花形歌舞伎 夜の部

新橋演舞場
16:30〜

2階

一、時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)
本能寺馬盥の場
愛宕山連歌の場

武智光秀:松録
小田春永:海老蔵

二、船弁慶(ふなべんけい)
静御前:菊之助
平知盛:菊之助
源義経:梅枝

三、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
市川海老蔵宙乗り狐六方相勤め申し候
佐藤忠信:海老蔵
源九郎狐:海老蔵
源義経:段治郎
静御前:笑三郎

ひょんなことから観に行けることになりました。

長野からお祭り好きの母がまたまた上京。
銀座で落ち合ってぶーらぶら。

新橋演舞場はお初です。

一、時今也桔梗旗揚
明智光秀が信長にネチネチといぢめられるお話です。

これまたねー、海老蔵の話し方が意地悪臭いんだわさ。いやらしい!
それに耐える明智光秀の姿がね・・・(涙
とにかく切ないお話だよねぇ。救いがないというか。
私、歴史に明るくないから分からないけど、明智光秀ってのは信長に対してこんなにいじめられなきゃなんないような何をしでかしたの?

最後、切れる姿が印象的でした。
我慢して我慢して我慢して・・・!
ンガーッとね。で、様子を見てた人が「ギャっ」とね。(笑

次の愛宕山でドカンとやらかして、この直後、有名な本能寺の変が起こるわけなのでしょうねぇ。
いや、でもあんなにされたら頭にきますよ。普通。
私なら一発目でキレて信長に投げつけてるね。そして殺されてるね。

二、船弁慶
能の船弁慶を題材にしたものだそうです。
静御前は能の装束と能面のような化粧で登場。
動きもそれなりに制限されています。

都を追われた義経は九州に落ち、静御前と別れ、家臣と船出します。
そこに平知盛の霊が現れ一行に襲い掛かります。

菊之助が二役です。静と動を踊りわけるんですって。

あの、静御前の踊りは・・・あまり記憶にありません。眠気が・・。

平知盛の霊は力強くて激しい踊りです。
弁慶に数珠をジャラジャラやられるとへにゃへにゃへにゃ〜となっちゃうのが、なんだか可愛らしい・・・。

ところで、この義経は梅枝という人が演じていましたが、これが私の義経像にピッタンコ。
公家っぽいおっとり感と、声も高くて・・・まだお若い人なのかしら。

三、義経千本桜
静御前を守護しつつ1年ぶりに義経の下にたどり着いた佐藤忠信。
しかし、もうひとり自分を名乗る武士が現れ、本物はとりあえず捕らえられ、もう一人を静御前が問い詰めると、実は狐であることを明かし、静御前が持っている初音の鼓の皮がこの狐の両親のモノだと訴える。
それを聞いた義経は・・。

いやー、これは面白い!!
あちこちに仕掛けがあるし、最初の海老蔵狐登場時は完全に騙されました。
くそー!!

海老蔵狐はなんだかとても可愛かったッス。
狐が人間語をしゃべったらあんな感じかな、というしゃべり方らしいです。
確かに語尾上がりの早口。・・・なるへそ・・・。

さて、いよいよ宙吊り!!
天にも上るキモチだから、浮かぶのかなぁ?
とても嬉しそうで、ラブリー(笑

終わったのは21時10分。
いやー、楽しかった。幸せ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索