伝統の現在’? 怪談・木霊女房 狂言 魚説経
船橋市民文化ホール
1階6列
19:00〜
◆怪談・木霊女房
作・演出:竹中 銃一郎
左之助:茂山 正邦
右ノ吉:茂山 宗彦
おたま:広岡 由里子
旅の僧:茂山 逸平
◆レクチャートーク:茂山 逸平
◆狂言 魚説経
出家:茂山 正邦
施主:茂山 宗彦
このチケットを取った当時、私は船橋に住んでいたんです。
しかし、今は、今は遠い・・・だって横浜だし・・。
あぁっ!なぜ先を読まなかった!!あたしのアホ〜!
てわけで、直前まで迷いましたが、
やっぱ汗水垂らして買ったチケット、無駄にはできねぇぇぇ!
心を決めて定時ダッシュで船橋へ。
途中、会社から電話がありましたが。シカトで。
-----
さてさて、なんと三分の一も人いなかったですね。
ガランガラン。
後半は後ろのほうに移動移動。
だら〜っとして観る。
◆怪談・木霊女房
う〜ん。う〜ん。
これってどうなんですかね・・・?
最後の畳み掛けるようにドタバタするところは、面白かったけど。
◆レクチャートーク
う〜ん。う〜ん。
あの、そんなに狂言を卑下しなくてもいいと思うんです。
多分、地域の人が多くて狂言を観たこと無い人のために、
一所懸命説明してたと思うけど。
なんとか楽しみを見つけてもらおうとしてたけど。
楽しんでもらえないかもしれない心配をとてもしてるのかなぁ。
やっぱりそれが心配なのかなぁ。
あ、そういえば私も友達を連れて行くときはその評価が気になって仕方なくて、
最近はチャッチャと一人で行ってるんでした・・・。
トーク、飽きました。
◆魚説経
あらすじ(てきとー)
殺生がイヤになって出家した漁師が、旅先で僧を探してる人に出会う。
男は僧を連れ帰り、早速話をしてれと頼むが、まだ何も修行していない僧はできるはずもなく、仕方なく魚の名前をつなげて話をする。
これ、1回見てみたかったんですわ。
しかし、上手いこと魚の名前でしゃべるものです。
正邦さん、やっぱ好きです。
僧は、しゃべってるうちになんだかすごく楽しくなっちゃって。
怒る男に「まぁまぁ」とかいいながらも、その宥め方すら魚語だし!
自分で言ってて楽しくなっちゃったんだろうな。
あはあはと笑いながら退場。
-----
ところで、後見が逸平ちゃんでした。
最後まで残っていたから附祝言をやるかな?!と思っていたら案の定で。
逸平ちゃんの初めて☆とか思ってじっと聴いていたわけですよ。
「俵を重ねて めんめんに」のあたりから幕が下り始め。
お!終わると同時に幕が下りきるのね!カッチョいい!と思った矢先に、
会場全体から拍手が・・・
ねぇねぇ!逸平ちゃんまだなんか言ってるじゃん??
聞きたくない??ねぇ、あたし聞きたいんだけど!!逸平ちゃんの声!!
ねぇ〜・・・オ・ネ・ガ・イ(涙
ちょっと久々に殺意を覚えました(会場全体に(笑)。
まぁ、タダ単に逸平ちゃんだったから、なんですけどね。
私のバヤイ。
船橋市民文化ホール
1階6列
19:00〜
◆怪談・木霊女房
作・演出:竹中 銃一郎
左之助:茂山 正邦
右ノ吉:茂山 宗彦
おたま:広岡 由里子
旅の僧:茂山 逸平
◆レクチャートーク:茂山 逸平
◆狂言 魚説経
出家:茂山 正邦
施主:茂山 宗彦
このチケットを取った当時、私は船橋に住んでいたんです。
しかし、今は、今は遠い・・・だって横浜だし・・。
あぁっ!なぜ先を読まなかった!!あたしのアホ〜!
てわけで、直前まで迷いましたが、
やっぱ汗水垂らして買ったチケット、無駄にはできねぇぇぇ!
心を決めて定時ダッシュで船橋へ。
途中、会社から電話がありましたが。シカトで。
-----
さてさて、なんと三分の一も人いなかったですね。
ガランガラン。
後半は後ろのほうに移動移動。
だら〜っとして観る。
◆怪談・木霊女房
う〜ん。う〜ん。
これってどうなんですかね・・・?
最後の畳み掛けるようにドタバタするところは、面白かったけど。
◆レクチャートーク
う〜ん。う〜ん。
あの、そんなに狂言を卑下しなくてもいいと思うんです。
多分、地域の人が多くて狂言を観たこと無い人のために、
一所懸命説明してたと思うけど。
なんとか楽しみを見つけてもらおうとしてたけど。
楽しんでもらえないかもしれない心配をとてもしてるのかなぁ。
やっぱりそれが心配なのかなぁ。
あ、そういえば私も友達を連れて行くときはその評価が気になって仕方なくて、
最近はチャッチャと一人で行ってるんでした・・・。
トーク、飽きました。
◆魚説経
あらすじ(てきとー)
殺生がイヤになって出家した漁師が、旅先で僧を探してる人に出会う。
男は僧を連れ帰り、早速話をしてれと頼むが、まだ何も修行していない僧はできるはずもなく、仕方なく魚の名前をつなげて話をする。
これ、1回見てみたかったんですわ。
しかし、上手いこと魚の名前でしゃべるものです。
正邦さん、やっぱ好きです。
僧は、しゃべってるうちになんだかすごく楽しくなっちゃって。
怒る男に「まぁまぁ」とかいいながらも、その宥め方すら魚語だし!
自分で言ってて楽しくなっちゃったんだろうな。
あはあはと笑いながら退場。
-----
ところで、後見が逸平ちゃんでした。
最後まで残っていたから附祝言をやるかな?!と思っていたら案の定で。
逸平ちゃんの初めて☆とか思ってじっと聴いていたわけですよ。
「俵を重ねて めんめんに」のあたりから幕が下り始め。
お!終わると同時に幕が下りきるのね!カッチョいい!と思った矢先に、
会場全体から拍手が・・・
ねぇねぇ!逸平ちゃんまだなんか言ってるじゃん??
聞きたくない??ねぇ、あたし聞きたいんだけど!!逸平ちゃんの声!!
ねぇ〜・・・オ・ネ・ガ・イ(涙
ちょっと久々に殺意を覚えました(会場全体に(笑)。
まぁ、タダ単に逸平ちゃんだったから、なんですけどね。
私のバヤイ。
千作千之丞の会 第一回
2006年2月15日 能・狂言 コメント (14)千作千之丞の会 第一回
茂山千作米寿記念
国立能楽堂 19:00〜
脇正面GB2列8番
◆素囃子 猩々乱
大鼓:亀井 忠雄
小鼓:大倉 源次郎
太鼓:三島 元太郎
笛:一噌 隆之
◆枕物狂
祖父:茂山 千作
孫甲:茂山 宗彦
孫乙:茂山 茂
地謡:茂山 逸平
地謡:茂山 千五郎
地謡:茂山 正邦
地謡:茂山 童司
◆千切木
太郎:茂山 千之丞
当屋:茂山 千五郎
太郎冠者:茂山 あきら
立頭:茂山 七五三
立衆:茂山 千三郎
立衆:茂山 童司
立衆:茂山 逸平
立衆:丸石 やすし
立衆:松本 薫
女房:茂山 正邦
GB席ってなによ!と思ったら、脇正面の更に後ろの囲われた席でした。
うーん。良く見えないよぉぉ。
1列目ならいいんだろうけど・・・
チケット代ケチったらだめね。
◆素囃子 猩々乱
相変わらず良く分からないけど、なんとなく、最後の大鼓が
ポコンポコンとなるところが遠ざかっていく足音みたいに聞こえました。
猩々の足音?全然違うか?
◆枕物狂
あらすじ(てきとー)
祖父が恋に悩んでいると聞き、二人の孫が祖父に尋ねて相手の女性に引き合わせる。
---
もう、もう、千作さん・・・!
この人ってホント・・・あうぅ。(なんじゃい)
狂言を演じているのではなくて、祖父そのものがそこにいるっていう気がしました。
声に抑揚がないせいもあると思いますが、祖父がしゃべったあとに孫達がしゃべると、「あ、狂言なんだよね」と我に返るというか。
しっかし、かわいかった。千作さん。
最後、結ばれるんですよね?
歩き出して、ちゃんと彼女がついて来ているか何度も振り向いては「ニキキッ」と笑う千作さんをお持ち帰りしたい気分でした。
◆千切木
あらすじ(てきとー)
連歌をやるために当番?がみんなを集めるけど嫌われ者の太郎は仲間はずれ。
そこに太郎が怒って乗り込んでくるが、みんなに踏まれて?しまう。
話を聞いた太郎の女房が駆けつけ「やり返せ!」と棒を持たせ、踏みつけた相手の家に押しかけるがみんな留守・・・
-----
太郎・・・そりゃ、あんた嫌われもんだわ(笑
なんか、嫌われてること分かってても、相手のところに乗り込んで行っちゃうような、そういうタイプのいじめられっ子な感じがウケる!
いるいる!そういう人!
ホント、千之丞さんってこういう役が合うな〜。
ちょっと独自な道を行く人。
立衆がぞろぞろぞろぞろ同じことをやってるのも面白いしー。
連歌やってるのに、誰も思いつかなくて全員で考え込んだり。
そしてそして、正邦さん!!
「おまえがいてくれたら蹴られたりしなかったよなぁ」
「私がいたら、あなたに指一本触れさせなかったわ」
なんて感じのやりとりに表される様なわわしい女でした。
だけど、とにかく太郎に甘いのよね。
-----
枕物狂はなんとなく私の中で「ピンク」なイメージでした。
しかし、ふと気づいたら私の周りみんな寝てたんですけど!!
びっくりしたわ〜。
確かに、祖父が語る物語はもう全然聞き取れなくて
明日の仕事のこととか考えてたけど。
てわけで、ぶっとい技の共演って感じでした。
満足満足。
国立能楽堂新春公演 狂言の会
2006年1月26日 能・狂言 コメント (4)国立能楽堂新春公演 狂言の会
国立能楽堂
18:30〜
正面7列1番
◆早舞
笛:竹市 学
小鼓:森澤 勇司
大鼓:原岡 一之
太鼓:桜井 均
◆三人夫(和泉流)
美濃の国の百姓:井上 靖浩
淡路の国の百姓:佐藤 融
尾張の国の百姓:鹿島 俊裕
奏者:井上菊次郎
◆蛸(大蔵流)
蛸の亡霊:茂山 七五三
旅僧:茂山 千五郎
所の者:茂山 正邦
笛:竹市 学
小鼓:森澤 勇司
大鼓:原岡 一之
地謡:茂山 茂
地謡:茂山 千之丞
地謡:茂山 あきら
地謡:茂山 童司
◆河原太郎(大蔵流)
太郎:山本 則俊
妻:山本 東次郎
立衆:山本 泰太郎
立衆:山本 則孝
立衆:山本 則重
立衆:山本 則秀
立衆:遠藤 博義
立衆:若松 隆
風邪引いて、昨日は会社休みました。
今日はさすがに諦めようか悩みました・・・
上司が「今日は早く帰ってゆっくりしなさい」と優しい言葉を掛けてくれたので、
「はぁーい!」と良いお返事をして、、、結局気づいたら能楽堂にいたんですねー。
もう熱ないし・・・ね。
さて、とてもとても楽しい公演でした。
風邪を押して来ただけのことはある!!
ちなみにプログラムがもらえなくて、もう無いの?!と思っていたら、
買わなきゃだめなんですね。
その代わり1ヶ月分の番組が載っているのでした。
読むだけでも楽しい。
◆早舞
だんだん、分かってきました。
知ってるような、聞き慣れたような。
◆三人夫
淡路、美濃、尾張の国の百姓が年貢を納めに行く途中で道連れになります。
奏者を通じて年貢を納めると、丁度歌会が開かれており、それぞれの国の名を詠みいれて歌を詠めと命じられます。
そこで3人は合作で歌を詠んだところ、意外にウケが良く、
更に名前を聞かれ、つぎは名前を入れて詠めと命じられます。
それまた上手くいって、3人は褒美の盃を受け、退出したところでめでたく舞を舞って帰ります。
------
これ、面白かったー。
美濃の国の百姓がとぼけ過ぎ!
名前も、一人が「つうじ」と言うと、「え?これ?(つむじを指す)」。
も一人が「まかじ」と言うと、「え?これ?(まゆげを指す)」。
で、自分の名前は「是へ参ろう」。
ありえない!
でも、和歌を詠んだら最後の句にピッタリ。
こういうお話大好きです。
また見たいなぁ〜!!
プログラムをみると、やはりオチ担当の人がシテなんですね。
◆蛸
僧が清水の浦へやってきて景色を眺めていると、蛸の幽霊が現れ、回向してくれるように頼んで消えます。
所の者に訪ねると、去年大蛸が上がり、みなで食べたところ祟りがあるので
土に埋めたと語ります。
僧が「生蛸生蛸」と祈ると、蛸の幽霊が再び登場し、最期のありさまを語ります。
-----
蛸の幽霊って!!
マジメに「生蛸生蛸」祈る僧も面白いけど。
蛸の幽霊って!!(繰り返すな)
赤い髪の毛で出てきます。
お面も蛸っぽい??今日はメガネ忘れたのでイマイチ良く見えません・・・。
この、蛸がさばかれていく様子が、コミカルで面白い。
けど、なんか切ないな〜。蛸だって恨むよね。
七五三さんの蛸、面白かったー。
微妙に蛸っぽいんです。
プログラムの中に「詞章」(台本?)が入っていて、
それを見ながら見てました。
初心者にはとてもイイ!けど、うっかりすると詞章ばかり見てしまいます・・・。
◆河原太郎
太郎の妻は毎年お酒を造って売っています。
今年も美味しいお酒ができたので河原でお店を出すと夫の太郎が現れ「酒を飲ませろ」といいます。
妻がまだ売り初めをしていないからあーとで、と言いますが、太郎は粘ります。
どうしても飲ませてもらえないので腹を立てた太郎は、常連客に「今年の酒はマズイから買わないほうがイイ」と吹いて回ります。
酒が売れないのは太郎のせいと気づいた妻は太郎をののしりますが、諦めて太郎に酒を飲ませます。
-----
いやー、楽しい!
とにかく東次郎さんの妻!
とってもカワイイんです。
プンプン!みたいな。
なにげに今まで見た女役で一番かわいかったかも・・・・!
太郎も、商売なんて関係なくとにかく酒が飲みたい一心で邪魔ばっかり。
飄々と酒を付け狙うのがなんとも。
てわけで、とても楽しかったんですわい。
実は山本東次郎家は苦手だと思っていたんですが、取り消します!!
また見たいです!
今までゴメンナサイ!
国立能楽堂
18:30〜
正面7列1番
◆早舞
笛:竹市 学
小鼓:森澤 勇司
大鼓:原岡 一之
太鼓:桜井 均
◆三人夫(和泉流)
美濃の国の百姓:井上 靖浩
淡路の国の百姓:佐藤 融
尾張の国の百姓:鹿島 俊裕
奏者:井上菊次郎
◆蛸(大蔵流)
蛸の亡霊:茂山 七五三
旅僧:茂山 千五郎
所の者:茂山 正邦
笛:竹市 学
小鼓:森澤 勇司
大鼓:原岡 一之
地謡:茂山 茂
地謡:茂山 千之丞
地謡:茂山 あきら
地謡:茂山 童司
◆河原太郎(大蔵流)
太郎:山本 則俊
妻:山本 東次郎
立衆:山本 泰太郎
立衆:山本 則孝
立衆:山本 則重
立衆:山本 則秀
立衆:遠藤 博義
立衆:若松 隆
風邪引いて、昨日は会社休みました。
今日はさすがに諦めようか悩みました・・・
上司が「今日は早く帰ってゆっくりしなさい」と優しい言葉を掛けてくれたので、
「はぁーい!」と良いお返事をして、、、結局気づいたら能楽堂にいたんですねー。
もう熱ないし・・・ね。
さて、とてもとても楽しい公演でした。
風邪を押して来ただけのことはある!!
ちなみにプログラムがもらえなくて、もう無いの?!と思っていたら、
買わなきゃだめなんですね。
その代わり1ヶ月分の番組が載っているのでした。
読むだけでも楽しい。
◆早舞
だんだん、分かってきました。
知ってるような、聞き慣れたような。
◆三人夫
淡路、美濃、尾張の国の百姓が年貢を納めに行く途中で道連れになります。
奏者を通じて年貢を納めると、丁度歌会が開かれており、それぞれの国の名を詠みいれて歌を詠めと命じられます。
そこで3人は合作で歌を詠んだところ、意外にウケが良く、
更に名前を聞かれ、つぎは名前を入れて詠めと命じられます。
それまた上手くいって、3人は褒美の盃を受け、退出したところでめでたく舞を舞って帰ります。
------
これ、面白かったー。
美濃の国の百姓がとぼけ過ぎ!
名前も、一人が「つうじ」と言うと、「え?これ?(つむじを指す)」。
も一人が「まかじ」と言うと、「え?これ?(まゆげを指す)」。
で、自分の名前は「是へ参ろう」。
ありえない!
でも、和歌を詠んだら最後の句にピッタリ。
こういうお話大好きです。
また見たいなぁ〜!!
プログラムをみると、やはりオチ担当の人がシテなんですね。
◆蛸
僧が清水の浦へやってきて景色を眺めていると、蛸の幽霊が現れ、回向してくれるように頼んで消えます。
所の者に訪ねると、去年大蛸が上がり、みなで食べたところ祟りがあるので
土に埋めたと語ります。
僧が「生蛸生蛸」と祈ると、蛸の幽霊が再び登場し、最期のありさまを語ります。
-----
蛸の幽霊って!!
