赤ひげ診療譚

2007年4月16日 読書
ISBN:4101134065 文庫 山本 周五郎 新潮社 1964/10 ¥580

★★★★☆

診療・・というより、江戸の庶民の人生模様。
苦しくて、救いのない貧乏な人たちの生活。。

そんな人たちを赤ひげこと新出去定は、見捨てずに治療をしていくのです。

長崎へ遊学している間に許婚に裏切られた保本は、御目見医になれるはずが、赤ひげ診療所に入れられて不貞腐れまくり。
赤ひげに反発しまくるわけだけど、だんだん考え方や人間性が変わっていく。

なんていうか、病状としては精神系が多いですね。
ちょっと意外。

人情溢れる赤ひげだけど、すぐ怒鳴っちゃってからブツブツ反省したり、保本にグチグチと愚痴ってみたり。
赤ひげだって完璧じゃないし、完璧になりたいと努力しているその姿が、またこの本の面白みじゃないかな。



読む本が底を尽きたので、あちこちから買ったり盗んだり?しつつもなんとなく読む気にならなかった本を片づけ中。

食わず嫌いはいかんなーと思う今日この頃。

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