ISBN:416771101X 文庫 奥田 英朗 文藝春秋 2006/03/10 ¥500

★★★★☆

水泳が止められない!携帯が手放せない!ナニがたちっぱなし!ストーカーが沢山いる!火元が気になって出かけられない!

そんな心の病を持った人たちが訪れる「伊良部総合病院 神経科」。
座っているのは、色白でデブでフケだらけの、マザコンで注射マニアの医者、伊良部。

名医?それともただの馬鹿?
怪しみながらも通う患者達。さてさて、病気は治るのか・・・?
---

イヤー、読み終わるのがもったいなかった!

本当に、名医なのか、ただの馬鹿なのか?仕組んだのか、偶然なのか?
読めないこの男・・・。
その常識のない本能の行動がある意味気持ちいい。
患者たちも色んなことに縛られていて、でもそんな伊良部を見て何か感じ取るわけですよ。

ところで、ここに出て来る病状は、まー、極端だけど。
でも、ありえないとは、言い切れない、よね。

私の勤める会社も、職業柄「わーっ!!」ってなっちゃう人が時々出ますが、
まぁ、実際わーっていうわけじゃなくて、その、心の、ね。
見ていると、自分は絶対ならない、とはどうしても思えないし。
だからこの本も、笑えるけど他人事じゃないというか。

そしたらすぐ会社辞めて南の島に高飛びするけどね!
っていう考え方自体がが出来なくなるのかも・・・ゾクゾク。

---
今日も3駅歩きました!
頑張るどー!

コメント

nophoto
ひろ
2006年4月14日7:50

コメント連投です。
これってスペシャルかなにかのドラマで
阿部ちゃんが伊良部役やったやつですよねー。
なんか原作とイメージ違うけど、
ぶちきれ具合と浮世離れ感は嵌ってましたね。

くねこ
くねこ
2006年4月15日7:18

ひろさん
あ。やっぱりそうですか。阿部ちゃんがやったドラマ。
私もちょっとだけ見てたんですけど、伊良部役の体系があまりに違うので、あれ?違ったか?と思っていたのですが。
うーん。もっとちゃんと見たかったっす。

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