マジメに「生蛸生蛸」祈る僧も面白いけど。
蛸の幽霊って!!(繰り返すな)
赤い髪の毛で出てきます。
お面も蛸っぽい??今日はメガネ忘れたのでイマイチ良く見えません・・・。
この、蛸がさばかれていく様子が、コミカルで面白い。
けど、なんか切ないな〜。蛸だって恨むよね。
七五三さんの蛸、面白かったー。
微妙に蛸っぽいんです。
プログラムの中に「詞章」(台本?)が入っていて、
それを見ながら見てました。
初心者にはとてもイイ!けど、うっかりすると詞章ばかり見てしまいます・・・。
◆河原太郎
太郎の妻は毎年お酒を造って売っています。
今年も美味しいお酒ができたので河原でお店を出すと夫の太郎が現れ「酒を飲ませろ」といいます。
妻がまだ売り初めをしていないからあーとで、と言いますが、太郎は粘ります。
どうしても飲ませてもらえないので腹を立てた太郎は、常連客に「今年の酒はマズイから買わないほうがイイ」と吹いて回ります。
酒が売れないのは太郎のせいと気づいた妻は太郎をののしりますが、諦めて太郎に酒を飲ませます。
-----
いやー、楽しい!
とにかく東次郎さんの妻!
とってもカワイイんです。
プンプン!みたいな。
なにげに今まで見た女役で一番かわいかったかも・・・・!
太郎も、商売なんて関係なくとにかく酒が飲みたい一心で邪魔ばっかり。
飄々と酒を付け狙うのがなんとも。
てわけで、とても楽しかったんですわい。
実は山本東次郎家は苦手だと思っていたんですが、取り消します!!
また見たいです!
今までゴメンナサイ!
狂言の会 茂山狂言会
セルリアンタワー
13:00〜
中正面3列9番
◎解説 茂山千三郎
◎末広かり
果報者:茂山千作
太郎冠者:茂山逸平
都のすっぱ:松本薫
◎口真似
太郎冠者:茂山千之丞
主人:茂山茂
客:茂山七五三
◎仁王
博打甲:茂山千三郎
博打乙:茂山宗彦
参詣人:茂山正邦
参詣人:茂山逸平
参詣人:茂山茂
参詣人:島田洋海
参拝人:松本薫
足の叶わぬ者:茂山千五郎
大雪。
行くか悩んだけど、もったいないので・・・。
15分前頃、チケットのモギリの所にいたら、
ガラガラ何かを引きながら走ってくる男の人が。
「えぇ?走るなよ」って振り向いたら、逸平ちゃん・・・!
その後ろから茂さん、七五三さん、松本さんなどなどが
走りこんできました。
オイオイ!15分前だよー!!
雪の影響かー。ちゃんと始まるかな?と思ってましたが、
ちゃーんと始まりました。
しかし、改めてみるとこの能楽堂は小さいですねー。
◎解説 茂山千三郎
いつもの(笑 千三郎さん。
昨日米子にいたそうで、あと20分遅れたらアウトでしたー、と。
その場合は、千作さんと千之丞さんだけの舞台になりました。ですって!
それはそれで面白そう・・・。
能楽堂の説明をしてくれました。
日本で一番大きいのは名古屋の能楽堂なんだそうです。
三間四方の大きさは変えられないので、上に伸ばしましたね、と。
橋掛かりも、ここの3倍ぐらい長いそうです。
へぇぇ。行ってみたい・・・!
◎末広かり
あらすじ(てきとー)
末広がりが何かを知らない太郎冠者が果報者に言い付けられ、都に買いに出掛けます。
そこですっぱ(詐欺師)に騙され、ボロ傘を買って帰ります。
主人に怒られ、ご機嫌を取るためにすっぱに教えられた囃子モノを始めます。
-----
千作さんが、かわいらしいんですよねー。
太郎冠者のお囃子に合わせて踊りだすのが、もう、たまらん!
とてもオメデタイ感じがしますよね。
そういう系の曲なのでしょうか。
逸平ちゃんが、いつも最初は厳しい顔をしているのに、
しゃべり始めるとほにゃ〜、となっちゃうのがいいわぁ。
◎口真似
あらすじ(てきとー)
主人が上等の酒を手に入れたので、誰かを呼んで来いと
太郎冠者に命じたところ、評判の悪い男を連れてきました。
客の前で失敗があってはいけないと、主人は太郎冠者に自分の言うとおりに振舞って余計なことはするな!と命じます。
-----
これ、サイコー!
千之丞さん、サイコー!
あー、おもしろ。
これ、配役も良かったんじゃないかしら。
若い主人と、ちょっと人を食った感じの年寄り太郎冠者。
ほんとにおバカなのか、ほんとはわざとなのか。
笑いすぎて涙がボロボロ。
◎仁王
あらすじ(てきとー)
博打で財産を失った男が友人に勧められて、
仁王になりすまし参詣人から賽物を騙し取ろうとします。
最初は上手く行き、大喜びの二人。
味をしめた仁王役は次の参詣人も騙そうとしますが・・・
-----
この、博打乙(友人)の宗彦さんが、わっるい顔をするんですよ!
ニヤリ☆みたいな。
あと、とにかく千三郎さん!
仁王の「あ」の口で同じ体勢を、15分?ぐらいしてますよね。
だんだん身体がプルプルプルプルしてきていて(笑
もう、こっちも話の筋と関係なく、プルプルしてる仁王を見て
笑いがおきておりました。
参詣人のお願いも人それぞれで面白かったー。
国家の安泰、
妻が欲しい、
最近雪と公演があたったりして移動苦労してるからなんとかして!、
最近声がガラガラなので、千之丞さんの声をください、
髪の毛をください。
などなど(笑
-----
楽しかった。
中正面席は、まだ2回目ですが。
やっぱ見づらいな〜。
「あぁ?!そこに立ち止まったら見えないってば〜!!」って
なることが多いっす。
セルリアンタワー
13:00〜
中正面3列9番
◎解説 茂山千三郎
◎末広かり
果報者:茂山千作
太郎冠者:茂山逸平
都のすっぱ:松本薫
◎口真似
太郎冠者:茂山千之丞
主人:茂山茂
客:茂山七五三
◎仁王
博打甲:茂山千三郎
博打乙:茂山宗彦
参詣人:茂山正邦
参詣人:茂山逸平
参詣人:茂山茂
参詣人:島田洋海
参拝人:松本薫
足の叶わぬ者:茂山千五郎
大雪。
行くか悩んだけど、もったいないので・・・。
15分前頃、チケットのモギリの所にいたら、
ガラガラ何かを引きながら走ってくる男の人が。
「えぇ?走るなよ」って振り向いたら、逸平ちゃん・・・!
その後ろから茂さん、七五三さん、松本さんなどなどが
走りこんできました。
オイオイ!15分前だよー!!
雪の影響かー。ちゃんと始まるかな?と思ってましたが、
ちゃーんと始まりました。
しかし、改めてみるとこの能楽堂は小さいですねー。
◎解説 茂山千三郎
いつもの(笑 千三郎さん。
昨日米子にいたそうで、あと20分遅れたらアウトでしたー、と。
その場合は、千作さんと千之丞さんだけの舞台になりました。ですって!
それはそれで面白そう・・・。
能楽堂の説明をしてくれました。
日本で一番大きいのは名古屋の能楽堂なんだそうです。
三間四方の大きさは変えられないので、上に伸ばしましたね、と。
橋掛かりも、ここの3倍ぐらい長いそうです。
へぇぇ。行ってみたい・・・!
◎末広かり
あらすじ(てきとー)
末広がりが何かを知らない太郎冠者が果報者に言い付けられ、都に買いに出掛けます。
そこですっぱ(詐欺師)に騙され、ボロ傘を買って帰ります。
主人に怒られ、ご機嫌を取るためにすっぱに教えられた囃子モノを始めます。
-----
千作さんが、かわいらしいんですよねー。
太郎冠者のお囃子に合わせて踊りだすのが、もう、たまらん!
とてもオメデタイ感じがしますよね。
そういう系の曲なのでしょうか。
逸平ちゃんが、いつも最初は厳しい顔をしているのに、
しゃべり始めるとほにゃ〜、となっちゃうのがいいわぁ。
◎口真似
あらすじ(てきとー)
主人が上等の酒を手に入れたので、誰かを呼んで来いと
太郎冠者に命じたところ、評判の悪い男を連れてきました。
客の前で失敗があってはいけないと、主人は太郎冠者に自分の言うとおりに振舞って余計なことはするな!と命じます。
-----
これ、サイコー!
千之丞さん、サイコー!
あー、おもしろ。
これ、配役も良かったんじゃないかしら。
若い主人と、ちょっと人を食った感じの年寄り太郎冠者。
ほんとにおバカなのか、ほんとはわざとなのか。
笑いすぎて涙がボロボロ。
◎仁王
あらすじ(てきとー)
博打で財産を失った男が友人に勧められて、
仁王になりすまし参詣人から賽物を騙し取ろうとします。
最初は上手く行き、大喜びの二人。
味をしめた仁王役は次の参詣人も騙そうとしますが・・・
-----
この、博打乙(友人)の宗彦さんが、わっるい顔をするんですよ!
ニヤリ☆みたいな。
あと、とにかく千三郎さん!
仁王の「あ」の口で同じ体勢を、15分?ぐらいしてますよね。
だんだん身体がプルプルプルプルしてきていて(笑
もう、こっちも話の筋と関係なく、プルプルしてる仁王を見て
笑いがおきておりました。
参詣人のお願いも人それぞれで面白かったー。
国家の安泰、
妻が欲しい、
最近雪と公演があたったりして移動苦労してるからなんとかして!、
最近声がガラガラなので、千之丞さんの声をください、
髪の毛をください。
などなど(笑
-----
楽しかった。
中正面席は、まだ2回目ですが。
やっぱ見づらいな〜。
「あぁ?!そこに立ち止まったら見えないってば〜!!」って
なることが多いっす。
NHK能楽鑑賞会
国立能楽堂
18:30〜
脇正面8列4番
会社を定時ダッシュ!!・・・はできなくて。
なぜなら17時半まで打ち合わせをしていたから。
気が気じゃないよね〜。
相当走りました。
コンビニでおにぎり買ったけど、食べるヒマなし!
一、「二人袴」大蔵流
聟:茂山 逸平
兄:茂山 宗彦
太郎冠者:茂山 童司
舅:茂山 七五三
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:梶谷 英樹
二、狂言「武悪」和泉流
武悪:野村 又三郎
太郎冠者:野村 小三郎
主:野村 万作
三、素囃子「大小楽」
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
四、狂言「金岡大納言」和泉流
金岡:野村 萬斎
妻:石田 幸雄
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井広忠
地謡:野村 万作
地謡:深田 博治
地謡:高野 和憲
地謡:月崎 晴夫
一、「二人袴」大蔵流
あらすじ(てきとー)
聟は一人では恥ずかしいと、兄に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの兄でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて兄が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と兄は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
-----
これはねー!!もう何度も観ましたが。
演じる人によって違うものですね・・・。
今日は逸平ちゃん。
まだまだお兄さんに甘えっぱなしで何もできない聟。
へにゃへにゃしてて、良かったです。
お尻を見せずに舞うんですけど、「あ!」って言って舅がよそを向いている間に
サササ!っと回って、「見てないあんたらが悪い!」みたいな
ことを言っちゃうわけです。
情けないくせに変に大物というか、態度のでかい?聟。
童司くんの太郎冠者もなんか面白味がありました。
二、狂言「武悪」和泉流
あらすじ(てきとー)
怠けている武悪を討って来いと主人に命令された太郎冠者。
武悪を討とうとするが、やはりできずに武悪を逃がす。
主人に武悪は討ったといい、気晴らしに主人と清水に出掛けたところ、
お礼参りに来た武悪とばったり出くわす。
姿を見られた武悪は、幽霊ということにして主人の前に出る・・。
-----
武悪って最初のほう、結構ジーンときますよね。
この「さらばさらば」はかなりね。
でも、後半はノンキな武悪のせいで太郎冠者はまたヒヤヒヤ。
武悪もヤベー!って感じなんですけど、すっかり幽霊になりきって。
やりたい放題。
終いには主人に「そろそろ帰って!」といわれる始末。
万作さんも、オカシみがあって好きです〜。
三、素囃子「大小楽」
能の外来音楽である雅楽を模したとされる”楽”という囃しを、
笛と大小の鼓で演奏する。
-----
このお囃子ってのは良く分からないんですけど。
今日はとても楽しく聴いてました。
一噌さんの息の長さや、亀井さんの気合の声!!
うーん!カッチョいい!
四、狂言「金岡大納言」和泉流
あらすじ(てきとー)
金岡は名高い絵師で、絵を描きに行った先の女中に一目惚れし、
物狂いになる。
心配した妻は探しに出掛け、金岡に出会う。
理由を聞いた妻は激怒し、「私だって化粧をすれば綺麗だ!」といい、自分の顔に色を塗らせる。
-----
これは・・・!
面白い・・・!
絵師ってあんな格好なんですね。スゴイ。
狂い笹?を持って、出てきます。
ずーと謡いながらウロウロウロウロ。正に物狂いって感じ。
その割には妻に見つかって理由を問われると「怒らない・・・?」と聞きます。
恐る恐る話した割にはその女中がいかに綺麗だったかを得意げに話し、また怒られます。
んで、妻は「女の顔なんて化粧で何とでもなんのよ!あたしだって化粧すれば!」
と言いますが、金岡は「まさか!!」って感じ。
ちょっと!失礼よ!!
で、妻の顔に絵の具を塗るのですが、半分塗って「うーん?」と悩み、
全部終えてビックリしやがります。
しかも謡が失礼(笑
紅や白粉塗っても、下地は黒くてカラスみたい?とか、
恋しい人の顔にはならなくて、狐が化けたみたいとか?
(自信がないなら書くな)
いやー、面白かったわー。
もっと怒れ!石田さん!
てわけで、とても楽しんで帰って来ました。
NHKとかいうからもっとお堅いの選ぶかと思ったけど。
面白かったー♪
chocolat さん、紅緒さんへ↓
国立能楽堂
18:30〜
脇正面8列4番
会社を定時ダッシュ!!・・・はできなくて。
なぜなら17時半まで打ち合わせをしていたから。
気が気じゃないよね〜。
相当走りました。
コンビニでおにぎり買ったけど、食べるヒマなし!
一、「二人袴」大蔵流
聟:茂山 逸平
兄:茂山 宗彦
太郎冠者:茂山 童司
舅:茂山 七五三
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:梶谷 英樹
二、狂言「武悪」和泉流
武悪:野村 又三郎
太郎冠者:野村 小三郎
主:野村 万作
三、素囃子「大小楽」
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
四、狂言「金岡大納言」和泉流
金岡:野村 萬斎
妻:石田 幸雄
笛:一噌 隆之
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井広忠
地謡:野村 万作
地謡:深田 博治
地謡:高野 和憲
地謡:月崎 晴夫
一、「二人袴」大蔵流
あらすじ(てきとー)
聟は一人では恥ずかしいと、兄に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの兄でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて兄が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と兄は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
-----
これはねー!!もう何度も観ましたが。
演じる人によって違うものですね・・・。
今日は逸平ちゃん。
まだまだお兄さんに甘えっぱなしで何もできない聟。
へにゃへにゃしてて、良かったです。
お尻を見せずに舞うんですけど、「あ!」って言って舅がよそを向いている間に
サササ!っと回って、「見てないあんたらが悪い!」みたいな
ことを言っちゃうわけです。
情けないくせに変に大物というか、態度のでかい?聟。
童司くんの太郎冠者もなんか面白味がありました。
二、狂言「武悪」和泉流
あらすじ(てきとー)
怠けている武悪を討って来いと主人に命令された太郎冠者。
武悪を討とうとするが、やはりできずに武悪を逃がす。
主人に武悪は討ったといい、気晴らしに主人と清水に出掛けたところ、
お礼参りに来た武悪とばったり出くわす。
姿を見られた武悪は、幽霊ということにして主人の前に出る・・。
-----
武悪って最初のほう、結構ジーンときますよね。
この「さらばさらば」はかなりね。
でも、後半はノンキな武悪のせいで太郎冠者はまたヒヤヒヤ。
武悪もヤベー!って感じなんですけど、すっかり幽霊になりきって。
やりたい放題。
終いには主人に「そろそろ帰って!」といわれる始末。
万作さんも、オカシみがあって好きです〜。
三、素囃子「大小楽」
能の外来音楽である雅楽を模したとされる”楽”という囃しを、
笛と大小の鼓で演奏する。
-----
このお囃子ってのは良く分からないんですけど。
今日はとても楽しく聴いてました。
一噌さんの息の長さや、亀井さんの気合の声!!
うーん!カッチョいい!
四、狂言「金岡大納言」和泉流
あらすじ(てきとー)
金岡は名高い絵師で、絵を描きに行った先の女中に一目惚れし、
物狂いになる。
心配した妻は探しに出掛け、金岡に出会う。
理由を聞いた妻は激怒し、「私だって化粧をすれば綺麗だ!」といい、自分の顔に色を塗らせる。
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これは・・・!
面白い・・・!
絵師ってあんな格好なんですね。スゴイ。
狂い笹?を持って、出てきます。
ずーと謡いながらウロウロウロウロ。正に物狂いって感じ。
その割には妻に見つかって理由を問われると「怒らない・・・?」と聞きます。
恐る恐る話した割にはその女中がいかに綺麗だったかを得意げに話し、また怒られます。
んで、妻は「女の顔なんて化粧で何とでもなんのよ!あたしだって化粧すれば!」
と言いますが、金岡は「まさか!!」って感じ。
ちょっと!失礼よ!!
で、妻の顔に絵の具を塗るのですが、半分塗って「うーん?」と悩み、
全部終えてビックリしやがります。
しかも謡が失礼(笑
紅や白粉塗っても、下地は黒くてカラスみたい?とか、
恋しい人の顔にはならなくて、狐が化けたみたいとか?
(自信がないなら書くな)
いやー、面白かったわー。
もっと怒れ!石田さん!
