十二月大歌舞伎 夜の部
十二月大歌舞伎 夜の部

歌舞伎座
16:30〜

2階6列


福内鬼外 作
一、神霊矢口渡
頓兵衛:富十郎
新田義峰:友右衛門
うてな:松也
六蔵:團蔵
お舟:菊之助

池波正太郎 作・演出
寺崎祐則演出

江戸女草紙
二、出刃打お玉
お玉:菊五郎
おろく:時蔵
どんでんの新助:友右衛門

河竹黙阿弥 作
三、紅葉狩
更科姫実は戸隠山の鬼女:海老蔵
山神:尾上右近
侍女野菊:市川ぼたん
腰元岩橋:亀蔵
従者左源太:亀三郎
従者右源太:市蔵



いやー、やっぱ歌舞伎座だよね。
海苔巻きなんかを買って、余裕で到着。

一、神霊矢口渡
お金の為に人を平気で殺すような父と、父とは違う気立てのいい娘のお舟。
お舟はこの家を訪れた義峰に一目ぼれして猛アタックを開始します。
しかし、父が義峰を狙っていると知ったお舟は自分が身代わりになって・・・。

うぅ。菊之助カワイイ!!
このね、一目惚れして一生懸命きを引こうとするお舟が愛らしくてね。
ほのぼのとした空気と笑いが広がってました。

最後は悲しいんだけど、髪を振り乱して守ろうとするお舟がまた泣けます。

この舞台装置すんごいね。。。

二、出刃打お玉
これは、面白かったー。
気風のいいお玉が最高でした。とてもコミカル。会場爆笑。

昔出刃打ちという曲芸で評判だったお玉は谷中の岡場所で客を取って暮らしています。
ある日、敵討ちを前に訪れた増田正蔵に心打たれたお玉は、敵討ちを手助けし、二人はそっと別れます。
その28年後、二人は再会を果しますが。。。

しゃべり方なんかも、前回のお舟と違って、全然なよってないのね。
これは若い子じゃないからなのかな?それとも性格ってことなのかな。
お玉を一途に想って訪れた正蔵と、そんな正蔵に心引かれたお玉。

それが、28年後にはお互いすんごい変わりよう!!
お玉の歩き方!!(笑

再会したばかりのときは、人って変わっちゃうんだな。。。という感じですが、最後は「男だぜ!!」よし!と安心しました。
しみじみとしたいい終わりです。

三、紅葉狩
紅葉狩りにやってきた平維茂は一足先に酒宴を催している更科姫一行の誘いを受け一緒に飲み始めますが、平維茂は眠気に襲われ寝てしまいます。
寝込む平維茂のもとに山神が現れ、更科姫は実は人食い鬼であると警告して去ります。
目覚めた平維茂は鬼女に立ち向かい松の木に追い詰めます。

更科姫の時のいかにも姫っていう立ち居振る舞いと伏目がちの表情と、だんだん本性を表すキツイ目が印象的。
更科姫の退場は完全に鬼になっていて、さっきまでとは打って変った走り方。
すごい、でも、このシーンが今回の全てのなかで一番心に残ってる。

鬼女はもう・・・(笑
姫のかけらもないね。うんうん。

カーッと口をあけるときは、もう完全に異形のものって感じ。

とても派手で興奮した!!!

超満足!
ほんと、いつもありがとうございます!!!!

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