四月大歌舞伎 夜の部

歌舞伎座

16:30〜

1階14列

会社サボって、ゴロゴロ。
昼ぐらいに出てお買い物などしようと思っていたのに、超ギリギリ着。
天気悪かったからさ〜。なかなか布団から出れなかったのねん!

さて!遅れてくる友達にチケットを渡してから、歌舞伎座へ。

一、源平布引滝
  実盛物語(さねもりものがたり)

斎藤実盛:仁左衛門
葵御前:魁春
瀬尾十郎:彌十郎
太郎吉:千之助

私、ほんっと仁左衛門さん好きです。
元々は母がファンなんですが、やはり娘ですよ。私は。
絵になる!映える!痺れる!砕ける!カッコイイ!!
こう。。。なんていうか、粋?寄せ付けない何かがあるような気が。

葵御前をかくまっている家に赤子を検分するために実盛達がやってきます。
窮した家のものは拾ってきた女の片腕を差し出します。その腕は源氏の白旗を握っていて、実は実盛が討ち殺したその家の娘のもので、幼い太郎吉は怒り狂います。
実盛は、将来戦場で太郎吉に討たれることを誓い、その場を後にします。

その30年後に実盛が様変わりしていたら太郎吉が分からないだろう、ということで、髪を染めておく、と約束するんです。
実際に実盛が戦場で討たれたとき、髪を染めていたのはそういういきさつがあったから・・・というお話なんだそう。

太郎吉が、太郎吉がかわいいよ〜。
お芝居するの楽しくてしょうがない、って感じです。

千之助くんは仁左衛門さんのお孫さんだそうで。
若い気がするけどおじーちゃんなのね・・・。

二、二代目中村錦之助襲名披露 口上(こうじょう)
信二郎改め錦之助
雀右衛門
幹部俳優出演

口上って初めて見ました。長いのね・・・。
ずらーっと幹部俳優さんたちが並んでお祝いを述べていくんです。
後半は親戚筋?みんな中村。

三、双蝶々曲輪日記
  角力場(すもうば)

放駒長吉/山崎屋与五郎:信二郎改め錦之助
藤屋吾妻:福助
平岡郷左衛門:彌十郎
濡髪長五郎:富十郎
三原有右衛門:獅童

9段あるうちの2段目だそうで。
ちょっと!そこで終わり!?という終わり方。
うぅ、先が気になる・・。

富十郎さんの濡髪関。どっしりとしていて、お相撲さん!って感じだ。
衣装も素敵。
今回襲名した錦之助さんは一人二役。
なよなよした若旦那と、血気盛んな相撲取。

大関濡髪と小兵放駒の一戦は放駒が勝つのですが、実はわざと濡髪は負けたのです。
自分の贔屓の若旦那与五郎の恋人が放駒贔屓の郷左衛門に身請けされそうになり、諦めてもらおうと考えた作戦。
しかし、放駒は・・・。

これ、この先、結構大事件になるみたいですね?イヤホンガイドによると。
見たい・・・!

四、新皿屋舗月雨暈
  魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)

魚屋宗五郎:勘三郎
女房おはま:時蔵
小奴三吉:勘太郎
召使おなぎ:七之助

勘三郎さんがサイコーです!笑ったー。

魚屋宗五郎の妹が屋敷奉公先で不義による咎めで手討ちされたのですが、それは濡れ衣であったことが判明。
怒った宗五郎は禁酒していた酒を飲み、妹が奉公されていた屋敷に怒鳴り込み、大暴れして、捕まって、逃がされて、大喜び、みたいな。(てきとー)

お酒を飲むたびに表情が変わっていって、遠くから見てても分かる!
目が据わってるよ。
舌が回ってないよー。
酒を飲み始めたら手のつけられない宗五郎は、ベロンベロンのまま屋敷に行って、これまた大暴れして縛られるんだけど。
この変化が面白い。

門番二人組に妙にハマりました。
宗五郎を止めようとして跳ね飛ばされて、玄関先で大騒ぎの間はオロオロして、捕まったあたりは何故か横の方でウンコ座りしてて、玄関先で寝た宗五郎の態度にものすごいオロオロして、酔いが冷めたあとは何故か同情的で。
なんか好感持てる二人組。

はー、楽しかったー。
歌舞伎ってなんでか胸が高鳴る!
でも、ケツ痛い!

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