伝統の現在ダッシュ5
いつでも夢を

国立能楽堂

19時〜

脇正面1列


いつでも夢を
兄:茂山正邦
弟:茂山宗彦
合銭:茂山千五郎

原作:竹内銃一郎
脚色構成・演出:森崎一博
音楽:松田弘之

棒縛
次郎冠者:茂山宗彦
太郎冠者:茂山正邦
主人:茂山千五郎


ギリギリに駆け込んだらロビーに誰もいないのでビビって席に着いたらまだ5分以上もありました。
人少ねぇ!!
半分強ってとこだなー。

いつでも夢を
不条理演劇:人間の生と死の不合理性をテーマにした演劇

・・・ふーん。

狂言袴に狂言言葉でのお芝居です。
能楽堂が真っ暗になります。ちょっと怖いぞ。

えーと、借金取りに追われて隠れている兄弟がいて、彼らは狂言の練習をしながら旅しているごっこをしてるんですね。
「土筆」「見物左衛門」「膏薬練」の狂言の練習をするわけなので、ちょっとずつ見れてファンには堪らないかも。
「違う!」とか言って正邦さんが手本を示したり。

すでにコレが生きてるときのまま遊んでる幽霊兄弟なんだろうな。

そこに借金取りの合銭が出てきて「あいつらなんなんだよ」とか一人で言ってるところに、幽霊が現れる。
相変わらずの狂言をやって盛り上がってて、それを茫然と見ている合銭。

でだ。

結局幽霊と合銭は絡みナシ・・・

前回のよりは話は分かりやすかったけど。

確かに、狂言ってありえない設定や展開の連続だけど、大概分かるじゃん。
「ごっこ」と言われればそうだし。

だけど、このお話はあらすじを読んでないと絶対に分からないと思うんだよね。
なんていうか・・・やっぱ私は微妙(笑

狂言と通じるモノがあるんだろうケド、狂言のほうが断然わかりやすいぞい。

棒縛
棒縛ってなんだか久しぶりー。
太郎冠者と次郎冠者が悪さをする狂言って大好き。

いっつも留守にするとお酒を飲まれちゃう主人は、次郎冠者を棒に、太郎冠者を後ろ手に縛って出かけるんです。
なんだよー!と言いながらも太郎冠者と次郎冠者は知恵を絞ってお酒を飲んで、これが超盛り上がって、謡ったり踊ったりしてるところに主人が戻ってくるわけで・・・。

盃を覗き込むと、主人の顔が映るんですね。何故なら主人が後ろから覗いてるから。
なのに、主人の酒を飲まれまいとする想いがここに映ってるんだー!とビビリつつ何度も覗く太郎と次郎。
この3人を今回は後ろから見ることになって。脇だから。
その角度が妙にウケました。私。

千五郎さんの間合いを図る姿がなんとも言えず。

しかし、やっぱり宗彦さんは古典じゃないなぁ。
で、正邦さんは古典中の古典。
この組み合わせは結構いいんですよね。

謡いも声がとてもよく合う。
正邦さんいいお声。

---
今回はお仲間も日がばらけたので2人だったし、体調不良だったのでまっすぐ帰ろうかなーと思っていたら、
いつものとこがリニューアルオープンで生ビール100円!しかもプレミアムモルツ!(そんな好きじゃないけど)
一杯だけ・・・なんて言ってたのに、気がついたらラストオーダー。
しかも、この人今日一緒にランチもしたっつーのに(笑
狂言仲間とオフィス街でランチって、すげー違和感あって面白かった。

結局、最寄り駅でゲロゲロして体調の悪さを痛感。
朝起きたら風邪が超悪化。
ノーン!!

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