森のなかの海

2006年10月18日 読書
ISBN:4334737412 文庫 宮本 輝 光文社 ¥680

★★★☆☆

ドップリ読みました。
結構厚みのある上下巻なので、満足感あり。

順風満帆な人生を歩んでいた希美子。
ある日、大地震が起きて、希美子の住む地域は壊滅的な被害を受ける。
奇跡的に夫婦で助かった希美子だが、ほっとするのもつかの間、離婚することに。

そこにひょんなことから奥飛騨の山荘を譲り受け、2人の息子と移り住む。

ニュースで被災地で困っている近所の3姉妹を引き取り、その3姉妹を頼って7人の女の子達が転がり込み。

希美子の父と母と妹とその恋人と10人の娘たちと2人の息子。
山荘を譲った亡き孤独な老女と明らかになるその過去。

ひー。盛りだくさん!!
私、常時本は2冊持っていて、読み終わったら次の本に入るんだけど、この本は読んだ後に一人一人の生き方を振り返ってしまいました。

ちょっと次の本に入る気分じゃない、みたいな。

この人の本は、いつもそうなのね。

実の姉を「お姉さん」なんて呼ぶかよ!なんつー突っ込みドコロもあるけれど。

そうそう。最後にもしやこの二人は・・・?なんていうのをアッサリ打ち砕いてくれちゃうのも良かった。

人生ってそんなもんだよねぇぇ。

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