てわけで、とても楽しんで帰って来ました。
NHKとかいうからもっとお堅いの選ぶかと思ったけど。
面白かったー♪
chocolat さん、紅緒さんへ↓
新春名作狂言の会
新宿文化センター 大ホール
19時〜
1階19列10番
◆解説
茂山千三郎
野村萬斎
◆末広かり(すえひろがり)
果報者:茂山千作
都の者:茂山千三郎
太郎冠者:茂山千五郎
◆業平餅(なりひらもち)
在原業平:野村萬斎
餅屋:野村万之介
布衣:深田博治
稚児:野村裕基
随身:高野和憲
香持:月崎晴夫
傘持:野村万作
乙:石田幸雄
新宿文化センターとおっ!
交番で聞き、やらしー通りに紛れ込み、ホスト街も抜け。
半泣きでなんとか到着。
今回で9回目の公演なんだそうです。
◆解説
まずは千三郎さんが登場。
安心しますよねー。なんとなく。
お正月のお仕事や京都ならではのお雑煮のお話などなどしてくれました。
末広かりのあらすじなども。
そこに萬斎さんが登場。
二人でイロイロお話します。
犬はなんで「びょうびょう」なんだろうね?と。
茂山家では近年「キャンキャン」が入るそうです。
「茂山家は近年っての多いですよね」by萬斎さん
さて、二人で同時に小舞を踊ります。
大蔵流と和泉流の違いを浮き彫りにするわけですねー。
えーと、題名忘れました。「千鳥」で謡うヤツです。
ちりちーりやちーりちりー
謡とかも微妙にずれてて気持ち悪いんですよーと言ってました。
ホント、これが全然違うんですよー。
そもそもスタートが違う。
野村家は扇を開いているけど、茂山家は閉じてるし。
茂山家は良く動きます。
フルに場所を使う感じで、前のほうまで出てきて、端から端へ動くし。
野村家は後で萬斎さんも言ってましたが、最初の場所からあまり動かない。
動いてもすぐ戻る(笑
最後の動きのみ、同じでした。
謡も微妙に微妙にズレてて、ほんと気持ち悪い〜。
二人ともよくつられないなーっていうぐらい微妙なズレ。
会場からも相当笑いが起きてました。
これは面白い試みですよね。
面白かったー。もっと見たいなー。
しかし萬斎さんは所作が美しい。
その後千三郎さんが退場し、萬斎さんが業平餅のあらすじなどを話します。
◆末広かり
末広がりが何かを知らない太郎冠者が果報者に言い付けられ、都に買いに出掛けます。
そこですっぱ(詐欺師)に騙され、ボロ傘を買って帰ります。
正解は扇。
「扇なら扇と先に言ってくだされ!!」とキレる太郎冠者。
しかし、主人に怒られ、ご機嫌を取るためにすっぱに教えられた囃子モノを始めます。
-----
すっぱは現在の「すっぱ抜く」の語源だそうです。
いやー、千作ジーちゃん。かわい過ぎる・・・
太郎冠者がご機嫌伺いの囃子モノを始めると、ついつい身体が動いちゃう・・・!
てな感じでとてもノリノリ。
◆業平餅
共を引き連れた在原業平が餅屋で餅を食べたいが、お金がない。
食べたくて食べたくて、餅尽くしの謡を謡う。
餅屋が自分の娘を宮仕いをお願いし、業平は顔も見ずに引き受ける。
その後、娘の顔を見て業平は腰を抜かし・・・
-----
ほんっと、業平という人は笑えますね〜。
本当にこんな人なんでしょうか?
しかし、萬斎さんって、スゴイですよね。オーラが大物。
ちょっとカッコ良くてお茶目な業平。
「御足(おあし:お金)を頂かないと・・・」で
「お安い御用!」って片足出しました・・・。
人としてどうよ?!それ。
万作さんがオイシイ役でした。
本当に寝てるのかと疑ってしまったほど、よく寝てました(笑
★★
ところで、私の周りは一人できた人ばかりだったんですが、
両隣とも!!茂山家の時は爆睡してて、野村家の時だけキャッキャ笑ってました。
え〜??
なんかちょっと切なくて、私は野村家笑えませんでした。
新宿文化センター 大ホール
19時〜
1階19列10番
◆解説
茂山千三郎
野村萬斎
◆末広かり(すえひろがり)
果報者:茂山千作
都の者:茂山千三郎
太郎冠者:茂山千五郎
◆業平餅(なりひらもち)
在原業平:野村萬斎
餅屋:野村万之介
布衣:深田博治
稚児:野村裕基
随身:高野和憲
香持:月崎晴夫
傘持:野村万作
乙:石田幸雄
新宿文化センターとおっ!
交番で聞き、やらしー通りに紛れ込み、ホスト街も抜け。
半泣きでなんとか到着。
今回で9回目の公演なんだそうです。
◆解説
まずは千三郎さんが登場。
安心しますよねー。なんとなく。
お正月のお仕事や京都ならではのお雑煮のお話などなどしてくれました。
末広かりのあらすじなども。
そこに萬斎さんが登場。
二人でイロイロお話します。
犬はなんで「びょうびょう」なんだろうね?と。
茂山家では近年「キャンキャン」が入るそうです。
「茂山家は近年っての多いですよね」by萬斎さん
さて、二人で同時に小舞を踊ります。
大蔵流と和泉流の違いを浮き彫りにするわけですねー。
えーと、題名忘れました。「千鳥」で謡うヤツです。
ちりちーりやちーりちりー
謡とかも微妙にずれてて気持ち悪いんですよーと言ってました。
ホント、これが全然違うんですよー。
そもそもスタートが違う。
野村家は扇を開いているけど、茂山家は閉じてるし。
茂山家は良く動きます。
フルに場所を使う感じで、前のほうまで出てきて、端から端へ動くし。
野村家は後で萬斎さんも言ってましたが、最初の場所からあまり動かない。
動いてもすぐ戻る(笑
最後の動きのみ、同じでした。
謡も微妙に微妙にズレてて、ほんと気持ち悪い〜。
二人ともよくつられないなーっていうぐらい微妙なズレ。
会場からも相当笑いが起きてました。
これは面白い試みですよね。
面白かったー。もっと見たいなー。
しかし萬斎さんは所作が美しい。
その後千三郎さんが退場し、萬斎さんが業平餅のあらすじなどを話します。
◆末広かり
末広がりが何かを知らない太郎冠者が果報者に言い付けられ、都に買いに出掛けます。
そこですっぱ(詐欺師)に騙され、ボロ傘を買って帰ります。
正解は扇。
「扇なら扇と先に言ってくだされ!!」とキレる太郎冠者。
しかし、主人に怒られ、ご機嫌を取るためにすっぱに教えられた囃子モノを始めます。
-----
すっぱは現在の「すっぱ抜く」の語源だそうです。
いやー、千作ジーちゃん。かわい過ぎる・・・
太郎冠者がご機嫌伺いの囃子モノを始めると、ついつい身体が動いちゃう・・・!
てな感じでとてもノリノリ。
◆業平餅
共を引き連れた在原業平が餅屋で餅を食べたいが、お金がない。
食べたくて食べたくて、餅尽くしの謡を謡う。
餅屋が自分の娘を宮仕いをお願いし、業平は顔も見ずに引き受ける。
その後、娘の顔を見て業平は腰を抜かし・・・
-----
ほんっと、業平という人は笑えますね〜。
本当にこんな人なんでしょうか?
しかし、萬斎さんって、スゴイですよね。オーラが大物。
ちょっとカッコ良くてお茶目な業平。
「御足(おあし:お金)を頂かないと・・・」で
「お安い御用!」って片足出しました・・・。
人としてどうよ?!それ。
万作さんがオイシイ役でした。
本当に寝てるのかと疑ってしまったほど、よく寝てました(笑
★★
ところで、私の周りは一人できた人ばかりだったんですが、
両隣とも!!茂山家の時は爆睡してて、野村家の時だけキャッキャ笑ってました。
え〜??
なんかちょっと切なくて、私は野村家笑えませんでした。
萬狂言 冬 公演
干支づくし
国立能楽堂
14:30〜
脇正面3列9番
一、鶏聟(にわとりむこ)
聟:野村扇丞
舅:野村裕丞
太郎冠者:山下浩一郎
教え手:野村万蔵
二、犬山伏(いぬやまぶし)
山伏:野村万禄
僧:小笠原匡
茶屋:野村萬
犬:吉住講
三、牛盗人(うしぬすびと)
藤吾三郎:野村万蔵
奉行:野村萬
太郎冠者:小笠原匡
次郎冠者:野村扇丞
子:野村虎之介
地謡
山下浩一郎
野村万禄
久保克人
吉住講
野村万蔵家の狂言です。
私は萬さんが大好きなんです!
公演数が少ないのでまだ3公演目の参戦です。
満席でした。(毎回e+得チケで出ているようですが)
畳の席までイッパイ。
茂山家よりご年配の方が多いですかね。
てわけで、干支尽くし。
鶏、犬、牛でございました。
鶏聟以外は初めて観る演目です。
一、鶏聟(にわとりむこ)
今日は最上吉日なので、聟は初めて嫁の実家に挨拶に行きます。
聟はその儀式での挨拶の仕方を知人に教わりに行きますが、
知人はからかってやろうと鶏の鳴きまねをするように教えます。
そんな聟を見て、恥をかかせてはいけないと舅も同じように鶏の真似で返します。
-----
これはねー。
私は茂山家のしか見たことがないので、結構違うもんだなーと思いました。
いや、でも大笑い。
この素直な人を疑わない聟がいいよねー。
あと優しい舅も。
二、犬山伏(いぬやまぶし)
僧が茶屋で休んでいると、山伏がやってきてお茶が熱いだのぬるいだのと文句を言います。
山伏は茶を飲んだ後、形箱を僧に持たせようとして言い合いになります。
茶屋が犬を引き出し、双方に祈らせて犬がなついた方を勝ちとするという勝負をすることに。
茶屋は僧を贔屓にして、犬の名「とら」をお経に入れるように教えます。
さて、勝負の行方は・・・?
-----
ちょっと真ん中眠くなりました。。。
犬はじめて見ました!
狸とか狐とかはちゃんと動物の面なのに、犬は普通の顔?
髪の毛も長いし。ふうむ。
これは、偉そうな犬山伏をやっつけちゃえ?系なお話です。
「とら」が僧になつくのがとてもカワイイ。
それに比べて山伏は頑張りますね。
最後は楽しそうになってるし。
最後、みんなが違うことを叫びながら退場するのが、
なんだか騒がしくてとても面白かった!
三、牛盗人(うしぬすびと)
牛奉行が登場し、牛が盗まれて行方不明なので犯人を訴え出れば
一味であっても許して褒美を出そうと立て札を打ちます。
やがて幼い子が犯人を訴えに現れ、犯人を捕まえてみるとその子の父親なのであった。
父は親不孝な自分の子供を嘆きます。
三郎が牢に連れて行かれるとき、幼い子は褒美に父親の命が欲しいと訴えます。
-----
なにやら和泉流だけにある狂言なんだそうです。
上演されるのが珍しいとか。
とても親思いの感動的なお話ですね。
子方を見るときの萬さんもとても優しい目をしています。
この、萬さんの厳しいお顔と優しいお顔が印象的です。
☆☆
萬狂言ストラップを購入しました。
私は武悪にしてみました。
えーと
ブアックンです。
「悪」は悪ではなく強いと言う意味。心の強さが顔になったので角が生えていない。
とのことです。
心の強さで強い顔。
このストラップと共に今年一年乗り切ろうと思います!
干支づくし
国立能楽堂
14:30〜
脇正面3列9番
一、鶏聟(にわとりむこ)
聟:野村扇丞
舅:野村裕丞
太郎冠者:山下浩一郎
教え手:野村万蔵
二、犬山伏(いぬやまぶし)
山伏:野村万禄
僧:小笠原匡
茶屋:野村萬
犬:吉住講
三、牛盗人(うしぬすびと)
藤吾三郎:野村万蔵
奉行:野村萬
太郎冠者:小笠原匡
次郎冠者:野村扇丞
子:野村虎之介
地謡
山下浩一郎
野村万禄
久保克人
吉住講
野村万蔵家の狂言です。
私は萬さんが大好きなんです!
公演数が少ないのでまだ3公演目の参戦です。
満席でした。(毎回e+得チケで出ているようですが)
畳の席までイッパイ。
茂山家よりご年配の方が多いですかね。
てわけで、干支尽くし。
鶏、犬、牛でございました。
鶏聟以外は初めて観る演目です。
一、鶏聟(にわとりむこ)
今日は最上吉日なので、聟は初めて嫁の実家に挨拶に行きます。
聟はその儀式での挨拶の仕方を知人に教わりに行きますが、
知人はからかってやろうと鶏の鳴きまねをするように教えます。
そんな聟を見て、恥をかかせてはいけないと舅も同じように鶏の真似で返します。
-----
これはねー。
私は茂山家のしか見たことがないので、結構違うもんだなーと思いました。
いや、でも大笑い。
この素直な人を疑わない聟がいいよねー。
あと優しい舅も。
二、犬山伏(いぬやまぶし)
僧が茶屋で休んでいると、山伏がやってきてお茶が熱いだのぬるいだのと文句を言います。
山伏は茶を飲んだ後、形箱を僧に持たせようとして言い合いになります。
茶屋が犬を引き出し、双方に祈らせて犬がなついた方を勝ちとするという勝負をすることに。
茶屋は僧を贔屓にして、犬の名「とら」をお経に入れるように教えます。
さて、勝負の行方は・・・?
-----
ちょっと真ん中眠くなりました。。。
犬はじめて見ました!
狸とか狐とかはちゃんと動物の面なのに、犬は普通の顔?
髪の毛も長いし。ふうむ。
これは、偉そうな犬山伏をやっつけちゃえ?系なお話です。
「とら」が僧になつくのがとてもカワイイ。
それに比べて山伏は頑張りますね。
最後は楽しそうになってるし。
最後、みんなが違うことを叫びながら退場するのが、
なんだか騒がしくてとても面白かった!
三、牛盗人(うしぬすびと)
牛奉行が登場し、牛が盗まれて行方不明なので犯人を訴え出れば
一味であっても許して褒美を出そうと立て札を打ちます。
やがて幼い子が犯人を訴えに現れ、犯人を捕まえてみるとその子の父親なのであった。
父は親不孝な自分の子供を嘆きます。
三郎が牢に連れて行かれるとき、幼い子は褒美に父親の命が欲しいと訴えます。
-----
なにやら和泉流だけにある狂言なんだそうです。
上演されるのが珍しいとか。
とても親思いの感動的なお話ですね。
子方を見るときの萬さんもとても優しい目をしています。
この、萬さんの厳しいお顔と優しいお顔が印象的です。
☆☆
萬狂言ストラップを購入しました。
私は武悪にしてみました。
えーと
ブアックンです。
「悪」は悪ではなく強いと言う意味。心の強さが顔になったので角が生えていない。
とのことです。
心の強さで強い顔。
このストラップと共に今年一年乗り切ろうと思います!
新春狂言 舞初メ、謡初メ、笑初メ。
2006年1月5日 能・狂言 コメント (9)新春狂言
舞初メ、謡初メ、笑初メ。
国立能楽堂
18時〜
脇正面9列10番
一、舞初式
茂山千五郎
茂山七五三
茂山千三郎
茂山正邦
茂山宗彦
茂山茂
茂山逸平
茂山童司
二、新春トーク
茂山千三郎×茂山宗彦
三、福ノ神
福ノ神:茂山千五郎
参詣人:茂山茂
参詣人:茂山童司
四、柑子
太郎冠者:茂山正邦
主:茂山七五三
五、新作 流れ星X(茂山千三郎 作・演出)
地球人:茂山宗彦
ボイボイ星人:茂山千三郎
ボイボイ星人:茂山逸平
笛:一噌幸弘
-----
一、舞初式
千五郎さんが舞台に飾られた鏡餅?に向かって謡を・・・。
その後七五三さんと千三郎さんが一人ずつ舞いを。
とても短いです。
その後正邦さん、宗彦さん、茂さんが3人で舞います。
これも短いですねー。
でもなかなか揃ってて良い感じ。
そして、逸平ちゃんと童司くんが一緒に舞います。
これが・・・!
バラバラ。
二人で始める謡も声が合ってないし。
何もかもズレてる!!
ちょっとずつズレてる踊りなのかな・・?と思ってみたりもしたけど。
最後の鏡餅?に向かって拍手と礼をする、それさえもバラバラ。
二、新春トーク
はい。
鏡餅についてた伊勢海老は本物です!
匂ったら生臭かったので・・・by千三郎さん
昨日も京都で同じ「笑初メ。」をやったけど、グダグダでしたねー。
今日は緊張感ありましたでしょう?
でも、崩れそうなところありましたよね?
逸平と童司の踊り。
笑っちゃうぐらい息が合ってないですよね〜!!!
ですよね??仲悪い?
昨日は、千作じーちゃんが、鏡餅?に向かってなにか言うところを、
反対側?を向いて「新春が・・・」とかしゃべりだしたそうで。
茂山家始まって以来の事態だそうです。
ちなみに萬斎さんのところはお正月はハワイだそうで。
茂山家はありえないのでうらやましい!!!
いいんですよ。働いてくださいよ〜。楽しみにしてるんですから。
あとは花形がHANAGATA(ハナガ〜タ〜 外人読み)になるというお話をしてました。
結構しゃべってた気がします。
あ。古典っていう枠を取っ払って色んなことをやっていきたいと言ってました。
「プロレスとかね」
やっぱそこ?!
あ、あと「流れ星X」の製作こぼれ話をしてました。
3ヶ月もかかったそうで。
こんなバカバカしいものをみんな演じてくれるのか心配だったけど、
ちゃーんと演じてくれるんですよ。茂山家って優しいです。と千三郎さん。
三、福ノ神
信心深い男二人が毎年一緒に福ノ神に参拝している。
今年も熱心に参拝していると福ノ神が現れて、酒や舞を要求する。
そして、二人に幸せになる秘訣を教えて立ち去る。
-----
福ノ神がほんとの福の神のようです。
笑い声だけが聞こえて、しばらくするとヒョヒョイと出てくる!
