砂漠の塩

2007年6月4日 読書
ISBN:4101109524 文庫 松本 清張 新潮社 1982/09 ¥540

★★★☆☆

※サクっと結末までふれるので、これから読む方は読まないでくださいませ。

ダブル不倫の結末というか。
女はツアーの旅行で海外へ行き途中で離脱して、
男は会社の出張で海外に行き着いたところから辞表を送りつけて、
二人はカイロで落ち合うんです。

要は死に場所を探す旅。

それに気づいた女の旦那は会社を休んで追いかけ、その途中で大事故に遭って入院。
それを知った男女はそれでも死を選んで砂漠で自殺を図る。

結果、なんと、男だけが死に、女は助け出され、
嫌がられるのを覚悟で入院している旦那の世話をしようと向かう途中、
その旦那は寂しくて壊死してしまう・・・

う、うおお。
なんつーお話なんでしょ。

松本清張ってこんな感じ?
ドロドロん?

でもさ、旦那がいい人で裏切れないからって、それまで普通にしてて、旅行に出てそのまま帰らないなんて・・・
酷すぎない?!

モメてもいいから真っ直ぐ言ってほしいものですよねー?

自分で選んだ結婚相手なクセに。
何勝手なこと言ってんだ!!
と思ってしまって、逃げる男女に感情移入できないし。

いっそさっさと死んでしまえー!と思ってたら、女だけ助かるとなー。

しかもどっちの男も死んじゃって。
生き残るのが一番不幸かも・・・と思うところだけど、なんかそんな女じゃない気がするのよねー、私。
さっさと次見つけて不幸ごっこをしそうな感じ。

って、どんだけキライなんだ(笑

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