狂言! Vol-4

2007年7月22日 能・狂言
狂言! Vol.4

於 東京青山・銕仙会能楽研修所

13:00〜


察化
太郎冠者:茂山宗彦
主人:茂山童司
察化:茂山千三郎

武悪
武悪:茂山正邦
主人:茂山千五郎
太郎冠者:茂山茂


銕仙会能楽研修所は初めてです。
こんなに狭いんですね・・・。

これで6千円は酷いッス。せめてあと1曲欲しい!

察化
連歌の当番になった主人は、宗匠を頼もうと都の伯父を太郎冠者に呼びに行かせます。
伯父の住所を聞かずに来てしまった太郎冠者は、「みごひの察化」というすっぱを伯父と勘違いして連れ帰ります・・・。

これ、お初です。
都で伯父の住所を聞き忘れた!と気づいた太郎冠者は、大声で「伯父御殿〜!!」と呼びながら歩くんですけど、最終的に「伯父御殿に会いた〜い!!」と叫びましたよ。宗彦さん・・・。自由だな(笑

最後は口真似と同じになるんですね。
もう放っておいて・・・!と目で訴える千三郎さんがウケます。

この太郎冠者は本当のアホって感じです。
おちょくってるって言うよりは一生懸命主の命令を守ろうとしている感じで。

童司くんはなかなか貢献してました。
やっぱりこの人は間がいいですよね。
で、笑顔がかわゆい。
最近、若い子見ると「かわいいわ〜」と思うのと同じ気持ちになってる気がします。

武悪
武悪の不奉公に腹を立てた主人は太郎冠者に武悪を成敗するように命じます。
しかし、太郎冠者はどうしても討つことが出来ないので、武悪を逃がしますが、なんとその後バッタリ鉢合わせ。
困った太郎冠者は、武悪にある提案をします。

なんと、役者が登場しているのにも関わらず気づかずに大声でしゃべり続けるおばちゃん2人組。
よりによって!武悪の登場時に!!なんてことを!!!
ピリリとした空気が台無しです。

それでも千五郎さんが声を発すると、やはり空気が張り詰めました。
この狂言はねぇ。
私はだから前半が好きです。

千五郎家の家族共演ですねー。
なんでかほのぼの見ちゃいます。

茂さんの微妙な表情の変化がいい!
てか、太郎冠者が武悪を討とうとするシーンで、刀を向けられた武悪が太郎冠者のほうに歩いていって、太郎冠者が押されるように下がってガクっとなるの初めて見た気がする。
その時点で討てないことが分かっちゃうよね。
他にも「あれ?こんなとこあったかな?」と思うことがちょっとあった。
もしかしてフルバージョンなのかしら。

今日の「さらばさらば」は良かったなー。
なんだか涙が出そうになりました。

ふー。とりあえずは満足。
でもちょっと物足りないかも。

またビールがうんまいですねー。今日も。
ジメジメしてるせいか、ビールが恋しいこの季節。

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