横浜アートLIVE
大狂言会「私の一曲」第2回


横浜能楽堂
夜の部 19:00〜
正面9列18番

「蝸牛」
山伏   野村万蔵
主    野村扇丞
太郎冠者 小笠原匡

「寝音曲」
太郎冠者 茂山千作
主    茂山千五郎

「楽阿弥」
楽阿弥  山本則直
旅僧   山本東次郎
所の者  山本則孝

「蝸牛」
山伏の歩き方が、見慣れない感じでした。
すり足じゃないんですねぇ。こういうものだっけ?
んも〜、これ、ほんと面白いですね。

主人にかたつむりを取って来いといわれた太郎冠者。
かたつむりとは藪にいて、頭が黒くて、腰に貝をつけていて、時々角を出し、大きいものは人ほどもあると教えられます。
太郎冠者は藪に探しに行き、山伏が寝ているのをみつけてかたつむりと勘違いをしてしまう。というお話。

野村万蔵さんがとてもよいですね〜。
「で〜んで〜んむっしむし」と山伏が言うと、騙されていると主人に教えられて怒ってるはずの太郎冠者がまた
歌いだしてしまうのがなんとも面白い!
主人も何度もそんな太郎冠者を引き戻そうとするのに、何度も太郎冠者を山伏に取られて「なんてことだ!」と
ちょっと遠く離れてから言うんですよね。
仲間に入れない、という心理描写なのかしら。
なのに段々興味を惹かれて「面白そうじゃ〜」といいながら3人で浮かれながら退場。

あーおもしろ。

「寝音曲」
主人が太郎冠者に謡を謡わせようとするけど、何度も呼ばれちゃたまらない太郎冠者は
「酒を飲まないと謡えない」とか「女の膝枕じゃないと謡えない」とか難癖つけて逃げようとするんですね。
結局お酒を飲んで、主人の膝枕で歌っているうちに、ウソがばれてしまうというもの。

この、千作さんという人はすごい人ですね。
別に何も面白いことを言ってないのにちょっとしたことで笑ってしまいます。
謡なんて謡えるのかしら!しかも寝ながら、なんてちょっと心配してしまいましたが(失礼)、
すばらしいお声でした。


「楽阿弥」
尺八を吹きすぎて死んだ楽阿弥を弔う為、僧が尺八を吹くと楽阿弥が現れて死に様を現して消えていくという話し。
これは能に近いものなのでしょうか。
ずっと踊っていたような。
ゴメンナサイ。寝てしまいました。。。

アレはいいけど、これはだめ。なんて狂言ファンと言えるのでしょうか。
私って一体。

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