葡萄と郷愁

2006年4月27日 読書
ISBN:4334733859 文庫 宮本 輝 光文社 2002/10 ¥480

★★★★☆

東京に住む純子とハンガリーのブタペストに住むアーギのお話です。

幼馴染の彼と別れて、3回しか会ったことの無いイギリス留学中の外交官の卵との結婚を決意する純子。
彼には恋愛感情は持っていないし、「外交官夫人」という肩書きが欲しかっただけの気もする。
本当にこれでいいのか悩む純子。
23時の国際電話が来るまでに結論を出さなければ・・・。

一方、アル中の父親を抱え、先の見えない国を生きるアーギ。
旅行に来ていた上品なアメリカ人女性と知り合い、養女にこないかと誘われる。
最新の本も手に入らないこの国で生きていくか。全てを捨てて、アメリカで自由を手に入れるか。
17時の国際電話が来るまでに結論を出さなければ・・・。

結論を出すまでの6時間、二人のお話が交互に進みます。
また、いいところで切れるんですよ。
ページ数が決まっているのかは分からないけど、真中辺りは「え?もう終わり?」と思うくらい短く感じます。

こ、こんな焦らし方があったとは・・・と身悶えしながら読みましょー。
たまりまへん。

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