納涼 茂山狂言祭2005 第一日昼
納涼 茂山狂言祭2005
 東京公演 第一日昼の部


国立能楽堂
14:00〜

正面4扉3列7

○お話:丸石やすし

○寝音曲
主人:松本 薫
太郎冠者:茂山 千作

○濯ぎ川
夫:茂山 千三郎
女房:茂山 茂
姑:茂山 七五三

○武悪
主人:茂山 千之丞
太郎冠者:茂山 正邦
武悪:茂山 あきら

みんなの投票で公演内容が決定するリクエスト狂言。
もちろん私もしました。
外れたけど!

○お話:丸石やすし

狂言初めてのひとー?
茂山家初めてのひとー?
なんて聞いてました。
結構いるもんですね。
基本の名乗りなどの説明もしてくれてました。
そして、あからさまに時計を見ましたね。
そして思わずみんな自分の時計を見た。

○寝音曲

最近これ多いな。

たまたま太郎冠者の謡の声を聞いた主人が、太郎冠者に歌わせようとしますが、冠者は、酒を飲まないとだめだとか妻の膝枕でないとだめだ、とか言って逃げようとします。
酒を飲んで主人の膝枕で歌っているうちに、すっかり楽しくなって踊りだしてしまう太郎冠者なのでしたー。

相変わらず千作じーちゃんの寝音曲はカワイイ。
だけど、やっぱり謡がハラハラしてしまう。

狂言三昧の幕開けにピッタリ。

○濯ぎ川

日ごろ、妻と姑にこき使われている夫。
川で洗濯をしていると二人が交互に現れてあれこれ仕事を押し付けられ、朝からやる仕事を箇条書きにされて渡されます。
そのとき、妻が川に流されてしまいますが、夫は「紙に書いてないから」と言って助けようとしません。
最後は助けることの交換条件に「俺が主人!」と認めさせようとするのでしたー。

これ、絶妙だった!
スゴク面白かったー。
勝手な女房も姑も、強いんだか弱いんだか分からない夫も!

2回目の公演で千三郎さんは「自分の役じゃない」と言っていたけど、すごく良かったと思いますよ!
そして、茂さんの女役は相変わらずキレイっす。

○武悪

主人は、召使の武悪があまり働かない?のに腹を立てて、太郎冠者に彼を成敗するように命じます。
しかし、太郎冠者はどうしても討つことができないので、武悪を逃がします。
主人に「討った!」と嘘をついて褒められ、清水?にお参りにいくと、そこで命拾いのお礼のお参りに来た武悪にバッタリ会ってしまう。
そこで、幽霊、ということにして、幽霊に化けてやりたい放題。

始まりがかなりシリアスです。
いきなり緊張のスタート。
珍しいタイプ。

後半はいきなり楽しくなります。
なんてったって幽霊ですから。
なぜいきなり長髪のカツラなのかは、謎。

あきらさんが良かった。
まともに見たの初めてかもしれません。
癖のない感じです。

さて、第一日昼公演はこれで終わり。
やっぱりリクエストなだけあって、外れがないと言うか、全部とても面白い!!
これはいいね〜。

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