手紙

2007年6月15日 読書
ISBN:4167110113 文庫 東野 圭吾 文藝春秋 2006/10 ¥620

★★★☆☆

久々に読みました。この人の本。
やっぱり読みやすいですよねー。引き込まれるのもあると思うけど。
読み終わる速さが普通じゃないッス。



さて、映画化されてるんですよね。

二人だけ暮らす兄弟。
兄は弟を大学入学させることを生きがいに体力労働してたんですが、身体を壊して働けなくなってしまいます。
でも、なんとか大学に行かせたい・・・その思いが彼を盗みに入らせ、それを見つけた老婆を殺して刑務所へ。

弟は兄の気持ちを分かりながらも、一人生きていかなきゃいけなくて。
でも、いつもいつも兄の存在が足かせになってしまいます。

兄は毎月弟に手紙を出しますが、弟は兄という存在を自分の人生から消してしまおうとするんです。

・・・あなたの友達の兄が強盗殺人を犯したら?アナタの隣の席の同僚の兄が強盗殺人犯だったら?
別にその人の兄弟が殺人犯だからその人もそう、だなんて思わないけど。
きっとどうしていいか分からなくて気を遣っちゃうでしょうね。このお話の隣人達と同じように。

そんなに親しくない人なら?
・・・やっぱり面倒だから関わりたくないと思うだろうな。
「大変だよねー」なんていいながら噂にするかも。

加害者の家族の苦しみなんて考えたこともなかった。
そして、最終的に弟が選ぶ生き方・・・
そうするしかないのか・・やっぱり。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索