閻魔と政頼

2007年6月16日 歌舞伎
六月大歌舞伎 昼の部

二、閻魔と政頼

鷹匠政頼:吉右衛門
赤鬼:歌六
青鬼:歌昇
閻魔大王:富十郎


歌舞伎座

14:30〜

幕見にて。700円なーり。
私以外全員遅刻〜。おーい。

昨年11月に第12回東京茂山狂言会で見た、狂言「政頼」の歌舞伎版です。
チラシによると『狂言の「政頼」をもとにした松貫四(吉右衛門の筆名)構成・脚本、川崎哲男脚本による新作舞踊劇』なんだそうです。

能舞台風に揚幕があって、鏡板があって、ちゃんと切戸口もありますよ。
まずは長唄連中というんですかね、彼らが右隅で演奏をはじめます。

揚幕が上がって閻魔大王が登場!

ちゃんと名乗ります。
地獄一丁目に住む閻魔大王なんだそうだ。

最近人間達が口が上手くなって地獄に来なくなったので、厳しく問い詰めて地獄に連れて行こうと閻魔大王は思い立ち、赤鬼青鬼を呼び出して六道の辻に行かせます。

もちろん赤鬼青鬼は「面倒なことを命令されちったなー」とぼやきながら歩いて「何かと言ううち早六道の辻だ」と言ったかどうか忘れたけどそんな感じで到着。

そこに花道から政頼が現れます。
鷹持ってるよ〜。やっぱり。

赤鬼青鬼に捕らえられて閻魔大王の前に連れて行かれ「獲物をとるのは鷹だから、俺は殺生なんてしてないもん」と屁理屈言ってみたりします。

そのうち鷹匠の話になって鷹狩を実践することに。

狂言では鷹の剥製みたいなのをそのまま投げて「ゴットン」と落ちてましたが(笑
歌舞伎では揚幕が開いてそこに鷹を投げ入れます。
すると鷹の足に獲物がついた状態で投げ返されてきます(笑
上手い!

そういえば途中で鏡板が幕のように上に上がっていきました。
そしたら後ろにまた長唄連中さん?達が。
鏡板が動いたので結構ビックリしました。

オチは狂言とちょっと違った気がしたけど。

やっぱり「やるまいぞやるまいぞ」といってましたね。
追い込みはしませんでした。
幕が下りて終わり。

面白かったー。
やっぱり歌舞伎は派手だなー。
狂言元ネタ系は外さないようにしたいところです。んむ。

さて、私は次の予定のためにさっさと出て代官山へ向かいます。
腹ごしらえに中目黒駅の立ち食いソバ屋。
ソバ頼んで食べる瞬間に朝食もソバだったことを思い出す。
あう。

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