ISBN:4163535101 単行本 佐藤 愛子 文藝春秋 1997/11 ¥1,150

★★★★☆

やべー。
久々に、電車で笑ってしまうほどのエッセイを読みました。

書いている当時、齢72歳!
今、きっと80歳。(多分。本文と出版年度から推察するに)

なんて元気な人。

私のお気に入りは「サキサン」とのやり取りの回。

佐藤さんの家には日に何度も無言電話がかかるそうな。
ウザイので、迷惑電話サービスってのに登録して、「今の迷惑電話!」と思ったら切ってすぐにある番号を押すとその番号からの電話は受け付けなくなる。

しかし、せっかちな佐藤さんは、友達がゆっくりしゃべりだすのに気付かず、勝手に切って迷惑電話に登録。
その相手が「サキサン」だったんですねー。

迷惑電話登録は30回線を超えると最初のが消えるので、それを待つんですが。
「サキサン」は、自分の電話がかからないと分かっていながら日に何度も佐藤家に電話を掛け、時間によって繋がったり拒否されたりすることを発見。

物事を追求したがる彼女は、夜中にまでかかるかどうかのチェックの電話を掛けてくるようになるんです。

うるさい!!と怒る佐藤さんと「だって、気になる・・・」とかけてくる「サキサン」。
迷惑電話より迷惑(笑

ワンギリにしてまで掛けてくる「サキサン」と、彼女がかけてくるかを確認する為に
夜中まで起きて待っている佐藤さん。
結局、似たもの同士。

ところで、佐藤愛子さん。
私、花井愛子さんと間違えて読んでました。
「山田ババアに花束を」の人よねー。なつかしー!!なんて。
さっき調べたら全然違ったわ。

失礼しました!!

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