あぁ。福の神だ〜。
千五郎さん最高っす。
四、柑子
主人から預かった3つの柑子を食べてしまった太郎冠者。
主人がそのことを思い出し、柑子をよこせと言ったところ、
太郎冠者がイロイロな言い訳をする。。。
-----
いや、もう、太郎冠者もカワイイけど、
なんでもとりあえず信じちゃう主人がいいな〜。
パクパクっと食べた!という太郎冠者に笑いが起きるんですけど、
子供の笑い声が特に響いてましたね。
短くて簡潔で、面白かったなー。
話より、人が面白い。
五、新作 流れ星X
2055年ー
温暖化が進んで地球に住めなくなった男がある星に漂着する。
この星も温暖化の歴史があり、ある発明でその危機から救われたのだ。
その星は「ボイボイ星」。
住民は「ボイボイ星人」。
男はその発明品を手に入れるためにある勝負に挑む。
-----
イヤー!これ、最高!!!
「太郎ボイボイ」ですよ。
笑ったー。
一噌幸弘さんがスゴイんです。
てか、この人あっての狂言です。
だって笛で、笛で、スターウォーズのテーマから運動会の曲からゲーム音まで吹くんですよ!
この方って、前に誰かが笛方で唯一ドレミファの音階が出せる、と言っていた人ですよね?
いやー、笛で拍手や笑いが起きるのもすごいし。
千三郎さんはねずみのお化けみたいだし、逸平ちゃんはダースベーダ?のなりそこないみたいだし。
あの兄弟のゲームはほんと、アホだし!
ロックオン!
いいの?こんな狂言!
舞初メ、謡初メ、笑初メ。
国立能楽堂
18時〜
脇正面9列10番
一、舞初式
茂山千五郎
茂山七五三
茂山千三郎
茂山正邦
茂山宗彦
茂山茂
茂山逸平
茂山童司
二、新春トーク
茂山千三郎×茂山宗彦
三、福ノ神
福ノ神:茂山千五郎
参詣人:茂山茂
参詣人:茂山童司
四、柑子
太郎冠者:茂山正邦
主:茂山七五三
五、新作 流れ星X(茂山千三郎 作・演出)
地球人:茂山宗彦
ボイボイ星人:茂山千三郎
ボイボイ星人:茂山逸平
笛:一噌幸弘
-----
一、舞初式
千五郎さんが舞台に飾られた鏡餅?に向かって謡を・・・。
その後七五三さんと千三郎さんが一人ずつ舞いを。
とても短いです。
その後正邦さん、宗彦さん、茂さんが3人で舞います。
これも短いですねー。
でもなかなか揃ってて良い感じ。
そして、逸平ちゃんと童司くんが一緒に舞います。
これが・・・!
バラバラ。
二人で始める謡も声が合ってないし。
何もかもズレてる!!
ちょっとずつズレてる踊りなのかな・・?と思ってみたりもしたけど。
最後の鏡餅?に向かって拍手と礼をする、それさえもバラバラ。
二、新春トーク
はい。
鏡餅についてた伊勢海老は本物です!
匂ったら生臭かったので・・・by千三郎さん
昨日も京都で同じ「笑初メ。」をやったけど、グダグダでしたねー。
今日は緊張感ありましたでしょう?
でも、崩れそうなところありましたよね?
逸平と童司の踊り。
笑っちゃうぐらい息が合ってないですよね〜!!!
ですよね??仲悪い?
昨日は、千作じーちゃんが、鏡餅?に向かってなにか言うところを、
反対側?を向いて「新春が・・・」とかしゃべりだしたそうで。
茂山家始まって以来の事態だそうです。
ちなみに萬斎さんのところはお正月はハワイだそうで。
茂山家はありえないのでうらやましい!!!
いいんですよ。働いてくださいよ〜。楽しみにしてるんですから。
あとは花形がHANAGATA(ハナガ〜タ〜 外人読み)になるというお話をしてました。
結構しゃべってた気がします。
あ。古典っていう枠を取っ払って色んなことをやっていきたいと言ってました。
「プロレスとかね」
やっぱそこ?!
あ、あと「流れ星X」の製作こぼれ話をしてました。
3ヶ月もかかったそうで。
こんなバカバカしいものをみんな演じてくれるのか心配だったけど、
ちゃーんと演じてくれるんですよ。茂山家って優しいです。と千三郎さん。
三、福ノ神
信心深い男二人が毎年一緒に福ノ神に参拝している。
今年も熱心に参拝していると福ノ神が現れて、酒や舞を要求する。
そして、二人に幸せになる秘訣を教えて立ち去る。
-----
福ノ神がほんとの福の神のようです。
笑い声だけが聞こえて、しばらくするとヒョヒョイと出てくる!
あぁ。福の神だ〜。
千五郎さん最高っす。
四、柑子
主人から預かった3つの柑子を食べてしまった太郎冠者。
主人がそのことを思い出し、柑子をよこせと言ったところ、
太郎冠者がイロイロな言い訳をする。。。
-----
いや、もう、太郎冠者もカワイイけど、
なんでもとりあえず信じちゃう主人がいいな〜。
パクパクっと食べた!という太郎冠者に笑いが起きるんですけど、
子供の笑い声が特に響いてましたね。
短くて簡潔で、面白かったなー。
話より、人が面白い。
五、新作 流れ星X
2055年ー
温暖化が進んで地球に住めなくなった男がある星に漂着する。
この星も温暖化の歴史があり、ある発明でその危機から救われたのだ。
その星は「ボイボイ星」。
住民は「ボイボイ星人」。
男はその発明品を手に入れるためにある勝負に挑む。
-----
イヤー!これ、最高!!!
「太郎ボイボイ」ですよ。
笑ったー。
一噌幸弘さんがスゴイんです。
てか、この人あっての狂言です。
だって笛で、笛で、スターウォーズのテーマから運動会の曲からゲーム音まで吹くんですよ!
この方って、前に誰かが笛方で唯一ドレミファの音階が出せる、と言っていた人ですよね?
いやー、笛で拍手や笑いが起きるのもすごいし。
千三郎さんはねずみのお化けみたいだし、逸平ちゃんはダースベーダ?のなりそこないみたいだし。
あの兄弟のゲームはほんと、アホだし!
ロックオン!
いいの?こんな狂言!
新作狂言「居眠り大黒」
2005年11月9日 能・狂言
新作狂言「居眠り大黒」
天台宗 開宗1200年記念 瀬戸内寂聴書き下ろし
新作狂言「居眠り大黒」
東京初演
国立能楽堂
18:30〜
脇正面7列
◆古典「萩大名」
大名:茂山 千五郎
太郎冠者:茂山 逸平
庭の亭主:茂山 あきら
◆瀬戸内寂聴さん挨拶
◆新作「居眠り大黒」
原作:瀬戸内寂聴
脚本・演出:茂山 千之丞
大黒天:茂山 千作
大経師・以法:茂山 七五三
番頭・与兵衛:茂山 正邦
以法の妻おさい:茂山 茂
坂本の女:茂山 逸平
◆古典「二人袴」
舅:茂山 千之丞
聟:茂山 童司
兄:茂山 正邦
太郎冠者:佐々木 千吉
定時ダッシュ!で能楽堂へ。
イヤー、土日も出社しないとマズイべなー、なんて打合せをした日にそれかよ!って感じですが。
息抜きが必要ですものね。ヲホホ。
物販のあたりに千之丞さんが普通におられました。
私もお話したかったけど、話すことがないので(笑)、ニヤリと笑って通り過ぎ。
◆古典「萩大名」
成り上がりの田舎大名が、どこか珍しい処を見に行きたいと太郎冠者に相談します。
それなら、とある庭の萩が丁度見頃なのでそれを見に行こうと誘います。
その庭の持ち主は風流人なので、庭を見にきた人には必ず当座(即席で和歌を読むこと)を望むのです。
しかし大名にはそういった教養はありません。
そこで太郎冠者が自分の和歌を教えますが、それも覚えられません。
仕方がないのでカンニング方法を教えて、挑みます。
-------
大名がいいねぇ。
教養はないけど、大らかで、庭を見たときは「スゴイスゴイ!」と大はしゃぎ。
でも、当座の意味もわからなくて、和歌も覚えられなくて、
すぐに諳んじる亭主に「もう覚えたの?!」と驚き。
愛らしい。。。
でも、和歌が後少しで読み終わる!って時に、
「たまには恥をかくのもいいさ」と太郎冠者が見捨てていなくなっちゃうんですね。
そうすると、大名が大慌てで、
「太郎冠者?太郎冠者!たろうかーじゃー!!」と必死に呼ぶのが、もうたまんない。
この大名は愛すべきNO1かも?
◆瀬戸内寂聴さん挨拶
小さな尼さんが登場です。
私も思わず手を合わせてご挨拶。
この狂言が出来た経緯をお話ししてくださいました。
上からの指示で断れなかった、と。(笑
瀬戸内寂聴さんて、ちゃんと見た事なくて、
イメージではチャキチャキした人だったんですが、かなり柔らかな感じの方ですね。
◆新作「居眠り大黒」
京都に住む大経師・以法は妻のおさいに頭が上がりません。
唯一の息抜きは、月初めの吉日、比叡山「三面出世大黒天」へ月参りに行くと嘘を言って、
麓の坂本の愛人のところへ泊まりに行くことです。
しかし、代わりにお参りに行かされる番頭は頭にきていて、全部おさいにバラして以法を追い出し、乗っ取ろうと企みます。
番頭にそそのかされたおさいが比叡山に行くと、愛人と別れを惜しむ主人の姿が。
大黒天の前で4人が大騒ぎし、居眠りしていた大黒天が目を覚まし・・・。
----------
このね、茂さんのわわしい女。これが最高。
以法が浮気していることを知って、棒を持ち出して怒り狂います。
キー!悔しい!と言ってヨヨヨと泣き出して、「お。やっぱ女の人よねぇ」と思うのもつかの間、怒りのほうが勝って「やっぱぶちのめすー!!」。
この女の人、好きだわ。共感共感。わたしも「わわしい女」、か。
さて、比叡山から僧の方が3名来ていて、御簾の向こうで謡?をしていて。
なんていうんでしょう。お寺って感じ。あれはお経とは違いますよね・・・?
大黒様の居眠りの様子は私の席からはあまりよく見えませんでしたが、
みんなで囃子ながら退場していく時の大黒天の「よちよちよちよち」「よちよちよちよち」っていう歩き方がカワイくて・・・!
◆古典「二人袴」
聟は一人では恥ずかしいと、兄に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの兄でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて兄が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と兄は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
----------
私、正邦さん好きだ〜。
正統派狂言師。
クセがないって感じかなー。
さて、童司くんの聟。
ほんと、まだまだ子供で、お兄さんに頼りきり。
舅宅に入るときに兄をみて「にへっ」と笑うのが、笑える。
というわけで、なんだかとても楽しい楽しいと感じる時間を過ごせました。
席も良かったんだよねー。めがね忘れて痛かったけど。
そいえば客席が結構空いてました。
正面は埋まってたけど、私がいた脇正面は3割ぐらいしか人いなかったなー。ナゼ!
あ。もしかして今年はこれで狂言見納めかも。
えー!ヤダー!
天台宗 開宗1200年記念 瀬戸内寂聴書き下ろし
新作狂言「居眠り大黒」
東京初演
国立能楽堂
18:30〜
脇正面7列
◆古典「萩大名」
大名:茂山 千五郎
太郎冠者:茂山 逸平
庭の亭主:茂山 あきら
◆瀬戸内寂聴さん挨拶
◆新作「居眠り大黒」
原作:瀬戸内寂聴
脚本・演出:茂山 千之丞
大黒天:茂山 千作
大経師・以法:茂山 七五三
番頭・与兵衛:茂山 正邦
以法の妻おさい:茂山 茂
坂本の女:茂山 逸平
◆古典「二人袴」
舅:茂山 千之丞
聟:茂山 童司
兄:茂山 正邦
太郎冠者:佐々木 千吉
定時ダッシュ!で能楽堂へ。
イヤー、土日も出社しないとマズイべなー、なんて打合せをした日にそれかよ!って感じですが。
息抜きが必要ですものね。ヲホホ。
物販のあたりに千之丞さんが普通におられました。
私もお話したかったけど、話すことがないので(笑)、ニヤリと笑って通り過ぎ。
◆古典「萩大名」
成り上がりの田舎大名が、どこか珍しい処を見に行きたいと太郎冠者に相談します。
それなら、とある庭の萩が丁度見頃なのでそれを見に行こうと誘います。
その庭の持ち主は風流人なので、庭を見にきた人には必ず当座(即席で和歌を読むこと)を望むのです。
しかし大名にはそういった教養はありません。
そこで太郎冠者が自分の和歌を教えますが、それも覚えられません。
仕方がないのでカンニング方法を教えて、挑みます。
-------
大名がいいねぇ。
教養はないけど、大らかで、庭を見たときは「スゴイスゴイ!」と大はしゃぎ。
でも、当座の意味もわからなくて、和歌も覚えられなくて、
すぐに諳んじる亭主に「もう覚えたの?!」と驚き。
愛らしい。。。
でも、和歌が後少しで読み終わる!って時に、
「たまには恥をかくのもいいさ」と太郎冠者が見捨てていなくなっちゃうんですね。
そうすると、大名が大慌てで、
「太郎冠者?太郎冠者!たろうかーじゃー!!」と必死に呼ぶのが、もうたまんない。
この大名は愛すべきNO1かも?
◆瀬戸内寂聴さん挨拶
小さな尼さんが登場です。
私も思わず手を合わせてご挨拶。
この狂言が出来た経緯をお話ししてくださいました。
上からの指示で断れなかった、と。(笑
瀬戸内寂聴さんて、ちゃんと見た事なくて、
イメージではチャキチャキした人だったんですが、かなり柔らかな感じの方ですね。
◆新作「居眠り大黒」
京都に住む大経師・以法は妻のおさいに頭が上がりません。
唯一の息抜きは、月初めの吉日、比叡山「三面出世大黒天」へ月参りに行くと嘘を言って、
麓の坂本の愛人のところへ泊まりに行くことです。
しかし、代わりにお参りに行かされる番頭は頭にきていて、全部おさいにバラして以法を追い出し、乗っ取ろうと企みます。
番頭にそそのかされたおさいが比叡山に行くと、愛人と別れを惜しむ主人の姿が。
大黒天の前で4人が大騒ぎし、居眠りしていた大黒天が目を覚まし・・・。
----------
このね、茂さんのわわしい女。これが最高。
以法が浮気していることを知って、棒を持ち出して怒り狂います。
キー!悔しい!と言ってヨヨヨと泣き出して、「お。やっぱ女の人よねぇ」と思うのもつかの間、怒りのほうが勝って「やっぱぶちのめすー!!」。
この女の人、好きだわ。共感共感。わたしも「わわしい女」、か。
さて、比叡山から僧の方が3名来ていて、御簾の向こうで謡?をしていて。
なんていうんでしょう。お寺って感じ。あれはお経とは違いますよね・・・?
大黒様の居眠りの様子は私の席からはあまりよく見えませんでしたが、
みんなで囃子ながら退場していく時の大黒天の「よちよちよちよち」「よちよちよちよち」っていう歩き方がカワイくて・・・!
◆古典「二人袴」
聟は一人では恥ずかしいと、兄に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの兄でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて兄が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と兄は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
----------
私、正邦さん好きだ〜。
正統派狂言師。
クセがないって感じかなー。
さて、童司くんの聟。
ほんと、まだまだ子供で、お兄さんに頼りきり。
舅宅に入るときに兄をみて「にへっ」と笑うのが、笑える。
というわけで、なんだかとても楽しい楽しいと感じる時間を過ごせました。
席も良かったんだよねー。めがね忘れて痛かったけど。
そいえば客席が結構空いてました。
正面は埋まってたけど、私がいた脇正面は3割ぐらいしか人いなかったなー。ナゼ!
あ。もしかして今年はこれで狂言見納めかも。
えー!ヤダー!
お豆腐の和らい〜謡・舞・遊〜
2005年10月13日 能・狂言お豆腐の和らい〜謡・舞・遊〜
14:00 開演
東京芸術劇場 小ホール2
L列
第1部 神、そして異界のもの
■狂言 福の神
福の神:茂山 千五郎
参詣人甲:茂山 あきら
参詣人乙:丸石 やすし
地謡:茂山正邦、茂山宗彦、茂山茂、松本薫
■お話
茂山 千三郎
■小舞
鮒 茂山 宗彦
貝尽し 茂山 逸平
地謡:茂山千之丞、茂山あきら、茂山正邦、松本薫
祐善 茂山 正邦
蛸 松本 薫
地謡:茂山茂、茂山宗彦、丸石やすし、茂山童司
■連吟 八尾
茂山 七五三
茂山 千三郎
第2部 恋を謡う
■小舞
柳の下 茂山 千之丞
暁の明星 茂山 七五三
七つになる子 茂山 あきら
府中 丸石 やすし
吉の葉 茂山 千三郎
地謡:茂山千五郎、茂山正邦、茂山宗彦、茂山逸平、松本薫
■狂言 お茶の水
新発意:茂山 茂
住持:茂山 千作
いちゃ:茂山 童司
---
行きたかったけど、仕事が読めなかったので諦めていた公演でした。
でも、先月でリリースされたので、早速チケットゲット!
しかし、夜の部は売り切れ(涙
しょーがないなー!てわけで会社サボって昼の回へ。ヤホゥ。
モギリは茂さんと宗彦さん。
サイン係は七五三さん、逸平さん。
■狂言 福の神
年の暮れ、二人の男が「福は内」と豆を打って囃していると、福の神が笑いながら現れます。
お金持ちになりたいという二人に、福の神は元手がないとな〜!といい、
元手がないから頼んでるんじゃい!という二人に、それは気の持ちようよ!みたいな謡を謡います。
---
数ある狂言の曲のなかで一番おめでたいとされているものなんだそうです。
まず、笑い声だけ暫く聞こえていたかと思うと、いきなりヒョヒョイ!と
福の神が登場。
ホントの福の神が現れたような気がしました。
お面もニッコニコ!
