春の雪

2006年2月17日 読書
ISBN:410105021X 文庫 三島 由紀夫 新潮社 1977/07 ¥660

春の雪

★★★☆☆

「私、途中でギブアップした」というお言葉付きで友人から借りました。
そゆこと言われると後ろ向きになっちゃうんですけど。

確かにねぇ、最初は「く・苦しい」って感じだけど。
中盤からはスゴイよ!!

明治末期の貴族に生まれた二人の若者の「叶わぬ恋」のお話。
「叶わぬ恋」といいましてもね、あの、あくまで個人的な意見なので、
お好きな方はこのあたりでフェードアウトして頂いて。。。

なんつーの、ただの自業自得?
どうも、八方塞のところまで追い詰められないと正直になれないようで。
自分が引き起こしたことやんか・・・。
しかも、最初から素直になっていれば叶っていたのではないのか?
その勝手さがまたいいのかもしれないけど。

ところで、
文章がとても美しいです。
かつてこれほどの風景を読んだことがあっただろうか・・・?
じっくりじっくり読めば読むほど目の前に美しい景色が広がります。

しかし、しかしですね、あの、あくまで個人的な意見なので、
お好きな方はこのあたりでフェードアウトして頂いて。。。

ちょっと邪魔じゃね?
もう、後半「どうなっちゃうわけ!」とガンガン読み進みたいのに、こう、風景とか心理描写とかされてもワタシの心ここにあらず状態なわけで。

ハイハイ、分かってますよ。
そんなヤツは読むなってんでしょ?
あぁ、ごめんなさいねぇ。でもね、でもね、これ輪廻転生のお話らしいじゃん。
友人本多の目線であと3冊あるらしいじゃん。

よ・読みたいんですけど!
ギブアップしたトコ悪いけど、次買って!んで貸して!!

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