狂言風オペラ「フィガロの結婚」
狂言風「フィガロの結婚」

原作:ボーマルシェ
改作:ダ・ポンテ
脚本:小宮正安
構成・演出:茂山千之丞、茂山あきら

作曲:W.A.モーツアルト
編曲:ヴェント・タークマン

主人(アルマヴィーヴァ伯爵):茂山千之丞
奥方(伯爵夫人):人形(小野智美、島美穂)
太郎(フィガロ):茂山宗彦
おすう(スザンナ):茂山茂
天丸(ケルビーノ):茂山童司
おはる(バルバリーナ):茂山あきら

演奏:ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステン
演奏:中村寿慶(鼓)

舞台設定:時代不詳、京の都


東京オペラシティ
19時〜
1階28列

京王新線わかりづれぇ!

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まずは、鼓の中村さんがパイプ椅子に座って演奏を始めるので、お!狂言っぽい!と思っていたら、天使の童司クンが登場。
その後、天使に導かれてドイツ・カンマフィルハーモニーの人たちが演奏しながら歩いて入場。
ほのぼの。

あらすじは
女好きの主人が、使用人の太郎とおすうの結婚を認めて部屋まで用意してくれたのは、実は太郎がいない隙におすうに言い寄るため。
それに気づいた太郎とおすう、奥方、使用人の天丸がイロイロな作戦で主人を懲らしめようとする。
ってな感じ。

呑気な太郎としっかりもののおすう。
太郎の考える策は全てすべるわけで。
さすがもっぴ。コミカルでおもろい。

主人は、ほんっとエロオヤジ。超女好きな役。
やりたい放題、だけどなんだか憎めない。

おすうは、太郎が浮気をしたと思ったとたんに、足蹴りを食らわせてプロレス技の河津落し(らしい)をかけてました。
強い(笑

奥方は人形です。
動きがとても綺麗。
でも、席が後ろ過ぎてあまりよく見えず。

天丸はキーパーソンのような。出番は一番多いか?

あきらさんは、何気に笑いを誘います。
つーか、その他の使用人は、あきらさんが絵を持ってワイのワイのやってました。
そ、そんな手が・・・

管楽の人たちがとても楽しいです。
太郎が「セクハラ反対♪」みたいな歌を歌っていたら、いきなり全員立ち上がって「セクハラハンタイバンバンザーイ♪」だし。
休憩に入る前は「キュウケイデース」と声そろえるし。

そしてオイシイのが鼓の中村さん!
1部はじーっと管楽の皆様に混ざって座っていましたが、2部では、ふと気づいたらモーツアルトのカツラ被ってたり。
最後、結婚行進曲を演奏するんですが、違和感なく混ざってます(笑
ぽぽぽん♪ぽぽぽぽん♪、みたいな。

笑いどころ満載で、とても楽しめました。
もう、作る時も楽しみながらやってるんだろうなぁ?というのが目に見えるようで。
なにより舞台上の人たちが楽しそうに見える舞台でした。

コメント

nophoto
波華
2006年3月28日21:17

こんにちは!狂言風オペラ、楽しかったですね!
千五郎家は当然いつものように楽しんでいたと思いますが、ドリスデンの皆さんや鼓の中村さんもけっこう楽しかったですよね!
モーツァルトの鬘、ものすごく笑ってしまいました!結婚行進曲の鼓演奏も凄かったし、カッコよかったーっ!

くねこさんは1階席の後方だったのでしょうか?音楽がものすごく響いたのではと思います。
私は2階バルコニー席でしたが、一幕目は奥方さまが全く見えなかったので(;_;)、2幕目は1階の空いている席に移動してしまいました(^^;

nophoto
闖入者
2006年3月30日23:28

こんばんはー。
楽しみにしていたレポなのに、すっかりチェックが遅くなりました。
天使な孫とエロオヤジが出てたのですか(汗)。
囃し方(?)もこんな舞台は最初で最後でしょうねぇ。
さすがは千乃丞さん。脱帽ですね。

くねこ
くねこ
2006年4月1日19:52

波華さん
楽しかったですねーっ。
もう、ほんと面白いことしてくれますよね。

私は1階席の、人が座っている一番後ろあたりでした。
オペラグラスを見始めたらずっとそれで観てしまいました。
ちょーっと後ろ過ぎでした。

くねこ
くねこ
2006年4月1日19:55

闖入者さん
そうです、エロオヤジッス(笑
音楽もとても良くて、それだけでも充分楽しめる感じでした。
またこういう試みやって欲しいです〜

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