照柿

2006年11月10日 読書
ISBN:406275259X 文庫 高村 薫 講談社 ¥650

★☆☆☆☆

読んでいてずーっと感じるのはあの暑い夏のうだるような感じ。
なんつーの、じとじとしててイライラする!!!

これは・・本を嫌いになりそうなぐらい、私にはきつかったですねー。
でもノロノロ最後まで読んだ。
せっかく借りたから。(貧乏性)

なにやら「マークスの山」を読んだ後に読むのがオススメらしいです。
この合田刑事がどっちにも出てるみたいね?

お話としては、平凡な生活を送る男野田と、亭主を刺した過去を持つ美保子と、美保子に一目惚れした合田刑事の嫉妬とかあてどない悩みとかがくだくだーと続いて、そこについに殺人が起きちゃう、という・・。

解説に【現代の「罪と罰」】と書いてあったけど、納得!!
私、中学時代に上巻でギブしたんでした。

あまり一般的でない悩みなので(嫉妬は別として)、共感も出来ないしさー。
うーん。

しかもね、なんか人物描写が乏しいと言うか。
全然想像できなかったんだよねー。それもまた進まなかった一因。

でもね、これだけのじとじと感を出せるってのはスゴイと思いますよ。
最後まで熱っぽいです。

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