■お話
茂山 千三郎
相変わらずのお話上手。
お話の内容は、それぞれの曲に書くことにします。
■小舞
鮒 茂山 宗彦
白髭神社参拝の道者船の前に大鮒の精が現れ、奇端を見せます。
(↑チラシより)
最初からぴょぴょん!と跳ねたりして。
豪快な割にオモシロ動作もあったりしてなかなか。
しかし宗彦さんは、歌っても踊っても、良くも悪くも宗彦さんだなぁ。
貝尽し 茂山 逸平
いたら貝や蛤など貝の精たちが海中で酒宴を催し、世を寿ぎます。
(↑チラシより)
これは、美しかった。
立ち居振舞い、全てにおいて非常にキレイでした。
私の逸平ちゃん贔屓を抜かしても、これは良かった・・。
祐善 茂山 正邦
下手な傘張り職人、祐善の狂い死にの有様と、成仏できた喜びの舞
(↑チラシより)
祐善は前に狂言を見た事があるハズ。
この小舞は分かりやすかったなー。ストーリー性があったから?
最後、あぁ、成仏したね!って思ったし。
正邦さんは正統派な雰囲気なんです。
蛸 松本 薫
漁師の網にかかり張り蛸にされた、蛸の最後の有様を再現します。
(↑チラシより)
漁師に捕まって、皮はがされて干された蛸の幽霊のお話。
蛸の幽霊って!狂言ならではですね by 千三郎さん。
これ、ちょっと笑いました。
なんか、今、頭貼り付けられてるでしょ?ねぇ?ねぇ?
って思っちゃうところとかあったし。
つーか、ほんと、蛸の幽霊って!
■連吟 八尾
閻魔王、八尾の次増の文のおかげで、亡者を地獄へ採り損ね。
(↑チラシより)
確か、狂言の八尾も一度見た事あるハズ。
ごめんなさい。ここ、いきなり眠気に教われ。
■休憩 15分■
丸石さんと千三郎さんがサイン係。
七五三さんはふっつーに、喫煙所でタバコ吸ってました。
■小舞
柳の下 茂山 千之丞
衆道(男色)の謡。笛の音は、裏道を通っておいでとの逢引の合図。
(↑チラシより)
薄い水色っぽい着物でした。
やはり謡の声がスゴイです。
暁の明星 茂山 七五三
恋人同士の暁方の別れがたい切なさ。
(↑チラシより)
うぅ。七五三さん、凛々しい。
七つになる子 茂山 あきら
ちょっとおマセな都の童女をあやす、乳母の言葉を舞踊化した曲。
(↑チラシより)
これ、良かった。
というか、分かりやすかった。謡も踊りも。
府中 丸石 やすし
男の女への情愛を謡い、昔は婚礼の席でも舞ったそうです。
(↑チラシより)
丸石さんって偉かわいいおっちゃんって感じー。
吉の葉 茂山 千三郎
子持ちの女郎と過ごす一夜に、空の満月が冴え渡ります。
(↑チラシより)
これもね。良くも悪くも千三郎さんなんです。
---
よーく、謡を聞いていると、結構えっちなこと謡ってるんですよー By 千三郎さん
なんかスゴク楽しく見ていたんですが、謡を全て聞き取れるほど私の耳は
まだ慣れていないようです。
聴こうとするとスゴク集中しないとダメ。
踊りも見たいし・・・。
なんて中途半端なことになったせいか、あまり覚えてないし・・。
■狂言 お茶の水
住持にお茶の水を汲んで来るように言われた新発意は、
なんだかんだ理由をつけて断ります。
仕方なく住持はいちゃに頼み、いちゃはブツブツ言いながらも水を汲みに行きます。
いちゃが謡を謡いながら水を汲んでいると新発意が現れ、二人はイイ感じに。
そこに帰りが遅いのを心配した住持が現れ、二人を見て怒ります。
するといちゃと新発意は住持を倒して逃げていきます。
いちゃがイチャイチャするんですねー。・・・シャレじゃないですよ! By 千三郎さん。
この新発意のお馬鹿っぷりがいいですね〜。
イーヤイヤ!僕水なんて汲んだことないしー。遠いしー。みたいな。
最後はお決まりの?「愛しいお方〜!早く〜!」といちゃが呼んで、
住持をほったらかしにして行っちゃうんですね。
最初にいちゃの好感度が上がっているだけに、
男が出来たらそれかい!と突っ込みたくなるような。
最後のサイン役は正邦さんとあきらさん。
お見送りに七五三さんと千之丞さん。
この公演、とても楽しかった。
小舞とかも、前は退屈に見ていたけど、なんか楽しかったなー。
これってこういうこと?とか思いながら。
また是非やってもらいたいですねー。これ。
「夜の部は1番だから端っこだわ〜」なんて言ってる奥様がうらやましくて
じと〜っと睨みつつ帰路につきました。
------------------
会場入りしてすぐ、逸平サンがサイン係なのを見て、
すぐさまカレンダーを購入!並びました。
3人待ちぐらいで私の番!
あぁ!その目で私を見ないで〜!恥ずかしい〜!(だったら並ぶな)
書いてもらってる間、手とか顔とか見とけばいいのに、
何も覚えてないし。何をしとったんじゃい!オノレ!
もったいね〜。
14:00 開演
東京芸術劇場 小ホール2
L列
第1部 神、そして異界のもの
■狂言 福の神
福の神:茂山 千五郎
参詣人甲:茂山 あきら
参詣人乙:丸石 やすし
地謡:茂山正邦、茂山宗彦、茂山茂、松本薫
■お話
茂山 千三郎
■小舞
鮒 茂山 宗彦
貝尽し 茂山 逸平
地謡:茂山千之丞、茂山あきら、茂山正邦、松本薫
祐善 茂山 正邦
蛸 松本 薫
地謡:茂山茂、茂山宗彦、丸石やすし、茂山童司
■連吟 八尾
茂山 七五三
茂山 千三郎
第2部 恋を謡う
■小舞
柳の下 茂山 千之丞
暁の明星 茂山 七五三
七つになる子 茂山 あきら
府中 丸石 やすし
吉の葉 茂山 千三郎
地謡:茂山千五郎、茂山正邦、茂山宗彦、茂山逸平、松本薫
■狂言 お茶の水
新発意:茂山 茂
住持:茂山 千作
いちゃ:茂山 童司
---
行きたかったけど、仕事が読めなかったので諦めていた公演でした。
でも、先月でリリースされたので、早速チケットゲット!
しかし、夜の部は売り切れ(涙
しょーがないなー!てわけで会社サボって昼の回へ。ヤホゥ。
モギリは茂さんと宗彦さん。
サイン係は七五三さん、逸平さん。
■狂言 福の神
年の暮れ、二人の男が「福は内」と豆を打って囃していると、福の神が笑いながら現れます。
お金持ちになりたいという二人に、福の神は元手がないとな〜!といい、
元手がないから頼んでるんじゃい!という二人に、それは気の持ちようよ!みたいな謡を謡います。
---
数ある狂言の曲のなかで一番おめでたいとされているものなんだそうです。
まず、笑い声だけ暫く聞こえていたかと思うと、いきなりヒョヒョイ!と
福の神が登場。
ホントの福の神が現れたような気がしました。
お面もニッコニコ!
■お話
茂山 千三郎
相変わらずのお話上手。
お話の内容は、それぞれの曲に書くことにします。
■小舞
鮒 茂山 宗彦
白髭神社参拝の道者船の前に大鮒の精が現れ、奇端を見せます。
(↑チラシより)
最初からぴょぴょん!と跳ねたりして。
豪快な割にオモシロ動作もあったりしてなかなか。
しかし宗彦さんは、歌っても踊っても、良くも悪くも宗彦さんだなぁ。
貝尽し 茂山 逸平
いたら貝や蛤など貝の精たちが海中で酒宴を催し、世を寿ぎます。
(↑チラシより)
これは、美しかった。
立ち居振舞い、全てにおいて非常にキレイでした。
私の逸平ちゃん贔屓を抜かしても、これは良かった・・。
祐善 茂山 正邦
下手な傘張り職人、祐善の狂い死にの有様と、成仏できた喜びの舞
(↑チラシより)
祐善は前に狂言を見た事があるハズ。
この小舞は分かりやすかったなー。ストーリー性があったから?
最後、あぁ、成仏したね!って思ったし。
正邦さんは正統派な雰囲気なんです。
蛸 松本 薫
漁師の網にかかり張り蛸にされた、蛸の最後の有様を再現します。
(↑チラシより)
漁師に捕まって、皮はがされて干された蛸の幽霊のお話。
蛸の幽霊って!狂言ならではですね by 千三郎さん。
これ、ちょっと笑いました。
なんか、今、頭貼り付けられてるでしょ?ねぇ?ねぇ?
って思っちゃうところとかあったし。
つーか、ほんと、蛸の幽霊って!
■連吟 八尾
閻魔王、八尾の次増の文のおかげで、亡者を地獄へ採り損ね。
(↑チラシより)
確か、狂言の八尾も一度見た事あるハズ。
ごめんなさい。ここ、いきなり眠気に教われ。
■休憩 15分■
丸石さんと千三郎さんがサイン係。
七五三さんはふっつーに、喫煙所でタバコ吸ってました。
■小舞
柳の下 茂山 千之丞
衆道(男色)の謡。笛の音は、裏道を通っておいでとの逢引の合図。
(↑チラシより)
薄い水色っぽい着物でした。
やはり謡の声がスゴイです。
暁の明星 茂山 七五三
恋人同士の暁方の別れがたい切なさ。
(↑チラシより)
うぅ。七五三さん、凛々しい。
七つになる子 茂山 あきら
ちょっとおマセな都の童女をあやす、乳母の言葉を舞踊化した曲。
(↑チラシより)
これ、良かった。
というか、分かりやすかった。謡も踊りも。
府中 丸石 やすし
男の女への情愛を謡い、昔は婚礼の席でも舞ったそうです。
(↑チラシより)
丸石さんって偉かわいいおっちゃんって感じー。
吉の葉 茂山 千三郎
子持ちの女郎と過ごす一夜に、空の満月が冴え渡ります。
(↑チラシより)
これもね。良くも悪くも千三郎さんなんです。
---
よーく、謡を聞いていると、結構えっちなこと謡ってるんですよー By 千三郎さん
なんかスゴク楽しく見ていたんですが、謡を全て聞き取れるほど私の耳は
まだ慣れていないようです。
聴こうとするとスゴク集中しないとダメ。
踊りも見たいし・・・。
なんて中途半端なことになったせいか、あまり覚えてないし・・。
■狂言 お茶の水
住持にお茶の水を汲んで来るように言われた新発意は、
なんだかんだ理由をつけて断ります。
仕方なく住持はいちゃに頼み、いちゃはブツブツ言いながらも水を汲みに行きます。
いちゃが謡を謡いながら水を汲んでいると新発意が現れ、二人はイイ感じに。
そこに帰りが遅いのを心配した住持が現れ、二人を見て怒ります。
するといちゃと新発意は住持を倒して逃げていきます。
いちゃがイチャイチャするんですねー。・・・シャレじゃないですよ! By 千三郎さん。
この新発意のお馬鹿っぷりがいいですね〜。
イーヤイヤ!僕水なんて汲んだことないしー。遠いしー。みたいな。
最後はお決まりの?「愛しいお方〜!早く〜!」といちゃが呼んで、
住持をほったらかしにして行っちゃうんですね。
最初にいちゃの好感度が上がっているだけに、
男が出来たらそれかい!と突っ込みたくなるような。
最後のサイン役は正邦さんとあきらさん。
お見送りに七五三さんと千之丞さん。
この公演、とても楽しかった。
小舞とかも、前は退屈に見ていたけど、なんか楽しかったなー。
これってこういうこと?とか思いながら。
また是非やってもらいたいですねー。これ。
「夜の部は1番だから端っこだわ〜」なんて言ってる奥様がうらやましくて
じと〜っと睨みつつ帰路につきました。
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会場入りしてすぐ、逸平サンがサイン係なのを見て、
すぐさまカレンダーを購入!並びました。
3人待ちぐらいで私の番!
あぁ!その目で私を見ないで〜!恥ずかしい〜!(だったら並ぶな)
書いてもらってる間、手とか顔とか見とけばいいのに、
何も覚えてないし。何をしとったんじゃい!オノレ!
もったいね〜。
納涼 茂山狂言祭2005 第二日昼
2005年8月7日 能・狂言納涼 茂山狂言祭2005
東京公演 第二日昼の部
国立能楽堂
14:00〜
正面4扉3列4
■二人袴
舅:茂山 千作
太郎冠者:茂山 童司
父親:茂山 千五郎
聟:茂山 茂
■膏薬練
鎌倉の膏薬練:茂山 逸平
都の膏薬練:茂山 宗彦
■小原木
謡:茂山 千之丞
小鼓:鵜澤 洋太郎
■朝比奈
閻魔王:茂山 あきら
朝比奈三郎:茂山 七五三
笛:一噌 幸弘
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:三島 卓
地謡:茂山 千之丞
地謡:丸石 やすし
地謡:茂山 童司
地謡:増田 浩紀
さて、やってまいりました。最終日。
あぁ。もう終わっちゃうの・・。
すごく残念です。
前日に買ったプログラムが見つからなくて、朝半泣きで探したら、コンビニに忘れてました。
取っておいてくれてありがとー!
■二人袴
舅:茂山 千作
太郎冠者:茂山 童司
父親:茂山 千五郎
聟:茂山 茂
聟は一人では恥ずかしいと、父親に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの父親でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて父親が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と父親は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
これ、大好き。
もう、ダメダメな聟を茂さんが好演しています。
で、「しょーがないなー」とバカ息子にメチャ甘い父親役のホントの父親千五郎さん。
あの、あわてっぷりがたまらない!!
そして、相変わらず舅方の太郎冠者に偉そうな聟。
これって、今回は舅の真似をしていると感じました。
そうなのかな?
千作さんがちょっと心配です。
あと2年か3年?
曾孫との競演まで頑張って!
■膏薬練
鎌倉の膏薬練:茂山 逸平
都の膏薬練:茂山 宗彦
自分が一番だ、と自認する都と鎌倉の膏薬練。
膏薬の吸い比べをしようと国を出たところ、途中で出会います。
二人は自分の膏薬を自慢しあい、材料を披露し、最後に吸い比べをします。
自慢の膏薬を鼻につけて、吸い比べ!
これは、もう、ね。
逸平ちゃんのふにゃふにゃ笑顔があまり見れなくて残念。
それはいいとして、これって何でそんなに人気あるのかなぁ?
あまりにも話が単純すぎて、私はイマイチだなぁ。
でも、兄弟の競演はかなり面白かった。
あの宗彦さんのアドリブっぽい「ふっ」っていうのが笑える!
■小原木
謡:茂山 千之丞
小鼓:鵜澤 洋太郎
寝音曲などで謡われる小歌。
1つの楽器だけで謡うことを狂言一調というらしい。
いいお声です。
最初、小鼓と合ってるのか合ってないのか(合ってるに決まってるけど)気になったけど、途中から全然気にならず。
■朝比奈
閻魔王:茂山 あきら
朝比奈三郎:茂山 七五三
笛:一噌 幸弘
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:三島 卓
地謡:茂山 千之丞
地謡:丸石 やすし
地謡:茂山 童司
地謡:増田 浩紀
このところ亡者が地獄にやってこないと、閻魔大王自らが亡者を地獄に攻め落とそうと六条の辻までやってきます。
すると、一人の亡者がやってくるのですが、責めてもびくともしません。
名を聞くと朝比奈三郎と名乗ります。
閻魔大王は戦いの有様を語らせ、なんとか地獄に連れて行こうとしますが、
逆にやられて逃げていきます。
これ、七五三さんがめちゃめちゃカッコ良かった!!
惚れました。
ものすごく凛々しい。
こういう系で寝なかったの初めてかもしれません!(オイ)
妙に軽い閻魔大王と、どっしりとした朝比奈。
最初から勝負はついてるしー。
3公演が終わってしまいました。
今、忙しくてチケット取る余裕もないので(てか、いつまでこの仕事か決まらないと
取ってもムダになっちゃうので。)、しばらくは大人しくしています。
でも、なんか、まだ思い出し笑いできるし!
心に豆腐小僧が住み着いたし。
がんばるどー!
東京公演 第二日昼の部
国立能楽堂
14:00〜
正面4扉3列4
■二人袴
舅:茂山 千作
太郎冠者:茂山 童司
父親:茂山 千五郎
聟:茂山 茂
■膏薬練
鎌倉の膏薬練:茂山 逸平
都の膏薬練:茂山 宗彦
■小原木
謡:茂山 千之丞
小鼓:鵜澤 洋太郎
■朝比奈
閻魔王:茂山 あきら
朝比奈三郎:茂山 七五三
笛:一噌 幸弘
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:三島 卓
地謡:茂山 千之丞
地謡:丸石 やすし
地謡:茂山 童司
地謡:増田 浩紀
さて、やってまいりました。最終日。
あぁ。もう終わっちゃうの・・。
すごく残念です。
前日に買ったプログラムが見つからなくて、朝半泣きで探したら、コンビニに忘れてました。
取っておいてくれてありがとー!
■二人袴
舅:茂山 千作
太郎冠者:茂山 童司
父親:茂山 千五郎
聟:茂山 茂
聟は一人では恥ずかしいと、父親に聟入りの付き添いを頼みます。
すぐ帰るつもりの父親でしたが舅の太郎冠者に見つかり、挨拶をすることになります。
しかし、袴が1枚しかないので、聟の袴を履いて舅の前に出ます。
すると、舅が「聟殿は?」と言い出し、慌てて父親が戻って、今度は聟が袴を履いて舅の前に出ます。
舅に「二人一緒に」と言われた聟と父親は袴を取り合って、破ってしまいます。
それなら!と前だけ袴を当てて二人で舅の前に出ますが、「踊ってくれ」と言われ・・・。
これ、大好き。
もう、ダメダメな聟を茂さんが好演しています。
で、「しょーがないなー」とバカ息子にメチャ甘い父親役のホントの父親千五郎さん。
あの、あわてっぷりがたまらない!!
