千五郎狂言会 第六回

国立能楽堂

19:00〜

脇正面11列


宗旦狐
数奇人:茂山千五郎
狐:茂山正邦
笛:杉信太朗
地謡:茂山茂
地謡:茂山千之丞
地謡:茂山千三郎
地謡:茂山松本薫

魚説教
出家:茂山千作
施主:茂山七五三

首引
親鬼:茂山千五郎
鎮西ゆかりの者:茂山茂
姫鬼:茂山千三郎
眷属鬼:茂山正邦
眷属鬼:井口竜也
眷属鬼:島田洋海
眷属鬼:松本薫

附祝言:茂山千之丞


余裕の定時ダッシュ。
暇だったので始まる前に展示室とか行っちゃう。

宗旦狐
最近、洛中のお茶会に千家の宗匠・宗旦の偽者が出没するというので、数奇人が偽茶会を催すことにして偽者をおびき出す。
現れたのは狐が化けた宗旦。
・・・という狐が茶を点てる趣向の風雅な狂言だそうです。

ほら・・・。脇正面じゃないですか?私。
お茶点てるとこ、サッパリ見えなかった。
お仲間達も似たり寄ったりの席にいたので、あとで教えてもらうことも出来ず。

なかなか好きな狂言でした。
狐が化けているとはいえ、こう、数奇人なんかよりよっぽど風流で。オトナって感じ。
庭とか見ながら感じ入ってる風流人。。。でもキツネ。

正邦さんは相変わらずの安心の演技。
それにしても普通にしゃべってて、いきなり「ケン!」って声を出すのは難しそう。

千五郎さんは不思議な可愛さを醸し出しますよね。

魚説教
あれ?配役がプログラムと違う!
千作さん、やりたくなっちゃったのかな?

元漁師のにわか出家が説法を頼まれるけど、まだそんなの覚えてないので、魚の名前を羅列した説法でごまかす。
・・・なお話。

千作さん、可愛すぎる。
魚説教は結構回数見てるけど、今日のが一番聞き取りやすかった気がするなー。
短かった?
最後の怒る施主をさらに魚交じりの言葉でからかうところが好きー。
すげー、神経魚で・・じゃなくて逆撫で。

首引
親鬼はたまたま通りかかった鎮西ゆかりの者を捕まえて、年頃のムスメに人間の食い初めをさせようとします。
男はただ食われるのはイヤなので、勝負をして負けたら食われてやる、といって勝負をしますが・・・。

茂さん気合入ってました!!いいぞいいぞ!!
こういうどっしり強い役の茂さん見るのはじめてかも。
ちょっと様になってなかったけど。
ふとした物言いにいい味が出てますよね。最近。

ま、とはいえ、千三郎さんの可愛らしさにはかないませんけど。
なに、あの姫鬼。
あー。言葉では言い表せないあの姿。
千三郎さん以外でこの役はこなせるのか?!
このゲテモノちっくな女役、かなりツボですね。

そうそう。千五郎さんもいいんです。
親鬼は一番キャラが立ってました。

わすれちゃいけねぇ。附祝言
千之丞さんだよ〜。ちょっと嬉しい。

終演後はいつものとこ・・・が満席だったので、別のところで情報交換。
イマイチ落ち着かないのはやっぱりホームじゃないから?

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索