまいました。。。
アレはいいけど、これはだめ。なんて狂言ファンと言えるのでしょうか。
私って一体。
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萬狂言 冬公演〜祝づくし〜
宝生能楽堂 14:30〜
脇を列12番
素囃子 早舞
三本柱 果報者 野村 万蔵
太郎冠者 小笠原 匠
次郎冠者 野村 扇丞
小舞 土車
よしの葉
風車
千鳥 太郎冠者 野村 萬禄
主人 橋本 勝利
酒屋 野村 万蔵
二人袴 親 野村 萬
舅 野村 祐丞
太郎冠者 野村 扇丞
聟 吉住 講
萬狂言、よろず狂言って読むんですね・・。
ずっと「まんきょうげん」と読んでおりました。
お恥ずかしい・・・ヲホホ。
さて、初めての野村万蔵家。かーなーり面白かったッス。
誰ってそりゃー野村萬さんですよ。
ものすごくいい味出してました。
ただ待っているときも、萬さんにクギヅケ。
「三本柱」
三人で三角形になってくるくる回りながら歌ってるのがなんとも面白い。
祝言を旨とする、と言われるだけあって、太郎冠者以下が果報者にとにかく褒められる、っていう
終わり方が新鮮でした。
「小舞」
これは・・子供の発表会??
「千鳥」
酒屋の疑いながらも、すぐに太郎冠者にノせられちゃうところがほのぼのしていてとてもいいですね〜
「二人袴」
これはもう〜、最高でした。
聟の吉住さんもなかなか天真爛漫な感じでとても良かったですが、何より萬さんが本当に面白かった。
この方も人間国宝なんでしたっけ?
「迷惑なことよ」ってほんとウンザリって感じでいう度に爆笑。
また是非見に行きたいです。
野村万蔵家。
ええと、野村萬斎さんの従兄弟にあたるんですかね?
なんだかこの家系とかが全然わかってないんだな。これが。
そいえば若い男女の十数名のグループが来てましたね。
最初から最後まで2,3名を除いて爆睡でした。
もう!ちゃんと見てよ!面白いんだから!キー!
宝生能楽堂 14:30〜
脇を列12番
素囃子 早舞
三本柱 果報者 野村 万蔵
太郎冠者 小笠原 匠
次郎冠者 野村 扇丞
小舞 土車
よしの葉
風車
千鳥 太郎冠者 野村 萬禄
主人 橋本 勝利
酒屋 野村 万蔵
二人袴 親 野村 萬
舅 野村 祐丞
太郎冠者 野村 扇丞
聟 吉住 講
萬狂言、よろず狂言って読むんですね・・。
ずっと「まんきょうげん」と読んでおりました。
お恥ずかしい・・・ヲホホ。
さて、初めての野村万蔵家。かーなーり面白かったッス。
誰ってそりゃー野村萬さんですよ。
ものすごくいい味出してました。
ただ待っているときも、萬さんにクギヅケ。
「三本柱」
三人で三角形になってくるくる回りながら歌ってるのがなんとも面白い。
祝言を旨とする、と言われるだけあって、太郎冠者以下が果報者にとにかく褒められる、っていう
終わり方が新鮮でした。
「小舞」
これは・・子供の発表会??
「千鳥」
酒屋の疑いながらも、すぐに太郎冠者にノせられちゃうところがほのぼのしていてとてもいいですね〜
「二人袴」
これはもう〜、最高でした。
聟の吉住さんもなかなか天真爛漫な感じでとても良かったですが、何より萬さんが本当に面白かった。
この方も人間国宝なんでしたっけ?
「迷惑なことよ」ってほんとウンザリって感じでいう度に爆笑。
また是非見に行きたいです。
野村万蔵家。
ええと、野村萬斎さんの従兄弟にあたるんですかね?
なんだかこの家系とかが全然わかってないんだな。これが。
そいえば若い男女の十数名のグループが来てましたね。
最初から最後まで2,3名を除いて爆睡でした。
もう!ちゃんと見てよ!面白いんだから!キー!
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狂言の会
セルリアンタワー 16:30〜
正面2列14番
解説 茂山 千之丞
鶏聟 聟 茂山 正邦
舅 茂山 あきら
太郎冠者 茂山 童司
教え手 茂山 七五三
文荷 太郎冠者 茂山 千作
次郎冠者 茂山 千之丞
主人 茂山 逸平
宗論 浄土僧 茂山 千五郎
法華僧 茂山 千三郎
宿屋 茂山 七五三
「鶏聟」
正邦さんのお声が大変でございました!!
あれ、こんな声だったか・・?と一瞬思ってしまいましたが。
ちがうちがーう!風邪でしょうか・・・。
もう、「コーコーコーコケー!!」と言うたびに大爆笑!
「文荷」
千作じいちゃん!!ほんっと、舞台に出てくるだけでホンカワ
微笑んでしまいます。
じーちゃん二人(失礼?)の太郎冠者と次郎冠者はほんとになんだかかわいかった。
主人の文を二人で読んでバカにしてるのも、もう、憎めないって感じでした。いたずら小僧二人組み。
「宗論」
もう、言ってる事がめちゃくちゃなんですもの!
お互いに邪魔しあいつつ、「お前の説法を聞かせてみろ!」なんて言う割には人の話聞いてないし。
かなり皮肉った内容なんでしょうねぇ。当時を。
さて、ちょっと高くないですか?
場所柄ですか?
それでも我慢できなくて、どうしても狂言行きたくて行っちゃいましたが。
見終わった後も、ちょっと高いな・・・という感じです。
S席にしといて!と言われそうですが。
うーん。だって他の会場はそんなに高くないし。
ちょっと値段負け。
大好きな逸平ちゃんがあまり出なかったのも残念。
あの気の抜ける笑顔を見たかった。
セルリアンタワー 16:30〜
正面2列14番
解説 茂山 千之丞
鶏聟 聟 茂山 正邦
舅 茂山 あきら
太郎冠者 茂山 童司
教え手 茂山 七五三
文荷 太郎冠者 茂山 千作
次郎冠者 茂山 千之丞
主人 茂山 逸平
宗論 浄土僧 茂山 千五郎
法華僧 茂山 千三郎
宿屋 茂山 七五三
「鶏聟」
正邦さんのお声が大変でございました!!
あれ、こんな声だったか・・?と一瞬思ってしまいましたが。
ちがうちがーう!風邪でしょうか・・・。
もう、「コーコーコーコケー!!」と言うたびに大爆笑!
「文荷」
千作じいちゃん!!ほんっと、舞台に出てくるだけでホンカワ
微笑んでしまいます。
じーちゃん二人(失礼?)の太郎冠者と次郎冠者はほんとになんだかかわいかった。
主人の文を二人で読んでバカにしてるのも、もう、憎めないって感じでした。いたずら小僧二人組み。
「宗論」
もう、言ってる事がめちゃくちゃなんですもの!
お互いに邪魔しあいつつ、「お前の説法を聞かせてみろ!」なんて言う割には人の話聞いてないし。
かなり皮肉った内容なんでしょうねぇ。当時を。
さて、ちょっと高くないですか?
場所柄ですか?
それでも我慢できなくて、どうしても狂言行きたくて行っちゃいましたが。
見終わった後も、ちょっと高いな・・・という感じです。
S席にしといて!と言われそうですが。
うーん。だって他の会場はそんなに高くないし。
ちょっと値段負け。
大好きな逸平ちゃんがあまり出なかったのも残念。
あの気の抜ける笑顔を見たかった。