三人吉三@シアターコクーン
渋谷シアター・コクーン歌舞伎 「三人吉三」

13:30〜

シアターコクーン

K列

作:河竹黙阿弥
演出:串田和美

出演:中村勘三郎、中村福助、中村橋之助、中村勘太郎、中村七之助、片岡亀蔵、笹野高史 他

役者さんも客席側から飛び出してくるし、桟敷席はガンガン入っていくし。
いいないいな。楽しいな。
ちなみに役者さんのお尻を触った観客がいましたね。それはルール違反〜。

さて、簡単に言うと因果応報的なお話。
そもそもは父親伝吉の罪。
それが、和尚吉三、お坊吉三、お嬢吉三、十三郎、おとせにグルグルと糸が絡まるように悪いほうへ悪いほうへと繋がっていく。

私、全てを知った和尚吉三が「よく切れそうな包丁だ」と言った時、お坊とお嬢を殺すかと思った。
だけど違うんだよねー。
結果的にはそれが正解・・・と思えるし、それで父親の罪から始まった因果応報の糸が断ち切られたんだとは思うけど。
だけど、やっぱり何も知らずに愛し合った十三郎とおとせは切なすぎる。

三人の吉三は悪党なのに人情に厚くて。
結構あっさり死のうとするんだよね。それ、意外。
いや、それが救いかも。

大詰の雪のシーンがとても美しかった・・・
もうありえないほどの紙ふぶきですよ。
ドサドサ落ちてました。
前のほうの人たちは紙ふぶきまみれ。

深緑の衣装の和尚吉三と青のお坊吉三と赤のお嬢吉三が白に映えて。。。はわー。

で、七之助さんはカワイイね。
若い女のあの動き。例えば、死のうと思ったけど戻ってきたら十三郎が家にいて「ちょー嬉しい!」時のあの動き。
めっちゃカワイイ。
ああいうのは昔からなのかな。誰が考えるんだろう。

でもまー、3人の吉三がそれぞれいいバランスで。
橋之助さん、いい男だった・・・!

しかし、椎名林檎の歌は邪魔な気がします。
どうやっても合わないよ〜。

最後は、3回のアンコールで、拍手とスタンディングオベーションの嵐。
ん。満足です。
チケット代以上のものを観た気がする。

終演後は美味しいおビールを飲んでしゃべりまくり。
またいい感じでビール半額な店があるんだ〜。

大満足!

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