ISBN:4041437172 文庫 三浦 綾子 角川書店 1996/06 ¥483
★★★☆☆
もう、題名からして嫌な予感でしょ。
小林多喜二の生涯をその母の独白形式で語られていきます。
小林多喜二とは?
日本のプロレタリア文学の代表的な作家・小説家。
平和と民主主義の旗を高く掲げて活動したことで、特高警察によって虐殺された人物。
教科書とか出てくる系の人なのかなー?
さて、涙もろい人は、電車で読んではいけません。
多喜二はとにかく家族にとてもとても優しい人で。
だから、母はなんで多喜二がそんな死に方をしなければならないのかが分からなくて。
今でも苦しんでいて。
貧乏なんだけど、家族がお互いを想い合って生きていて、そんな家あるかよ!って思っちゃうぐらいなんだけど。
でも、そういう時代も確かにあったハズで。
この作家さん、私と相性がいいのか、とても読みやすいです。
なんかイヤミっぽくないし、くそー!狙いやがって!とか思わずに、ただただ泣ける。
ただ、前回の著書と同じで、最終的にキリスト教バンザイに繋がっちゃうところが、ちょっと・・・。
割と淡々と話は進むのに、その母がキリスト教の洗礼を受けようとしている・・ってあたりからちょっと熱くなっちゃってて。
でも、そのあたりのことも含めても、母親っちゅーのはスゴイな、と思える一冊です。
★★★☆☆
もう、題名からして嫌な予感でしょ。
小林多喜二の生涯をその母の独白形式で語られていきます。
小林多喜二とは?
日本のプロレタリア文学の代表的な作家・小説家。
平和と民主主義の旗を高く掲げて活動したことで、特高警察によって虐殺された人物。
教科書とか出てくる系の人なのかなー?
さて、涙もろい人は、電車で読んではいけません。
多喜二はとにかく家族にとてもとても優しい人で。
だから、母はなんで多喜二がそんな死に方をしなければならないのかが分からなくて。
今でも苦しんでいて。
貧乏なんだけど、家族がお互いを想い合って生きていて、そんな家あるかよ!って思っちゃうぐらいなんだけど。
でも、そういう時代も確かにあったハズで。
この作家さん、私と相性がいいのか、とても読みやすいです。
なんかイヤミっぽくないし、くそー!狙いやがって!とか思わずに、ただただ泣ける。
ただ、前回の著書と同じで、最終的にキリスト教バンザイに繋がっちゃうところが、ちょっと・・・。
割と淡々と話は進むのに、その母がキリスト教の洗礼を受けようとしている・・ってあたりからちょっと熱くなっちゃってて。
でも、そのあたりのことも含めても、母親っちゅーのはスゴイな、と思える一冊です。
コメント
三浦綾子って小林多喜二のお母さんなん??
小林多喜二は「蟹工船」の著者でやんすね。以前タイトルだけで宮沢賢治系のファンタジーか冒険モノかと勘違いしたんだけど、実際は北国の海でカニ漁をする漁船の乗組員のハードはお話だった記憶が…。
へー、親子なんだぁ。
意外だぁ。今度読もうかしらん。
三浦さんは母じゃなーい!!
取材して書いたって感じ。
あれ、紛らわしかったですかい??
ごめんよー。
でも、読んでみて。泣くから。
「蟹工船」は文中にも何度か出てきてた。
なんか、あまり読みたい系ではなさそうな。
恥ずかちぃ、アタシ。年齢的に逆転してる?とか思ったんだけどねー。
今度図書館で探してみま〜す。
さすが。
私も、借りた本をのんびり読ませて頂きます。
次の公演までに読む!!