そして、相変わらず舅方の太郎冠者に偉そうな聟。
これって、今回は舅の真似をしていると感じました。
そうなのかな?
千作さんがちょっと心配です。
あと2年か3年?
曾孫との競演まで頑張って!
■膏薬練
鎌倉の膏薬練:茂山 逸平
都の膏薬練:茂山 宗彦
自分が一番だ、と自認する都と鎌倉の膏薬練。
膏薬の吸い比べをしようと国を出たところ、途中で出会います。
二人は自分の膏薬を自慢しあい、材料を披露し、最後に吸い比べをします。
自慢の膏薬を鼻につけて、吸い比べ!
これは、もう、ね。
逸平ちゃんのふにゃふにゃ笑顔があまり見れなくて残念。
それはいいとして、これって何でそんなに人気あるのかなぁ?
あまりにも話が単純すぎて、私はイマイチだなぁ。
でも、兄弟の競演はかなり面白かった。
あの宗彦さんのアドリブっぽい「ふっ」っていうのが笑える!
■小原木
謡:茂山 千之丞
小鼓:鵜澤 洋太郎
寝音曲などで謡われる小歌。
1つの楽器だけで謡うことを狂言一調というらしい。
いいお声です。
最初、小鼓と合ってるのか合ってないのか(合ってるに決まってるけど)気になったけど、途中から全然気にならず。
■朝比奈
閻魔王:茂山 あきら
朝比奈三郎:茂山 七五三
笛:一噌 幸弘
小鼓:鵜澤 洋太郎
大鼓:亀井 広忠
太鼓:三島 卓
地謡:茂山 千之丞
地謡:丸石 やすし
地謡:茂山 童司
地謡:増田 浩紀
このところ亡者が地獄にやってこないと、閻魔大王自らが亡者を地獄に攻め落とそうと六条の辻までやってきます。
すると、一人の亡者がやってくるのですが、責めてもびくともしません。
名を聞くと朝比奈三郎と名乗ります。
閻魔大王は戦いの有様を語らせ、なんとか地獄に連れて行こうとしますが、
逆にやられて逃げていきます。
これ、七五三さんがめちゃめちゃカッコ良かった!!
惚れました。
ものすごく凛々しい。
こういう系で寝なかったの初めてかもしれません!(オイ)
妙に軽い閻魔大王と、どっしりとした朝比奈。
最初から勝負はついてるしー。
3公演が終わってしまいました。
今、忙しくてチケット取る余裕もないので(てか、いつまでこの仕事か決まらないと
取ってもムダになっちゃうので。)、しばらくは大人しくしています。
でも、なんか、まだ思い出し笑いできるし!
心に豆腐小僧が住み着いたし。
がんばるどー!
納涼 茂山狂言祭2005 第一日夜
2005年8月6日 能・狂言
納涼 茂山狂言祭2005
東京公演 第一日夜の部
国立能楽堂
18:00〜
正面4扉3列15
さてさて、代々木のプロントでパスタなどを食べて盛り上がって、また会場に戻ります。
今回はとても楽しみにしていた「豆腐小僧」があるのです。
京極ファンの友人とワクワクしながら向かいます。
つっても昼の回もその子と見てたんだけど。
★お話:茂山 千三郎
★業平餅
在原業平:茂山 正邦
侍士:松本 薫
白丁:島田 洋海
白丁:増田 浩紀
傘持:茂山 あきら
茶屋の亭主:茂山 七五三
娘:茂山 茂
★縄綯
主人:茂山 あきら
太郎冠者:茂山 宗彦
何某:丸石 やすし
★豆腐小僧
豆腐小僧:茂山 千之丞
大名:茂山 千五郎
太郎冠者:茂山 千三郎
次郎冠者:茂山 茂
さてー!2回目の公演!
前のおじさんの頭がちょっと邪魔だけど!
仕方ない!
私の後ろは小学生入る前か入ったばっかりぐらいの女の子。
そんな小さい子が・・・!
★お話
相変わらず安心感のある千三郎さんのお話。
さすがラジオのDJ。
今日はいつもより落ち着いて話してましたね。
★業平餅
在原業平は参拝の途中である茶屋に入ります。
主人に業平であると名乗り、食べ物を持ってこさせますが、実はお金を持っていません。
そこで茶屋の主人は、餅を食べさせる代わりに娘を行儀見習いとして都に連れて行ってほしいと言います。
業平はいいことづくし!ってなわけで喜んで引き受けます。
しかし、娘の顔を見た業平は腰を抜かして、旗本にその娘を押し付けようとします。
これ、面白いなー。
業平ってこんな人でいいの?マジで?
餅が食べたくて食べたくて。
餅。あんな餅。こんな餅。って餅の謡を歌っちゃうし。
食べてるときの幸せそうな顔!
とても好感の持てる人柄です。
この役、千五郎さんとかが良くやるようなことを千三郎さんが最初に話していて、正邦さんを選ぶのはリクエストならではですね。なんて。
そうなの?!
すごいハマり役っぽい気がする!
★縄綯
宗彦さん、一人舞台です(笑
博打で大負けした主人は太郎冠者を博打相手の何某のところに使いにやります。
そこで、自分が借金のカタにされたことを知った太郎冠者はスネてまったく仕事をしません。
何某は「ぜんぜん使えない!」と主人に文句をいい、主人は普段の働きを見せようと、太郎冠者を呼び戻します。
太郎冠者が何某の文句を言いながら縄を綯っているところに何某が来て・・・!
太郎冠者がかわいい。。。!
主人に借金のカタにされたと知ってスネたり、戻れると知って喜んだり、なところがとても良い。
この太郎冠者は主人のことが大好きなんだなぁ。
しかし、何某の悪口を言いながら主人と一緒に縄を綯っている太郎冠者のところにコッソリ何某を行かせるなんて・・・!
主人がヒドイ(笑
あんなに忠誠心バリバリの太郎冠者なのに。その扱いは。。。
★豆腐小僧
妖怪・豆腐小僧は、怖がられたことがないのを悲しく思っていました。
ある日、太郎冠者に出会い、彼の主人は人間なのに恐れられているのを聞き、うらやましがります。
その主人を驚かそうと試みますが、主人は怖がるどころか、彼の持っている豆腐を食べたがります。
そこに雨が降り、豆腐小僧の笠を主人にかぶせ、主人が念願の豆腐を奪うと・・・・!あれ?これがホントの豆腐小僧?!
豆腐小僧がかわいらし過ぎ!!!!!
気が弱くて、人見知りで。
それに比べて千五郎さんの主人の豪傑なこと。
妖怪なんざパクパク食べてケツから出したるわい!ぐらいの発言してます。
やはり、新作なだけあって話の流れが古典とは違いますね。
新鮮で面白い。
最後、すっかり豆腐小僧になりきった主人はどこかに行ってしまいます。
残った豆腐小僧に烏帽子?をかぶせ、怒らない主人が出来た!と喜ぶ太郎冠者と次郎冠者。
そして、その気になる豆腐小僧。
「それにしても主人はどこにいったんだろう?」
「京極夏彦さんとこか水木しげるさんとこじゃない?」
「そうかー」
と言って終わるのでした。
なんだそりゃ!!
あー。ものすごく満足でした。
楽しい楽しい、ほんっとに楽しい1日。
東京公演 第一日夜の部
国立能楽堂
18:00〜
正面4扉3列15
さてさて、代々木のプロントでパスタなどを食べて盛り上がって、また会場に戻ります。
今回はとても楽しみにしていた「豆腐小僧」があるのです。
京極ファンの友人とワクワクしながら向かいます。
つっても昼の回もその子と見てたんだけど。
★お話:茂山 千三郎
★業平餅
在原業平:茂山 正邦
侍士:松本 薫
白丁:島田 洋海
白丁:増田 浩紀
傘持:茂山 あきら
茶屋の亭主:茂山 七五三
娘:茂山 茂
★縄綯
主人:茂山 あきら
太郎冠者:茂山 宗彦
何某:丸石 やすし
★豆腐小僧
豆腐小僧:茂山 千之丞
大名:茂山 千五郎
太郎冠者:茂山 千三郎
次郎冠者:茂山 茂
さてー!2回目の公演!
前のおじさんの頭がちょっと邪魔だけど!
仕方ない!
私の後ろは小学生入る前か入ったばっかりぐらいの女の子。
そんな小さい子が・・・!
★お話
相変わらず安心感のある千三郎さんのお話。
さすがラジオのDJ。
今日はいつもより落ち着いて話してましたね。
★業平餅
在原業平は参拝の途中である茶屋に入ります。
主人に業平であると名乗り、食べ物を持ってこさせますが、実はお金を持っていません。
そこで茶屋の主人は、餅を食べさせる代わりに娘を行儀見習いとして都に連れて行ってほしいと言います。
業平はいいことづくし!ってなわけで喜んで引き受けます。
しかし、娘の顔を見た業平は腰を抜かして、旗本にその娘を押し付けようとします。
これ、面白いなー。
業平ってこんな人でいいの?マジで?
餅が食べたくて食べたくて。
餅。あんな餅。こんな餅。って餅の謡を歌っちゃうし。
食べてるときの幸せそうな顔!
とても好感の持てる人柄です。
この役、千五郎さんとかが良くやるようなことを千三郎さんが最初に話していて、正邦さんを選ぶのはリクエストならではですね。なんて。
そうなの?!
すごいハマり役っぽい気がする!
★縄綯
宗彦さん、一人舞台です(笑
博打で大負けした主人は太郎冠者を博打相手の何某のところに使いにやります。
そこで、自分が借金のカタにされたことを知った太郎冠者はスネてまったく仕事をしません。
何某は「ぜんぜん使えない!」と主人に文句をいい、主人は普段の働きを見せようと、太郎冠者を呼び戻します。
太郎冠者が何某の文句を言いながら縄を綯っているところに何某が来て・・・!
太郎冠者がかわいい。。。!
主人に借金のカタにされたと知ってスネたり、戻れると知って喜んだり、なところがとても良い。
この太郎冠者は主人のことが大好きなんだなぁ。
しかし、何某の悪口を言いながら主人と一緒に縄を綯っている太郎冠者のところにコッソリ何某を行かせるなんて・・・!
主人がヒドイ(笑
あんなに忠誠心バリバリの太郎冠者なのに。その扱いは。。。
★豆腐小僧
妖怪・豆腐小僧は、怖がられたことがないのを悲しく思っていました。
ある日、太郎冠者に出会い、彼の主人は人間なのに恐れられているのを聞き、うらやましがります。
その主人を驚かそうと試みますが、主人は怖がるどころか、彼の持っている豆腐を食べたがります。
そこに雨が降り、豆腐小僧の笠を主人にかぶせ、主人が念願の豆腐を奪うと・・・・!あれ?これがホントの豆腐小僧?!
豆腐小僧がかわいらし過ぎ!!!!!
気が弱くて、人見知りで。
それに比べて千五郎さんの主人の豪傑なこと。
妖怪なんざパクパク食べてケツから出したるわい!ぐらいの発言してます。
やはり、新作なだけあって話の流れが古典とは違いますね。
新鮮で面白い。
最後、すっかり豆腐小僧になりきった主人はどこかに行ってしまいます。
残った豆腐小僧に烏帽子?をかぶせ、怒らない主人が出来た!と喜ぶ太郎冠者と次郎冠者。
そして、その気になる豆腐小僧。
「それにしても主人はどこにいったんだろう?」
「京極夏彦さんとこか水木しげるさんとこじゃない?」
「そうかー」
と言って終わるのでした。
なんだそりゃ!!
あー。ものすごく満足でした。
楽しい楽しい、ほんっとに楽しい1日。
納涼 茂山狂言祭2005 第一日昼
2005年8月6日 能・狂言
納涼 茂山狂言祭2005
東京公演 第一日昼の部
国立能楽堂
14:00〜
正面4扉3列7
○お話:丸石やすし
○寝音曲
主人:松本 薫
太郎冠者:茂山 千作
○濯ぎ川
夫:茂山 千三郎
女房:茂山 茂
姑:茂山 七五三
○武悪
主人:茂山 千之丞
太郎冠者:茂山 正邦
武悪:茂山 あきら
みんなの投票で公演内容が決定するリクエスト狂言。
もちろん私もしました。
外れたけど!
○お話:丸石やすし
狂言初めてのひとー?
茂山家初めてのひとー?
なんて聞いてました。
結構いるもんですね。
基本の名乗りなどの説明もしてくれてました。
そして、あからさまに時計を見ましたね。
そして思わずみんな自分の時計を見た。
○寝音曲
最近これ多いな。
たまたま太郎冠者の謡の声を聞いた主人が、太郎冠者に歌わせようとしますが、冠者は、酒を飲まないとだめだとか妻の膝枕でないとだめだ、とか言って逃げようとします。
酒を飲んで主人の膝枕で歌っているうちに、すっかり楽しくなって踊りだしてしまう太郎冠者なのでしたー。
相変わらず千作じーちゃんの寝音曲はカワイイ。
だけど、やっぱり謡がハラハラしてしまう。
狂言三昧の幕開けにピッタリ。
○濯ぎ川
日ごろ、妻と姑にこき使われている夫。
川で洗濯をしていると二人が交互に現れてあれこれ仕事を押し付けられ、朝からやる仕事を箇条書きにされて渡されます。
そのとき、妻が川に流されてしまいますが、夫は「紙に書いてないから」と言って助けようとしません。
最後は助けることの交換条件に「俺が主人!」と認めさせようとするのでしたー。
これ、絶妙だった!
スゴク面白かったー。
勝手な女房も姑も、強いんだか弱いんだか分からない夫も!
2回目の公演で千三郎さんは「自分の役じゃない」と言っていたけど、すごく良かったと思いますよ!
そして、茂さんの女役は相変わらずキレイっす。
○武悪
主人は、召使の武悪があまり働かない?のに腹を立てて、太郎冠者に彼を成敗するように命じます。
しかし、太郎冠者はどうしても討つことができないので、武悪を逃がします。
主人に「討った!」と嘘をついて褒められ、清水?にお参りにいくと、そこで命拾いのお礼のお参りに来た武悪にバッタリ会ってしまう。
そこで、幽霊、ということにして、幽霊に化けてやりたい放題。
始まりがかなりシリアスです。
いきなり緊張のスタート。
珍しいタイプ。
後半はいきなり楽しくなります。
なんてったって幽霊ですから。
なぜいきなり長髪のカツラなのかは、謎。
あきらさんが良かった。
まともに見たの初めてかもしれません。
癖のない感じです。
さて、第一日昼公演はこれで終わり。
やっぱりリクエストなだけあって、外れがないと言うか、全部とても面白い!!
これはいいね〜。
東京公演 第一日昼の部
国立能楽堂
14:00〜
正面4扉3列7
○お話:丸石やすし
○寝音曲
主人:松本 薫
太郎冠者:茂山 千作
○濯ぎ川
夫:茂山 千三郎
女房:茂山 茂
姑:茂山 七五三
○武悪
主人:茂山 千之丞
太郎冠者:茂山 正邦
武悪:茂山 あきら
みんなの投票で公演内容が決定するリクエスト狂言。
もちろん私もしました。
外れたけど!
○お話:丸石やすし
狂言初めてのひとー?
茂山家初めてのひとー?
なんて聞いてました。
結構いるもんですね。
基本の名乗りなどの説明もしてくれてました。
そして、あからさまに時計を見ましたね。
そして思わずみんな自分の時計を見た。
○寝音曲
最近これ多いな。
たまたま太郎冠者の謡の声を聞いた主人が、太郎冠者に歌わせようとしますが、冠者は、酒を飲まないとだめだとか妻の膝枕でないとだめだ、とか言って逃げようとします。
酒を飲んで主人の膝枕で歌っているうちに、すっかり楽しくなって踊りだしてしまう太郎冠者なのでしたー。
相変わらず千作じーちゃんの寝音曲はカワイイ。
だけど、やっぱり謡がハラハラしてしまう。
狂言三昧の幕開けにピッタリ。
○濯ぎ川
日ごろ、妻と姑にこき使われている夫。
川で洗濯をしていると二人が交互に現れてあれこれ仕事を押し付けられ、朝からやる仕事を箇条書きにされて渡されます。
そのとき、妻が川に流されてしまいますが、夫は「紙に書いてないから」と言って助けようとしません。
最後は助けることの交換条件に「俺が主人!」と認めさせようとするのでしたー。
これ、絶妙だった!
スゴク面白かったー。
勝手な女房も姑も、強いんだか弱いんだか分からない夫も!
2回目の公演で千三郎さんは「自分の役じゃない」と言っていたけど、すごく良かったと思いますよ!
そして、茂さんの女役は相変わらずキレイっす。
○武悪
主人は、召使の武悪があまり働かない?のに腹を立てて、太郎冠者に彼を成敗するように命じます。
しかし、太郎冠者はどうしても討つことができないので、武悪を逃がします。
主人に「討った!」と嘘をついて褒められ、清水?にお参りにいくと、そこで命拾いのお礼のお参りに来た武悪にバッタリ会ってしまう。
そこで、幽霊、ということにして、幽霊に化けてやりたい放題。
始まりがかなりシリアスです。
いきなり緊張のスタート。
珍しいタイプ。
後半はいきなり楽しくなります。
なんてったって幽霊ですから。
なぜいきなり長髪のカツラなのかは、謎。
あきらさんが良かった。
まともに見たの初めてかもしれません。
癖のない感じです。
さて、第一日昼公演はこれで終わり。
やっぱりリクエストなだけあって、外れがないと言うか、全部とても面白い!!
これはいいね〜。
萬狂言公演
謡づくし
14:30〜
国立能楽堂
☆番組☆
☆音曲聟 おんぎょくむこ
聟:小笠原 匡
舅:野村 祐丞
太郎冠者:吉住 講
教え手:野村 万蔵
☆寝音曲 ねおんぎょく
太郎冠者:野村 萬
主人:野村 万禄
☆法師ヶ母 ほうしがはは
夫:野村 万蔵
妻:野村 扇丞
地謡
野村 万禄
野村 萬
小笠原 匡
太鼓:國川 純
小鼓:鵜澤 洋太郎
笛:松田 弘之
スゴ録で「狂言」を追っかけ録画していて、それを見ていたら相方が「萬じーちゃん好きだ!」というので、連れてきました。
私はもちろん、前回の祝いづくしで万蔵家に惚れたので観る予定でしたが。
☆音曲聟
聟入りの日なのですが、聟は挨拶の仕方を知りません。
知人に聞きに行きますが、知人は聟をからかってやろうと思いウソを教えます。
三つ拍子で調子をうかがい、言葉を音曲でつたえ、三はりさしをする、というもの。
舅は聟に恥をかかせては、と自分も同じように振る舞います。
よくあるパターンのお話ですね。
小笠原匡さんが、あっけらかんとした聟を好演してました。
いつも思うのですが、この聟入りの聟は舅方の太郎冠者にめっちゃ偉そうにしますよね。
なんでだろうー。
なめられないように?
☆寝音曲
主人は昨夜太郎冠者の部屋の前で大きな声の謡を聞いたので、もう一度歌え、と命じます。
太郎冠者は、そんなことすれば何度も謡わされるのが分かっているので、酒がないと謡えない、とか膝枕じゃないとダメだとか言います。
主人は、酒を飲ませ、自分の膝枕で謡わせます。
太郎冠者は酔っ払って謡っているうちに勝手に踊りだしてしまい、ウソがバレるのでした。
前に茂山千作さんの寝音曲を見た事があり、結構違うもんだなーと思いつつ観ました。
野村萬さんは、これまたおかしみのある方で、「めいわくなことよ」の言い方がまたもや大うけ。
寝ながらの謡も、かなりお上手でした。
ただ、席が悪くて、あまり表情が見えなくて残念。
あまり動きのない狂言なので、正面席じゃーないとねー。ううーん。
☆法師ヶ母
夫は酔って帰り、妻を追い出します。
夫は酔いから冷めると物狂いとなって妻を捜し、彷徨います。
最後は2人で和解して戻っていきます。
眠かったんだよー。
急にスゴイ眠気におそわれたんだよー。
ごめんなさい。
能の雰囲気が入るとダメなのかなぁ。
だけど、万蔵さんはとてもかっこいいです。(そういう問題?)
謡づくし
14:30〜
国立能楽堂
☆番組☆
☆音曲聟 おんぎょくむこ
聟:小笠原 匡
舅:野村 祐丞
太郎冠者:吉住 講
教え手:野村 万蔵
☆寝音曲 ねおんぎょく
太郎冠者:野村 萬
主人:野村 万禄
☆法師ヶ母 ほうしがはは
夫:野村 万蔵
妻:野村 扇丞
地謡
野村 万禄
野村 萬
小笠原 匡
太鼓:國川 純
小鼓:鵜澤 洋太郎
笛:松田 弘之
スゴ録で「狂言」を追っかけ録画していて、それを見ていたら相方が「萬じーちゃん好きだ!」というので、連れてきました。
私はもちろん、前回の祝いづくしで万蔵家に惚れたので観る予定でしたが。
☆音曲聟
聟入りの日なのですが、聟は挨拶の仕方を知りません。
知人に聞きに行きますが、知人は聟をからかってやろうと思いウソを教えます。
三つ拍子で調子をうかがい、言葉を音曲でつたえ、三はりさしをする、というもの。
舅は聟に恥をかかせては、と自分も同じように振る舞います。
よくあるパターンのお話ですね。
小笠原匡さんが、あっけらかんとした聟を好演してました。
いつも思うのですが、この聟入りの聟は舅方の太郎冠者にめっちゃ偉そうにしますよね。
なんでだろうー。
なめられないように?
☆寝音曲
主人は昨夜太郎冠者の部屋の前で大きな声の謡を聞いたので、もう一度歌え、と命じます。
太郎冠者は、そんなことすれば何度も謡わされるのが分かっているので、酒がないと謡えない、とか膝枕じゃないとダメだとか言います。
主人は、酒を飲ませ、自分の膝枕で謡わせます。
太郎冠者は酔っ払って謡っているうちに勝手に踊りだしてしまい、ウソがバレるのでした。
前に茂山千作さんの寝音曲を見た事があり、結構違うもんだなーと思いつつ観ました。
野村萬さんは、これまたおかしみのある方で、「めいわくなことよ」の言い方がまたもや大うけ。
寝ながらの謡も、かなりお上手でした。
ただ、席が悪くて、あまり表情が見えなくて残念。
あまり動きのない狂言なので、正面席じゃーないとねー。ううーん。
☆法師ヶ母
夫は酔って帰り、妻を追い出します。
夫は酔いから冷めると物狂いとなって妻を捜し、彷徨います。
最後は2人で和解して戻っていきます。
眠かったんだよー。
急にスゴイ眠気におそわれたんだよー。
ごめんなさい。
能の雰囲気が入るとダメなのかなぁ。
だけど、万蔵さんはとてもかっこいいです。(そういう問題?)
小朝・茂山・山陽の京極噺
2回目です。
1回目↓
http://diarynote.jp/d/65494/20050611.html
いや、何回行っても面白い。
相方もとても気に入ったようで、「次あったらまた行く」とノリノリでした。
たまにはワーッと笑うのもいいことだ。
ちなみに3階席はガラガラで、みんな好き勝手な席で見てました。
2回目です。
1回目↓
http://diarynote.jp/d/65494/20050611.html
いや、何回行っても面白い。
相方もとても気に入ったようで、「次あったらまた行く」とノリノリでした。
たまにはワーッと笑うのもいいことだ。
ちなみに3階席はガラガラで、みんな好き勝手な席で見てました。
TOPPA! ファイナル公演
2005年6月21日 能・狂言TOPPA! FINAL STAGE
喜多六平太記念能楽堂
脇正面補助席ほの2
19:00〜
◆挨拶
茂山 童司
◆鏡男
男:茂山 逸平
女:茂山 茂
◆膏練煉
都の膏練煉:茂山 宗彦
鎌倉の膏練煉:茂山 正邦
◆狸腹鼓
尼狸:茂山 千三郎
喜惚太:茂山 千五郎
初めてのTOPPA!がファイナルです…。
噂には聞いていたけど、モギリは宗彦さんと正邦さんです。
イヤン!と思いつつ、正邦さんの方へ。
千五郎さんは外をスーツでウロウロしてました。
プログラム?を渡してくれるのが童司さん。
予約をしたのが遅かったので、補助席です…。
◆挨拶
童司くんの挨拶です。
TOPPA!の瓦版?チラシ?に解説を書けなかった!とのことで、説明してました。
◆鏡男
男が久しぶりに家に帰るときに、お土産に「鏡」を買ってきました。
しかし、初めて鏡を見た女は、鏡の中の女を男が連れ帰ってきた別の女と勘違いして怒ります。
なんだかとてもかわいい狂言でした。
鏡を覗いて「後ろに知らない女がいる!」と振り返っちゃう女もカワイイし、それを笑いながら見ている男もかわいかった〜。
◆膏薬練
どっちの練り薬がより強力か、を競い合う狂言です。
二人のやりとりが笑えました。
しかし、そんなことよりケツが痛い!!!
さすが補助席。
次は立って見ようかと思ったぐらい。
◆狸腹鼓
狸が田畑を荒らすので、喜惚太は狸をやっつけてました。
それをとめるために、狸が喜惚太の叔母の尼に化けて、猟を止めに行きます。
しかし、途中でばれて、腹鼓を打ったら許してやるぞと言われ、ポコポコポコポコ打って逃げていきます。
このチケットを予約したとき、補助席だけど、尼から狸に早変わりするところが見えるので、オススメ、とごまかされていたのですが、確かに良く見えました。
しゃべりつつ、左手で顔を隠しながら、右手でごそごそごそごそ準備しているのも。
ハアハアと息が弾んでいるのもハッキリと。
くるりと回りながら狸に早変わりしたのですが、頭にかぶってるものが付いていってしまい、後見の七五三さんが必死の形相で取ってました。
こりゃー、すごいです。体力勝負です。
下に狸のお面を被って、上から女のお面を被っているので、最初は千三郎さんの気がしなかったけど、狸のお面だけになったら「千三郎さんだ!」とわかりました(笑
終わって能楽堂を出るときはまた宗彦さんと正邦さんがお見送りをしてくれました。
喜多六平太記念能楽堂
脇正面補助席ほの2
19:00〜
◆挨拶
茂山 童司
◆鏡男
男:茂山 逸平
女:茂山 茂
◆膏練煉
都の膏練煉:茂山 宗彦
鎌倉の膏練煉:茂山 正邦
◆狸腹鼓
尼狸:茂山 千三郎
喜惚太:茂山 千五郎
初めてのTOPPA!がファイナルです…。
噂には聞いていたけど、モギリは宗彦さんと正邦さんです。
イヤン!と思いつつ、正邦さんの方へ。
千五郎さんは外をスーツでウロウロしてました。
プログラム?を渡してくれるのが童司さん。
予約をしたのが遅かったので、補助席です…。
◆挨拶
童司くんの挨拶です。
TOPPA!の瓦版?チラシ?に解説を書けなかった!とのことで、説明してました。
◆鏡男
男が久しぶりに家に帰るときに、お土産に「鏡」を買ってきました。
しかし、初めて鏡を見た女は、鏡の中の女を男が連れ帰ってきた別の女と勘違いして怒ります。
なんだかとてもかわいい狂言でした。
鏡を覗いて「後ろに知らない女がいる!」と振り返っちゃう女もカワイイし、それを笑いながら見ている男もかわいかった〜。
◆膏薬練
どっちの練り薬がより強力か、を競い合う狂言です。
二人のやりとりが笑えました。
しかし、そんなことよりケツが痛い!!!
さすが補助席。
次は立って見ようかと思ったぐらい。
◆狸腹鼓
狸が田畑を荒らすので、喜惚太は狸をやっつけてました。
それをとめるために、狸が喜惚太の叔母の尼に化けて、猟を止めに行きます。
しかし、途中でばれて、腹鼓を打ったら許してやるぞと言われ、ポコポコポコポコ打って逃げていきます。
このチケットを予約したとき、補助席だけど、尼から狸に早変わりするところが見えるので、オススメ、とごまかされていたのですが、確かに良く見えました。
しゃべりつつ、左手で顔を隠しながら、右手でごそごそごそごそ準備しているのも。
ハアハアと息が弾んでいるのもハッキリと。
くるりと回りながら狸に早変わりしたのですが、頭にかぶってるものが付いていってしまい、後見の七五三さんが必死の形相で取ってました。
こりゃー、すごいです。体力勝負です。
下に狸のお面を被って、上から女のお面を被っているので、最初は千三郎さんの気がしなかったけど、狸のお面だけになったら「千三郎さんだ!」とわかりました(笑
終わって能楽堂を出るときはまた宗彦さんと正邦さんがお見送りをしてくれました。
小朝・茂山・山陽の京極噺
14:00〜
関内ホール
1階4列19番
※ネタバレもしますので、知りたくない方は読まないでくださ い。
京極夏彦原作
講談「(巷説百物語より)」
神田山陽
京極夏彦新作
狂言「新・死に神」
大蔵流 茂山千五郎家
大金持ち:茂山千之丞
死に神:茂山千五郎
太郎冠者:茂山あきら
ダメ男:茂山宗彦
娘:茂山茂
注:役名適当につけてます。
仲入り
京極夏彦改作
落語「死に神・リミックス」
春風亭小朝
■■
はい。やって参りました。
私は京極夏彦さんが大好きで茂山狂言も大好きす。
ならば行くしかないでしょう!!!キャー!
狂言以外は初体験です。
■京極夏彦原作
講談「(巷説百物語より)」
神田山陽
まずは神田山陽さん。
私は「にほんごであそぼ」も大好きなので、おお!あの!って感じ。
なーんで、いつも首から机を下げているんだろう?と思っていたけど、講談とはこういうものなんですね〜。
すごい引っ張り込み方。面白い〜!
マクラ?とか言う、まぁ、つかみ?をだーっとしゃべって、ダンダンダン!と机を叩いたらいきなり雰囲気が変わりました。
会場も静まり返り、怪談が始まる〜・・・てな雰囲気に。
ま、さっさと壊してましたけど、山陽さん。
そういえば赤いジャージの着物着てました。
羽織を脱いでも中の着物もジャージでした・・・!
■京極夏彦新作
狂言「新・死に神」
大蔵流 茂山千五郎家
さて、まずは宗彦さんが登場。
自分がいかにだめな男かを語ります。
合コンだの占いカウントダウンだのモッテモテだの、あのしゃべり方で聞かされるとそれはそれで新鮮。
あまりにダメなので死のうとしていると、死に神が登場。
汚い着物で、頭にデカイ下駄をかぶってます。下駄の鼻緒は切れてます。
ちょうど下駄の下の出っ張りの間に頭入ってます(笑
背中には大きく「仏滅」の文字。
すそには目の赤い黒猫・・・。凄いセンス。
ダメ男は寿命の砂時計の出し方を死神に教わり、
通りすがりの死にそうな大金持ちの砂時計をひっくり返して助けます。
お金も娘も手に入ることになり、運が向いてきたかと思いきや、そこに死に神が現れ、「人の寿命をひっくり返したら、自分の寿命もひっくり返るのじゃ!お前はもうすぐ死ぬ。」と言われます。
そこでダメ男はならば!と死に神の砂時計をひっくり返して
「これで俺また長生き!」と大喜びで帰っていきます。
残された死神は、「こんな終わりってある?」と言いながらヨロヨロと去っていきます。
---
千五郎さんが良かった。
いつもの毒々しさを押さえ気味にしてて。飄々とした感じ。
そして宗彦さん。
魅力爆発でしたね。疑わしい表情とか最高!
相変わらずの大汗かいてましたけど。
■京極夏彦改作
落語「死に神・リミックス」
春風亭小朝
落語初めて生で見た〜。
うん。なるほど!
講談も狂言も落語も、何もないところで何かあるように見せるもので。
そういう意味では落語が一番景色が目に見えて、講談は意外と勢いって感じでした。
そういえば観客席に、着物で帽子をかぶった粋なおじいさんがいました。
京極の本から抜け出してきたみたい。何者…!
14:00〜
関内ホール
1階4列19番
※ネタバレもしますので、知りたくない方は読まないでくださ い。
京極夏彦原作
講談「(巷説百物語より)」
神田山陽
京極夏彦新作
狂言「新・死に神」
大蔵流 茂山千五郎家
大金持ち:茂山千之丞
死に神:茂山千五郎
太郎冠者:茂山あきら
ダメ男:茂山宗彦
娘:茂山茂
注:役名適当につけてます。
仲入り
京極夏彦改作
落語「死に神・リミックス」
春風亭小朝
■■
はい。やって参りました。
私は京極夏彦さんが大好きで茂山狂言も大好きす。
ならば行くしかないでしょう!!!キャー!
狂言以外は初体験です。
■京極夏彦原作
講談「(巷説百物語より)」
神田山陽
まずは神田山陽さん。
私は「にほんごであそぼ」も大好きなので、おお!あの!って感じ。
なーんで、いつも首から机を下げているんだろう?と思っていたけど、講談とはこういうものなんですね〜。
すごい引っ張り込み方。面白い〜!
マクラ?とか言う、まぁ、つかみ?をだーっとしゃべって、ダンダンダン!と机を叩いたらいきなり雰囲気が変わりました。
会場も静まり返り、怪談が始まる〜・・・てな雰囲気に。
ま、さっさと壊してましたけど、山陽さん。
そういえば赤いジャージの着物着てました。
羽織を脱いでも中の着物もジャージでした・・・!
■京極夏彦新作
狂言「新・死に神」
大蔵流 茂山千五郎家
さて、まずは宗彦さんが登場。
自分がいかにだめな男かを語ります。
合コンだの占いカウントダウンだのモッテモテだの、あのしゃべり方で聞かされるとそれはそれで新鮮。
あまりにダメなので死のうとしていると、死に神が登場。
汚い着物で、頭にデカイ下駄をかぶってます。下駄の鼻緒は切れてます。
ちょうど下駄の下の出っ張りの間に頭入ってます(笑
背中には大きく「仏滅」の文字。
すそには目の赤い黒猫・・・。凄いセンス。
ダメ男は寿命の砂時計の出し方を死神に教わり、
通りすがりの死にそうな大金持ちの砂時計をひっくり返して助けます。
お金も娘も手に入ることになり、運が向いてきたかと思いきや、そこに死に神が現れ、「人の寿命をひっくり返したら、自分の寿命もひっくり返るのじゃ!お前はもうすぐ死ぬ。」と言われます。
そこでダメ男はならば!と死に神の砂時計をひっくり返して
「これで俺また長生き!」と大喜びで帰っていきます。
残された死神は、「こんな終わりってある?」と言いながらヨロヨロと去っていきます。
---
千五郎さんが良かった。
いつもの毒々しさを押さえ気味にしてて。飄々とした感じ。
そして宗彦さん。
魅力爆発でしたね。疑わしい表情とか最高!
相変わらずの大汗かいてましたけど。
■京極夏彦改作
落語「死に神・リミックス」
春風亭小朝
落語初めて生で見た〜。
うん。なるほど!
講談も狂言も落語も、何もないところで何かあるように見せるもので。
そういう意味では落語が一番景色が目に見えて、講談は意外と勢いって感じでした。
そういえば観客席に、着物で帽子をかぶった粋なおじいさんがいました。
京極の本から抜け出してきたみたい。何者…!
たちかわ狂言の会
アミュー立川 大ホール
14:00〜
1階11列22番
■解説:茂山千三郎
■蚊相撲
大名:茂山正邦
太郎冠者:松本薫
蚊の精:茂山宗彦
後見:茂山千三郎
■ワークショップ:茂山千三郎
■貰婿
婿:茂山千三郎
舅:茂山千作
女房:茂山逸平
後見:島田洋海
■止動方角
太郎冠者:茂山千五郎
主人:茂山七五三
伯父:佐々木千吉
馬:島田洋海
後見:茂山宗彦
■解説:茂山千三郎
さて、ほんとこの人はお話がウマイですね。ラジオのDJやってるだけある!
立ったり座ったり、牛やったり馬やったり、めまぐるしく動きながら解説してくれました。
■蚊相撲
大名が相撲取りを抱えたいと言い出し、太郎冠者が相撲取りを探しに行き連れて帰ってきます。
しかし、そいつは相撲を取りつつ血を吸ってやろうと相撲取りに化けた蚊の精だったのです…!
それまでは普通に相撲取りだった蚊の精が、相撲を取り始めると「ぷうううんぷうううん」と袖を揺らして、いつのまにか口には太いストローのようなものが・・・!
最後は大名に口のストローを取られて、ショボンとして去っていきます。
しかし、蚊の精?!その発想がすごい。
こんな冗談のような話があって良いのか。
■ワークショップ:茂山千三郎
さて、また千三郎さんが出てきてワークショップです。
大笑いと中笑い、あとは泣き、ですね。
■貰婿
酒に酔った婿は女房を追い出してしまいます。
泣きながら舅の所に戻った女房は、「もうあんな男のところに戻りたくない!戻るぐらいなら川に身を投げる!」と言い、
舅はまたか、と言いつつ「そこまでいうのなら」と女房をかくまいます。
そこに反省した婿が女房を迎えにきて、渡さない舅と取っ組み合いになります。
女房は婿の味方になり、2人で舅をやっつけて仲良く戻っていきます。
逸平さんの女を初めて見ました。なかなか。
舅に泣きついたくせに、最後は倒れている舅に目もくれず「愛しいお方〜!早く〜!」なんて呼んじゃうあたり馬鹿娘って感じで良かったです。
それより、千作じーちゃんですよ。今回は。
もう、ちょっと目をむいた顔をするだけで会場大爆笑。
ちょっと笑うだけで会場も笑ってしまう。話とは関係なく。
ほんとにスゴイ人です。
最後、舅は2人にやっつけられてぱったりと倒れて、2人が退場した後ムクリと起き上がり、会場に向かってニッと笑います。
お恥ずかしいとこ見られちゃって・・といった感じ。
「まぁ、いいんですけどね。これはこれで。でも今年の祭りはあいつら呼ばない!」と言いながら退場。
千作さんが出てきたら、もう、誰もかないませんね。
■止動方角
主人の茶比べのため、太郎冠者は伯父の家に刀や馬を借りに行きます。
その借りた馬は後ろで咳をすると暴れだす癖があり、ある呪文を唱えると静まるのです。
勝手なことを言う主人が馬に乗ったところ、太郎冠者は後ろに回りわざと咳をして主人を落として喜びます。
ズル賢い太郎冠者は、この千五郎さんがピッタリですね。
主人に無茶を言われたら文句言い返す、みたいな。
しかし、ほんとにお馬役はご苦労様でした。
アミュー立川 大ホール
14:00〜
1階11列22番
■解説:茂山千三郎
■蚊相撲
大名:茂山正邦
太郎冠者:松本薫
蚊の精:茂山宗彦
後見:茂山千三郎
■ワークショップ:茂山千三郎
■貰婿
婿:茂山千三郎
舅:茂山千作
女房:茂山逸平
後見:島田洋海
■止動方角
太郎冠者:茂山千五郎
主人:茂山七五三
伯父:佐々木千吉
馬:島田洋海
後見:茂山宗彦
■解説:茂山千三郎
さて、ほんとこの人はお話がウマイですね。ラジオのDJやってるだけある!
立ったり座ったり、牛やったり馬やったり、めまぐるしく動きながら解説してくれました。
■蚊相撲
大名が相撲取りを抱えたいと言い出し、太郎冠者が相撲取りを探しに行き連れて帰ってきます。
しかし、そいつは相撲を取りつつ血を吸ってやろうと相撲取りに化けた蚊の精だったのです…!
それまでは普通に相撲取りだった蚊の精が、相撲を取り始めると「ぷうううんぷうううん」と袖を揺らして、いつのまにか口には太いストローのようなものが・・・!
最後は大名に口のストローを取られて、ショボンとして去っていきます。
しかし、蚊の精?!その発想がすごい。
こんな冗談のような話があって良いのか。
■ワークショップ:茂山千三郎
さて、また千三郎さんが出てきてワークショップです。
大笑いと中笑い、あとは泣き、ですね。
■貰婿
酒に酔った婿は女房を追い出してしまいます。
泣きながら舅の所に戻った女房は、「もうあんな男のところに戻りたくない!戻るぐらいなら川に身を投げる!」と言い、
舅はまたか、と言いつつ「そこまでいうのなら」と女房をかくまいます。
そこに反省した婿が女房を迎えにきて、渡さない舅と取っ組み合いになります。
女房は婿の味方になり、2人で舅をやっつけて仲良く戻っていきます。
逸平さんの女を初めて見ました。なかなか。
舅に泣きついたくせに、最後は倒れている舅に目もくれず「愛しいお方〜!早く〜!」なんて呼んじゃうあたり馬鹿娘って感じで良かったです。
それより、千作じーちゃんですよ。今回は。
もう、ちょっと目をむいた顔をするだけで会場大爆笑。
ちょっと笑うだけで会場も笑ってしまう。話とは関係なく。
ほんとにスゴイ人です。
最後、舅は2人にやっつけられてぱったりと倒れて、2人が退場した後ムクリと起き上がり、会場に向かってニッと笑います。
お恥ずかしいとこ見られちゃって・・といった感じ。
「まぁ、いいんですけどね。これはこれで。でも今年の祭りはあいつら呼ばない!」と言いながら退場。
千作さんが出てきたら、もう、誰もかないませんね。
■止動方角
主人の茶比べのため、太郎冠者は伯父の家に刀や馬を借りに行きます。
その借りた馬は後ろで咳をすると暴れだす癖があり、ある呪文を唱えると静まるのです。
勝手なことを言う主人が馬に乗ったところ、太郎冠者は後ろに回りわざと咳をして主人を落として喜びます。
ズル賢い太郎冠者は、この千五郎さんがピッタリですね。
主人に無茶を言われたら文句言い返す、みたいな。
しかし、ほんとにお馬役はご苦労様でした。
まちがいの狂言
W・シェイクスピア原作「間違いの喜劇」より
作:高橋康也 演出:野村萬斎
世田谷パブリックシアター
2階A列23番
19:00〜
※ネタバレもしますので、知りたくない方は読まないでください。
白草の直介:野村万作
藪右衛門・庵主お恵美:野村万之介
黒草の太郎冠者・白草の太郎冠者:野村萬斎
黒草の石之介・白草の石之介:石田幸雄
お熊:深田博治
お菊:高野和憲
金次郎:月崎晴夫
領主:野村遼太
使いの者:竹山悠樹
警吏1:破石晋照
警吏2:時田光洋
お力・警吏3:小美濃利明(客演)
後見:野村良乍・宇貫貴雄
笛:槻宅聡
太鼓:桜井均
これは!!行って良かった…!
かなり笑えました。すごく楽しかった。
まず、会場に入ると、ややこし隊?黒い装束でお面をつけた人たちが会場に沢山います。
隣に座ってきたり、「やーやーこーしーやー!」と大声で叫んだり。
一人が叫ぶとみんなが叫ぶので、まるで犬の遠吠。
お話。「白草」の国の商人・直介は、妻と双子の息子たち、従者として引き取った双子と船旅をしていました。
そこに嵐がきて妻と息子一人、従者一人と生き別れになってしまいます。
成人した直介の息子「白草」の石之介は従者の太郎冠者とともに、それぞれの兄弟を探しに「黒草」の国に出かけるのですが・・・。
双子の取り違えが起こる大騒動ですね。
もー、観客みんな思う存分笑ってましたね〜。
本当に本当に面白かった。
一応衣装としゃべっている言葉は狂言ですが、かなりわかりやすくなってますね。
萬斎さんの太郎冠者はピョンピョン跳ねながら出てきます。
石田さんの石之介はもう、表情豊かでスゴイ!!
一人一人が個性的で、可笑しくて。
こういうのだったらどんどん見に行きたい〜!!
一緒に行った会社の同期は、狂言を見たことがないので、「こんなに面白いなら狂言見に行きたい!」と言われましたが。この感じで来てもらったら無理よ!!それは。
これは狂言とは違います。残念ながら。
あと2人、会社の同僚が来るはずでしたが、急遽部会で来れなくなって。
代わりに会社の後輩くんと、その彼女が来てくれたんですが。
なんと遅刻しやがって・・・!!
こんなややこしい舞台で遅刻して話しわかるか!!コラ!
「最初は何がなんだか?と思いましたが途中からはわかりました!!」と言っていたのでヨシとします。自業自得だし。
新宿狂言 Vol.12
2005年4月14日 能・狂言新宿狂言 Vol.12
男と女〜道行
19列2番
★解説
高野 和憲
★清水座頭
座頭:野村 萬斎
瞽女:石田 幸雄
★鈍太郎
鈍太郎:野村 万之介
下京の妻:深田 博治
上京の妻:竹山 悠樹
★鬼の継子
鬼:野村 萬斎
女:高野 和憲
脇正面前から3列目、という感じ。
橋掛かりが両端にあり、舞台中央は凹んでいます。
そして、真中に花道。
★解説
えーと、こんな解説ならいらないんとちゃう?
★清水座頭
座頭と瞽女が、それぞれ良縁を求めて清水の観世音へ祈願にやってきます。
お互い盲目な事で?意気投合し、お酒を酌み交わして謡ったりします。
やがて二人が眠ると、ともに夢の中でふさわしい相手と西門で出会う、というお告げを聞きます。
バラバラに西門に向かい、そこで二人は再び出会い、喜び、手に手を取って帰っていきます。
真っ暗になり、舞台が現れます。満開の桜並木(3本ぐらい)。
ほほう。凝ってますね。
ピチチチピチチチ・・・鳥の鳴き声。効果音もあるのね!
照明もお芝居のように薄いブルーになったり、スポットライトが当ったりします。
謡いの時は、歌詞が上のほうに表示されます。
上を見上げたり、演者を見たり忙しい(笑
目の見えない二人が、西門で出会い、杖を使わずに手を差し伸べあうあたりはかなり感動的でした。
美しいですね。
そして花道をゆっくりと手をつないで歩いていきます・・・
っと!上から花びらが!二人の上にヒラリヒラリと舞ってきます。
★鈍太郎
長い間西国に下っていた鈍太郎が久しぶりに都に戻り、下京の本妻を尋ねたところ
戸も開けてもらえず、棒使いを夫に持ったと言われ、「もう1人いるもーん」上京の女を尋ねます。
しかし、上京の女も長刀使いを夫に持ったと言い、戸も開けてもらえません。
落胆した鈍太郎は出家を決意します。
一夜明けて、出家したという鈍太郎の噂を聞いて、尋ねてきた男が鈍太郎だったと気付いた妻と女は心を合わせて鈍太郎を説得にかかります。
調子に乗った鈍太郎は月前半は上京の女のところ、月後半は下京の妻のところに行くなどと勝手なことを言い出します。
挙句に手車に乗って帰りたいと言い出し、本当に手車で退場。
万之介さんは、野村萬さんにちょっと似てます。顔が。
あぁ、繋がりが分からない。他人の空似?(調べます)
上京の女を尋ねても戸も開けてもらえない鈍太郎。
「ちきしょー!蹴破ってやるー!・・・うーん、でも、長刀使いは強いしな。やっぱやめ。」と引き下がります。
そして二人にそっぽ向かれた鈍太郎は、オーイオイと泣きます。
出家した後も「なーんでこんなことになっちゃったんだろうな・・」と言ってまた泣きます。
妻と女が謝りに来た後は、調子に乗りまくります。
「妻のところは月のうち5日で、残りは女のところに行く〜」とか。
「鈍太郎どのと呼べ」とか。
なんだか子供のようで憎めない鈍太郎なのでした。
★鬼の継子
夫に先立たれ未亡人になった女が子供を抱いて旅をしていると女の前に鬼が現れます。
妻になれと脅された女は、元夫が地獄で苦しんでいるのを知り、夫の処遇と引き換えに妻になることを承知し、身支度を始めます。
その間、鬼に子守りを頼むと、最初は「うまそう」なんて言ってた鬼は幼児を抱き上げあやして喜びます。
そのうち、じっと子供を見ていたかと思うと「やっぱりうまそうじゃー!」と食べようとし、びっくりした女が子供を抱いて逃げていきます。
舞台の桜が変りました。
私から見えるところは。全体的には分かりません。
舞台が凹んでいて脇正面席なので、正直、奥のほうは半分しか見えませんでしたので。
そこに演者が立つことはほとんどなかったのでいいんですが。
女は花道から登場です。
いかにも鬼が出る〜という感じで、微妙にスモーク。
鬼が意外とかわいらしかったのが良かった。
最後、女が逃げていく先が照明で真っ赤になっていて、恐ろしい感じがしました。
そして、拍手がワーッとなったあとに、舞台にライトが当り、
誰もいない舞台にまた花びらがハラハラと散り・・・。
なんだか、イマイチ、狂言を見に行ったという感じじゃなかったです。
正直、物足りなかった。
演目がいけなかったのか。
やっぱりちゃんと選んでいかなきゃダメなんだろうなぁ。
今回は割と選んだつもりだったんだけど。
男と女〜道行
19列2番
★解説
高野 和憲
★清水座頭
座頭:野村 萬斎
瞽女:石田 幸雄
★鈍太郎
鈍太郎:野村 万之介
下京の妻:深田 博治
上京の妻:竹山 悠樹
★鬼の継子
鬼:野村 萬斎
女:高野 和憲
脇正面前から3列目、という感じ。
橋掛かりが両端にあり、舞台中央は凹んでいます。
そして、真中に花道。
★解説
えーと、こんな解説ならいらないんとちゃう?
★清水座頭
座頭と瞽女が、それぞれ良縁を求めて清水の観世音へ祈願にやってきます。
お互い盲目な事で?意気投合し、お酒を酌み交わして謡ったりします。
やがて二人が眠ると、ともに夢の中でふさわしい相手と西門で出会う、というお告げを聞きます。
バラバラに西門に向かい、そこで二人は再び出会い、喜び、手に手を取って帰っていきます。
真っ暗になり、舞台が現れます。満開の桜並木(3本ぐらい)。
ほほう。凝ってますね。
ピチチチピチチチ・・・鳥の鳴き声。効果音もあるのね!
照明もお芝居のように薄いブルーになったり、スポットライトが当ったりします。
謡いの時は、歌詞が上のほうに表示されます。
上を見上げたり、演者を見たり忙しい(笑
目の見えない二人が、西門で出会い、杖を使わずに手を差し伸べあうあたりはかなり感動的でした。
美しいですね。
そして花道をゆっくりと手をつないで歩いていきます・・・
っと!上から花びらが!二人の上にヒラリヒラリと舞ってきます。
★鈍太郎
長い間西国に下っていた鈍太郎が久しぶりに都に戻り、下京の本妻を尋ねたところ
戸も開けてもらえず、棒使いを夫に持ったと言われ、「もう1人いるもーん」上京の女を尋ねます。
しかし、上京の女も長刀使いを夫に持ったと言い、戸も開けてもらえません。
落胆した鈍太郎は出家を決意します。
一夜明けて、出家したという鈍太郎の噂を聞いて、尋ねてきた男が鈍太郎だったと気付いた妻と女は心を合わせて鈍太郎を説得にかかります。
調子に乗った鈍太郎は月前半は上京の女のところ、月後半は下京の妻のところに行くなどと勝手なことを言い出します。
挙句に手車に乗って帰りたいと言い出し、本当に手車で退場。
万之介さんは、野村萬さんにちょっと似てます。顔が。
あぁ、繋がりが分からない。他人の空似?(調べます)
上京の女を尋ねても戸も開けてもらえない鈍太郎。
「ちきしょー!蹴破ってやるー!・・・うーん、でも、長刀使いは強いしな。やっぱやめ。」と引き下がります。
そして二人にそっぽ向かれた鈍太郎は、オーイオイと泣きます。
出家した後も「なーんでこんなことになっちゃったんだろうな・・」と言ってまた泣きます。
妻と女が謝りに来た後は、調子に乗りまくります。
「妻のところは月のうち5日で、残りは女のところに行く〜」とか。
「鈍太郎どのと呼べ」とか。
なんだか子供のようで憎めない鈍太郎なのでした。
★鬼の継子
夫に先立たれ未亡人になった女が子供を抱いて旅をしていると女の前に鬼が現れます。
妻になれと脅された女は、元夫が地獄で苦しんでいるのを知り、夫の処遇と引き換えに妻になることを承知し、身支度を始めます。
その間、鬼に子守りを頼むと、最初は「うまそう」なんて言ってた鬼は幼児を抱き上げあやして喜びます。
そのうち、じっと子供を見ていたかと思うと「やっぱりうまそうじゃー!」と食べようとし、びっくりした女が子供を抱いて逃げていきます。
舞台の桜が変りました。
私から見えるところは。全体的には分かりません。
舞台が凹んでいて脇正面席なので、正直、奥のほうは半分しか見えませんでしたので。
そこに演者が立つことはほとんどなかったのでいいんですが。
女は花道から登場です。
いかにも鬼が出る〜という感じで、微妙にスモーク。
鬼が意外とかわいらしかったのが良かった。
最後、女が逃げていく先が照明で真っ赤になっていて、恐ろしい感じがしました。
そして、拍手がワーッとなったあとに、舞台にライトが当り、
誰もいない舞台にまた花びらがハラハラと散り・・・。
なんだか、イマイチ、狂言を見に行ったという感じじゃなかったです。
正直、物足りなかった。
演目がいけなかったのか。
やっぱりちゃんと選んでいかなきゃダメなんだろうなぁ。
今回は割と選んだつもりだったんだけど。